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原作: 名探偵コナン 作者: takasu
目次

1

*お話の前に*

オリジナルキャラクターが出てきます。
オリジナルキャラクターの詳細を載せておりますので必要であればお読みください。
読んでいただいた方が物語が分かりやすくなります。

-設定-

名前:椿 ゆり

年齢:24歳

関係:降谷と同期、この歳にして公安で降谷と同格に上り詰めた為、風間の上司でもある。
赤井を始めとしたFBIとは知り合い
コナンと灰原の正体を知っている。
黒羽快斗とは家族ぐるみで親しい
工藤家の人とはかなり親しい関係

容姿:黒髪ロング色白美人。スタイル良し。

家族:幼少期に両親を亡くしている

組織:組織の中心核にいる為、降谷は同じ組織に潜入していることを知らない

コードネーム:ストレガ




友人:水沢あやり

年齢:29歳
同じく降谷、(名前)と同期
(名前)にとっては年上だが仲が良すぎてタメ口強制。

所属:公安専属の情報スペシャリスト

容姿:茶髪ショートの細身

性格:明るく、毒舌。キレると口が悪いことで有名。(名前)思い。(名前)とは古くからの知り合い。

友人:水沢秀政

年齢:29歳
同じく降谷、(名前)と同期
(名前)にとっては年上だがあやりとも仲がいい為タメ口強制。

関係:あやりの旦那

所属:公安専属の情報スペシャリスト

容姿:茶髪癖っ毛、細い目だがかっこいい。ふわっとしている。

性格:真面目。ドジ。あやり一筋。(名前)のことを妹のように可愛がっている。

ニックネーム:ヒデくん、ひでじぃ、パパ

☆以下よりお話しスタートします☆

スコッチが死んだ

葬儀には沢山の警察関係者、友人がいた。

降谷「…」

「…」

同じ組織に潜入する身として、耐え難い事実だった。

降谷「…くそっ…!…なぜ……!!」

人目をはばからずにスコッチの亡骸を前に膝まづき、拳を床に叩きつける零くんの目には悲しみと憎しみがあふれていた。

「零くん…」

これで私達の同期は零くんと私だけになってしまった。

私は目の前で涙を流し、悔しそうな顔をしている零くんの肩にそっと手を置いた。

零「触るなっ!!」

そう言って零くんは私の手を思い切り叩いた。

「…っ…ごめん…」

零「お前も…!お前もあの時…!お前さえ居なければ…!」

"間に合ったかもしれないのに"

そう続けようとしているのであろうが零くんは嗚咽がもれて声を絞り出すことはできなかった。その代わりに出て来た言葉は完全な(名前)への八つ当たりだった。

「お前と関わった奴は…皆死んでいくっ…!お前のせいだっ…!」

「…ごめんね…」

耐えきれないほどに傷付いた私はそう声をかけてその場から立ち去った。

『私と関わると…皆死んじゃうのかな…?…お父さんも、お母さんもそのせいかな…?』


スコッチが亡くなってから、数日後…
私はいつも通りの仕事が始まった。

抜け殻のようになった零くんは上層部が心配して強制的に休暇を取らせていた。

そして組織の方は私の方からうまく根回しをする、という形になった。

零くんは約1ヶ月の休暇を取ることになった。

ただ、1ヶ月も零くんを1人にしておくのは恐ろしく、私は昼休みの間にあやりに零くんをお願いする為にあやりを呼び出した。

「ちょっと頼みたいことがあるんだけど…」

あやり「ん?いいよ!なんでも言って!」

ありはスコッチの葬儀以来一切スコッチの話を聞いてきたりも話してきたりもせずに普段通りに振舞ってくれている。

「零くんのこと…見てあげてくれないかなっ…」

あやり「え…?」

「1ヶ月も一人だと…零くん変なこと考えたりしないか心配で…。もちろん大丈夫だと思うよ?でも、今回ばかりは…さ…。上の人達も様子見に行ってくれるらしいんだけど…零くんのことだから上には心配かけないように無理しそうでさ…。余計に零くんを追い詰めないか心配で…」

あやり「それ、ゆりが行ったほうがいいんじゃないの?」

「…私はっ…だめ…だよっ…」

苦々しげなゆりの顔にあやりは葬儀の一件を思い出した。

あやり「…んもーっしょうがないなぁ!降谷も手がかかるもんだよっ!わかった。私が行くよ!」

快く引き受けてくれたあやりに私は手を握ってお礼を言った。

「ありがとっ…!」

あやり「まかせときなっ!」

あやりなら安心して零くんを任せられる。あやりは絶対に人の踏み込まれて困るところには踏み込んでこない。いい距離感を知っている。

「あ…でも…私から言われて来たって言わないでほしいのっ…あと…差し入れとか零くんの好きそうなの買っておくから渡してもらえるかなっ…あ!それとね!ちゃんとご飯食べてるか心配で…ご飯だけは無理にでも食べさせてほしいのっ!」

あやり「はいはい!わかったわかった!まったく、降谷の奴…こーんな可愛いゆりにここまで心配されて妬けるなーっ!」

「…そんなんじゃないよ…」

あやり「ゆり…?」

「あぁ!ううん!何でもないっ!あ!もしよかったらヒデくんも一緒に行って来てほしいなーって…あ、ヒデくんの時間が空いた時でいいから!…じゃあ零くんへの差し入れあやりのデスクに置いておくから!よろしくねっ!」

あやり「OK!」
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