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先輩が〇〇シリーズ

原作: その他 (原作: ペルソナ4) 作者: 雷鳴
目次

先輩が昼食を食べてからの2時間

完二の通う八十神高等学校では、土曜日の授業もあるが、半日で終わる。
部活動に参加している者は大抵昼食の弁当を持ってきて摂っているが、そうでない完二は日によってまちまちだ。
りせや直斗ら同級と弁当を持ち寄って食べたり、鳴上ら先輩に誘われてジュネスへ行くついでに食べることもある。

今日は約束があり、放課後鳴上の家を訪れていた。
言わずもがな昼食の誘いだった。

『今日は菜々子もクラスメイトの家に宿題をやりに出掛けてて一人でさ。
弁当作って行こうかなと思ったけど、たまには家で食べたくなったんだ』
「ふーんそうなんすね」
特にこの後予定があった訳でもない、学校から直接来た完二は制服のままだ。
完二が自分と鳴上、両方の格好を見て言う。
「なんかお互い制服だと、朝から学校サボったみたいっすね」
『ははは、そうだな』
鳴上はその上から律儀にエプロンを付けて豚肉を焼いている。
生姜のピリリとした香りが完二の鼻にも届いた。
「旨そうっすね」
『生姜焼きはシンプルだけど間違いなく抜群に旨いからな。肉ってのも良い』
「確かに」
食べ盛り育ち盛りの高校生にはタンパク質は重要だ。
『完二、そろそろ味噌汁も温まるから、注いでくれないか』
「あ、うっす!飯もっすよね。先輩どのくらい食うんすか」
『割と食うぞ。お前と同じで良い』
「へぇ、了解っす」
完二が味噌汁とご飯を配膳する傍らで、香ばしく焼き上がった豚肉を千切りキャベツの乗った皿に同じく乗せている。
完二はそれも運んだ。後から鳴上が水と箸を持ってくる。
食卓の上に今日の昼食が仕上がった。
「おーすげ旨そう」
『そうだな。さて完二、召し上がれ』
「あざっす!いただきます!」
躊躇なく肉に齧り付く。途端によく効いた生姜と、砂糖と醤油の甘辛さ、豚肉とその脂の風味が合わさって口の中に広がる。
「うめ〜、分かってたけどやっぱうめえ〜!」
『喜んでもらえて何よりだ』
「鳴上先輩本当料理上手いっすよね。それに比べてウチの女連中は……」
『こらそれ以上言うんじゃない。みんな頑張っているんだ。
それにオレもお前も一度も失敗していない訳じゃないんだしな』
「確かにそうっすね。いやーけど……うめえな…」

瞬く間に肉やキャベツだけでなく、白飯味噌汁も綺麗に完食する。
完二はしれっと2杯目の白飯も食べ切っていた。濃い味付けは飯が進むんすよねと言いながら。鳴上はそうだなと頷いた。
「ごちそうさまでした」
『お粗末さまでした』
「いや食ったな…めっちゃ美味かったっす。はぁ〜…」
グラスの水を飲みながら落ち着く。
鳴上も今はまだ皿洗いをする気ではないようで、完二の向かいに座りながら水を飲んでいた。
『そんなに美味かったなら、また呼ぶから食べに来ると良い』
「本当っすか。今度はオレもなんか持ってきますよ」
『構わない。一緒に食べてくれればそれで。たまには2人の時間を作りたいだけだよ』
そう言われて完二は顔を赤くした。特別捜査隊のみんなといると楽しいが、必然的にそうなってしまう。
「んじゃ…その…します?菜々子ちゃんまだまだ帰ってこねえんだろ。
昼間なら堂島さんもそうだろうしよ…」
『あぁ、そうだな。オレの部屋に行こう。コップはそのままで良いからおいで』
そう誘う鳴上の後を完二は付いて行った。


「はあぁ、アアッ…!せんぱい…そんなぐちゅぐちゅしないで……ッ」
『すまない、久しぶりだからな。よく解しておかないと……』
「はひ、あひ、あひ、ひぃ……」
室内に水音が遠慮なしに響く。
ソファに状態を預けるようにしてほぼ四つん這いのような姿勢になった完二は、後孔を鳴上に弄ばれていた。
服装は殆どそのままで、スラックスと下着だけを膝まで下ろした状態だ。
中途半端に脱衣させられているのが却って恥ずかしく、完二は喘ぎながらも、ソファから顔を上げることが出来ない。
しかし鳴上は完二の反応を具に感じとっているらしい。躊躇いなく責め立て、追い上げる。
「アッ、んくっ…そこッダメッ!いや、気持ちいぃ…♡」
『ははは、嫌なのか良いのかどっちなんだ?』
グチュグチュグチュ!
「ひぃあっ!!やっやっ恥ずかし…あーー…」
快楽に身体が震える。
「あーッ、ダメ!イク、イッちゃううぅ…」
『良いぞ』
「はあっはひっ…♡イクイク…イッぐうぅぅ
〜〜!!♡♡♡」
触れてもいないそこから精を吹き出しながら、後孔も強く締め付けた。
食いちぎられそうだ、と言いながら鳴上が背中にキスを落としてくる。
『完二は下の口も食いしん坊だな』
「んな言い方…っあ!!ちょ、ちょっと、先輩今イッたとこ……っぐ、うぐ…!」
『あぁごめんごめん。美味しそうにしゃぶり付いてるから、それならもっと食べさせてやろうと思って』
「あーー!!あーーっ、あっあっあっ♡♡ソコキツいぃ!!あ〜〜〜!!」
前立腺も遠慮なく擦られ、また軽くぴゅっぴゅっと精を飛ばしてしまう。
久しぶりでどうもペースが早い。鳴上が挿れる気になるまでに自分が気をやらないでいられるか、完二は不安になった。
「せんぱいっもう、早く挿れてっ早くぅぅ」
半端な服装も、もううざったい。脱ぎたくて仕方ない。
そう思って完二がスラックスを脱ごうとするのを鳴上が止める。
『今日このまましよう』
「バカッ、あんたシャツ皺になるし、オレもこれ履いたまんまじゃ痕つくかもだし、汚しでもしたら…」
『洗濯して帰れば良い。その間オレの部屋着貸すからさ』
「アンタまさか、制服でヤりたくて呼んだなくっそ!!」
脱ごうとする完二と脱がそうとすまい鳴上の応酬である。
しかし後孔に当たる熱で完二は我に返る。スラックスを気にしていて自分の腕が塞がれているのに気付かなかった!
「あっ、ちょ……あ〜〜〜…っ」
『ふふ、入っちゃった。よく解れてるな』
ゆるゆる動かれるのだけでも堪らない。
「あー、ああぁ…あっあっあっ」
律動に合わせて上がる声を抑えられない。
おまけに後ろから責められてるせいで、いつもより奥深くまで届いて揺さぶった。
「ひぐっ…ひっ、きもち、深いぃ〜〜♡♡すごい入ってるぅ…」
『すごく良さそうじゃないか、制服着たままなのに』
「あんっ、やっ!!」
改めて指摘されて顔が真っ赤になった。
まさか自分が制服を着たままセックスする事になるとは。しかも女役で。
完二が羞恥を覚えるのにつられてか、腸内も収縮し、鳴上を楽しませる。
『凄く気持ちいいぞ、完二。可愛いな』
「あ〜〜、んっ、あぁああ〜〜♡」
理性も溶けてきたらしい可愛い恋人の上半身を支えて持ち上げ、窓に手をつかせる。冷たくなった掌に疑問を抱いたのか、完二が顔を上げるのを見遣って、鳴上は言った。
『ほら、制服着たままじゃ、誰かが外から見たらバレバレだな?』
「!? あっ、やっやだっ先輩!やだ!」
後ろから見ても分かるくらい、真っ赤になったうなじが、完二の心境を伝えてくる。
まだ昼間の明るい時間帯、もしかしたら今帰宅している生徒もいるかも知れない。当然鳴上の家の前だって通ることもあるだろう。
その彼らがふと見た窓に映った制服姿の同級生を見ればどう思うか。
「いやっいや、離してせんぱ…おっ♡♡お、おお、んお……ッ♡」
ここぞとばかりに腰を巧みに使い、完二のナカを蹂躙する。
ギリギリまで抜いて入り口付近、前立腺、腸壁もなぞって精嚢、更にその直腸の奥まで。
激しすぎる責めに完二は声を抑えるどころか、口を開きっぱなしにし、唾液が垂れるのも気にする余裕もなく、太く低い喘ぎ声をあげ続けさせられる。
「オオオォ〜♡♡はひっはひっ、おぉ、らめぇ、イクイクイク…イッッグッ♡♡……ッんおぉぉおおぉ〜〜〜♡♡♡」
窓ガラスが呼気で曇るのを気にすることも出来ないぐらいにナカを激しく痙攣させた。
完二のモノはプルプルその身を震わせたが、白濁を放つことなく萎えたまま、先走りのみを、緩み切った尿道の先から遠慮なく垂らしている。
『気持ちいいな、完二』
「あひぃん!?やめ、やめってっ乳首はぁ!今されっと…あっあっギヅィィイ〜〜〜♡♡♡」
今日初めて弄られた乳首は、焦れに焦れていたのか、赤く充血し勃ち上がっており、背後から無遠慮に摘まれたにも関わらず頭が溶けそうなほどの激しい快感を完二に与えた。
『ほらほら、窓の外見て、目を逸らすな』
「あぁ〜〜〜!!!♡ひいぃーーやらぁ、せんぱいやらぁ、らめ、だめっだめっイクイクイク♡♡」
『良いぞ、恥ずかしいのに気持ち良くなっちゃったんだな。良いぞメスイキしろ、オレも中に出すからな』
「あっあっ出してぇ、いっぱい出してください♡♡♡はあぁ、イクーーーッ!!♡♡♡」
乳首を痛いぐらいに捻りあげられたまま、完二は鳴上の逸物と放たれた白濁をナカで味わいながら、意識を手放した。
『んっ〜〜……ふぅ……完二可愛いかったぞ、ご馳走様』
鳴上はその頬に満足げにキスを落としたのだった。


『いっった!!!』
頭に拳骨を落とされ目の前に火花が散る。
言わずもがな、怒った完二によるものだ。
「だから皺になるぞつったじゃねえすか!!オレのもなんか…べとべとだし!」
『先走りも凄かったが最後潮も吹いてたんだな、今気付い…いった!!やめてくれ完二、オレの脳味噌がダメになる』
「元からとっくにダメになってんだろこのエロ魔神!最低!マジ人に見られてたらどうするんすか!!」
あぁ成る程と膝をポンと打つ。
『しながら見てたけど心配ない、誰も通らなかったしご近所さんからも覗かれてなかったよ』
「なっ…こっこのっ……」
振り上げた拳の下ろしどころがわからなかったようで、今度は軽くチョップされた。十分痛い。

完二のスラックスは洗うとして、帰りは鳴上の夏物を貸すことにした。よく考えずとも、スラックスでない格好で帰れば流石に母親に心配される。鳴上ならば言い逃れ出来るが、完二はそういうところで嘘をつくのが下手だった。
問題はサイズだが、帰るだけなら問題無いだろうと、完二は既に身につけている。
『学校で返すとアレだから、今度持って行くよ』
「おう。…またヤろうとすんなよ!?もうナシっすからね」
『バレたか』
「もう一発食らいてーみたいだな」
『嘘です』
「よし」
茶番の終わりに鳴上がふふと笑ったので、「何か?」と完二は聞いた。
『いや…そうだね、そのまま完二の家でご飯食べたら、また2人きりで過ごせるかな』
「アンタそーいうの…ズルいっすよ」
その為の昼食の誘いだったなと思い出し恥ずかしくなる。何ならその後の事は自分から誘ったのだ。
「汚れないようにするんなら考えるっす」
『完二………!!』
「けどロシュツキョーみたいな、今日みたいなのは勘弁っすよ!ヒヤヒヤするんで!」
『あぁわかった。嬉しいな』
本当に嬉しそうに笑う鳴上を見て、完二は今度こそ何も言えなくなった。

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