幼少期編6
ゆっくり寝たら昼間の疲れは粗方飛んだ。やっぱり子供の体って元気だなぁ。
無事ダンジョンも発見できたし、今夜もゴブリンを狩りに行く。私のレベルは目標だった15まで上がったから、シロのレベリングに切り替えた。
安全を考えると、ダンジョンに潜る前に索敵を4にしておきたいしね。
サーチ&デストロイで森を闊歩している途中、パワーレベリングを失敗したであろう数人の男達の亡骸を見つけた。
いくら難易度の低いゴブリンの森だといっても、危険が全くないわけじゃないし、彼らは運が悪かったわね。
・・・普通の人間なら吐き気を催したりするんだろうけど・・・母親を眼の前で殺されたカタリーナの記憶があるせいで、そこまで気持ち悪くはない。
多分今日殺されたっぽく、遺体の腐敗もまだ殆どないしね。
この世界の常識では、モンスターに殺された人を見つけた場合、殺された人の所有物は発見者に所有の権利が移る。
不謹慎だが、じつはこのパターンを狙って夜に森を歩きまわってるところもある。今の私の武器は、包丁とフライパン・・・とてもじゃないがダンジョンに潜れる装備じゃない。
とはいえ武器も防具も買うとそれなりに高いので、今の手持ちじゃ廃棄寸前のボロ装備しか買えないだろう。
なので、死体漁りできたらいいなぁ〜と、結構クズなことを考えていたのだ。
『シロ、レイ。この人達の所有物を下着を除き全て剥ぎ取って、アイテムボックスに保管して。』
昨日に比べて森深くを歩いてるし、上手くすればもう少し遺品漁りができるかもしれない。
・・・すっぽんぽんになった男達から離れて探索を続ける。まだ特別強い上位種が出るほど深くには足を踏み入れてないので、10体に1体ハイゴブリンやゴブリンアーチャーが出る程度で済んでる。
決して警戒を緩めないようにシロに伝えつつ、貪欲に歩き回る。・・・見つけた!女性だったであろうものの腐乱死体。・・・おぇぇ・・・
体は腐って腐敗臭が漂ってきてるし、水ぶくれ?したような顔面に、犯されたのか・・・衣服を纏わず開いた股。お腹から内臓がはみ出てる死体や首の無い死体もある。
流石にグロすぎて吐いてしまった。・・・とはいえ、折角見つけた獲物。スライム達に銘じて、金属で出来てるものだけでも回収し、一回家に戻る。
まだ日は昇ってないから暫くは活動できるけど、流石にアレを見た後に活動するのは無理・・・。一旦寝よう。
ふぅ・・・朝か。寝たら、少し落ち着いた。これしか武器を得る方法がなかったとはいえ、死体漁りは精神的にキツイねぇ。
ただ、ずっとそのままにしておくのもあれなので、ダンジョンに飛び1階に入ってから、遺品の整理を行う。
街中で剥ぎ取った物の整理なんかできないし、ここのダンジョン1階は草原地帯でラビットとシープ・・・ランクHとランクGモンスターしか来ないから安心だしね。
遺品を全て出してもらってから、遺品についた体液や汗まで完全にスライム達に除去してもらう。
ゲームでもお皿汚れは綺麗に取って貰えてたから出来るかなぁと思ったら、案の定汚れ・臭い一つない綺麗な状態になった。
念のため、シロに光魔法の「パージ」で浄化してもらい、「クリーン」で完全に汚れを取ってもらってお掃除完了!
・・・流石に8人分の遺品だけあって結構良いものがある。とは言っても使うのはお金と剣・短剣、サイズ変更の効果がついた防具だけで、使えない遺品は家に保管して、遠くの街で売りはらう予定なんだけどね。
ただあの女性達、どうも身分が高い・・・貴族家の人間だったらしく、家紋付きの宝剣と金貨(1枚100万バレル)を2枚も持っていた。
明らかに高いけど売りはらうとマズイ宝剣は死蔵するとして・・・金貨ゴチになります!
他の人のお金と合わせると250万バレルを越す収入!ゲーム内でも毎日のようにやってたんだけど、やっぱ死体漁りは、ハイリスク・ハイリターンだよね。
家に戻るとお昼近かったので、ご飯を食べた後今日の予定をこなす。今日は前世でのゲーム知識の書き出しだ。
今はしっかりほぼ全てのゲーム知識を覚えてるけど、時間が経つとモンスターの攻撃パターン等、細かな知識は抜けて行ってしまうかもしれない。
そうなる前に出来るだけ書き出しておく。手書きだとキリが無いけど、便利系スキルの「イメージ投写」を使うとイメージしたものを紙に書き写すことができるので、紙を買ってきてガンガン写しに入る。
1つのスキルで100ポイントは痛手だけど、今後も役に立つスキルには違い無いから仕方ないよね。
紙も日本と比べたらやや高いけど、富裕層なら普段使いする程度の値段でしかないので、ノート山のように買っても5万バレルくらいにしかならなかったし、許容範囲内だ。
ふぅ・・・投写全然終わらない・・・。ノート全部使い切ったけど、まだ1/3も書き出せてない・・・。先が長いわ。
無事ダンジョンも発見できたし、今夜もゴブリンを狩りに行く。私のレベルは目標だった15まで上がったから、シロのレベリングに切り替えた。
安全を考えると、ダンジョンに潜る前に索敵を4にしておきたいしね。
サーチ&デストロイで森を闊歩している途中、パワーレベリングを失敗したであろう数人の男達の亡骸を見つけた。
いくら難易度の低いゴブリンの森だといっても、危険が全くないわけじゃないし、彼らは運が悪かったわね。
・・・普通の人間なら吐き気を催したりするんだろうけど・・・母親を眼の前で殺されたカタリーナの記憶があるせいで、そこまで気持ち悪くはない。
多分今日殺されたっぽく、遺体の腐敗もまだ殆どないしね。
この世界の常識では、モンスターに殺された人を見つけた場合、殺された人の所有物は発見者に所有の権利が移る。
不謹慎だが、じつはこのパターンを狙って夜に森を歩きまわってるところもある。今の私の武器は、包丁とフライパン・・・とてもじゃないがダンジョンに潜れる装備じゃない。
とはいえ武器も防具も買うとそれなりに高いので、今の手持ちじゃ廃棄寸前のボロ装備しか買えないだろう。
なので、死体漁りできたらいいなぁ〜と、結構クズなことを考えていたのだ。
『シロ、レイ。この人達の所有物を下着を除き全て剥ぎ取って、アイテムボックスに保管して。』
昨日に比べて森深くを歩いてるし、上手くすればもう少し遺品漁りができるかもしれない。
・・・すっぽんぽんになった男達から離れて探索を続ける。まだ特別強い上位種が出るほど深くには足を踏み入れてないので、10体に1体ハイゴブリンやゴブリンアーチャーが出る程度で済んでる。
決して警戒を緩めないようにシロに伝えつつ、貪欲に歩き回る。・・・見つけた!女性だったであろうものの腐乱死体。・・・おぇぇ・・・
体は腐って腐敗臭が漂ってきてるし、水ぶくれ?したような顔面に、犯されたのか・・・衣服を纏わず開いた股。お腹から内臓がはみ出てる死体や首の無い死体もある。
流石にグロすぎて吐いてしまった。・・・とはいえ、折角見つけた獲物。スライム達に銘じて、金属で出来てるものだけでも回収し、一回家に戻る。
まだ日は昇ってないから暫くは活動できるけど、流石にアレを見た後に活動するのは無理・・・。一旦寝よう。
ふぅ・・・朝か。寝たら、少し落ち着いた。これしか武器を得る方法がなかったとはいえ、死体漁りは精神的にキツイねぇ。
ただ、ずっとそのままにしておくのもあれなので、ダンジョンに飛び1階に入ってから、遺品の整理を行う。
街中で剥ぎ取った物の整理なんかできないし、ここのダンジョン1階は草原地帯でラビットとシープ・・・ランクHとランクGモンスターしか来ないから安心だしね。
遺品を全て出してもらってから、遺品についた体液や汗まで完全にスライム達に除去してもらう。
ゲームでもお皿汚れは綺麗に取って貰えてたから出来るかなぁと思ったら、案の定汚れ・臭い一つない綺麗な状態になった。
念のため、シロに光魔法の「パージ」で浄化してもらい、「クリーン」で完全に汚れを取ってもらってお掃除完了!
・・・流石に8人分の遺品だけあって結構良いものがある。とは言っても使うのはお金と剣・短剣、サイズ変更の効果がついた防具だけで、使えない遺品は家に保管して、遠くの街で売りはらう予定なんだけどね。
ただあの女性達、どうも身分が高い・・・貴族家の人間だったらしく、家紋付きの宝剣と金貨(1枚100万バレル)を2枚も持っていた。
明らかに高いけど売りはらうとマズイ宝剣は死蔵するとして・・・金貨ゴチになります!
他の人のお金と合わせると250万バレルを越す収入!ゲーム内でも毎日のようにやってたんだけど、やっぱ死体漁りは、ハイリスク・ハイリターンだよね。
家に戻るとお昼近かったので、ご飯を食べた後今日の予定をこなす。今日は前世でのゲーム知識の書き出しだ。
今はしっかりほぼ全てのゲーム知識を覚えてるけど、時間が経つとモンスターの攻撃パターン等、細かな知識は抜けて行ってしまうかもしれない。
そうなる前に出来るだけ書き出しておく。手書きだとキリが無いけど、便利系スキルの「イメージ投写」を使うとイメージしたものを紙に書き写すことができるので、紙を買ってきてガンガン写しに入る。
1つのスキルで100ポイントは痛手だけど、今後も役に立つスキルには違い無いから仕方ないよね。
紙も日本と比べたらやや高いけど、富裕層なら普段使いする程度の値段でしかないので、ノート山のように買っても5万バレルくらいにしかならなかったし、許容範囲内だ。
ふぅ・・・投写全然終わらない・・・。ノート全部使い切ったけど、まだ1/3も書き出せてない・・・。先が長いわ。
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