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うちは転生!?〜お地蔵さんに相談したらサスケの双子の弟に転生させてくれました!〜

原作: NARUTO 作者: 御影 雫
目次

アカデミー卒業試験は片手間受験!、、、だって兄さん怒らないもんww

「卒業テストの課題は「分身の術」だ!名簿順に並ぶ様に!!」

いよいよ原作開始の時期になった。そして俺もアホみたいなチート野郎になった。

五遁全てを上忍レベルまで実戦で使用可能、晶遁・鉱遁も大技小技バリエーション豊かに術をマスター、隠遁は軽々、陽遁もある程度は使える。更にチャクラの流れを覚えることで、影分身の術や避雷針の術等よく使う術は、省略印や片手印、印無しでも発動可能になっている(チャクラ効率は下がるんだけどね)。

仙術も修行を重ね、戦闘中でも1秒以内に仙人モードになれる上、ちゃんと高難度の術でも仙術を組み込んで発動できる様になっている。

「アラシ頑張ってたもんね〜」

「でしょ?2歳の時からずっとこんな感じで、影分身ドーピングしてるんだよ〜。」

磯撫との仲も良好。今まで喋り相手がおらずボッチだったから、力とか抜きにして素直に友達が出来て嬉しい。もちろん力の方も努力はした。この1年神威の異空間で、磯撫モードの訓練を毎日繰り返したことで、副作用とか特になく、リンク時間の制限もほぼ無しに、磯撫モードを使用できる様になっている。

普段チャクラを借りることは無いし、ナルトみたいにチャクラが漏れる様な封印式は組んで無いから、火影にも人柱力だとはバレていない。磯撫との完全リンクでしょっちゅう深層世界まで飛んでしまい、ナルトの中の九喇嘛に行動が筒抜たのは想定外だったが。・・・まあ、ナルトが九喇嘛のこと認識できてないわけだし、別にいいよね?

「次、うちはアラシ!」

おっ、呼ばれた。

行ってみるとアニメで見たのと同じ感じで、イルカとミズキがいた。別にこんなところでミズキ相手に実力を晒す意味はないわけだし・・・

「分身の術!」

影分身は使わず普通に分身の術・・・俺に主人公補正なんてないから不合格は嫌なんで、確実に合格圏に入る6人に分身しておいた。

「うん、完璧だ。うちはアラシ合格!おめでとう。額当てだ。」

「ありがとうございます。」

普段と同じ眠そうな顔を作りながら額当てを受け取り、部屋に戻る。あれ?ナルト不合格?影分身の印教えたのになぁ・・・?まあ、再試験(ミズキの人生終了事件)で合格するだろうし、大丈夫だろう。

「兄さん、アカデミー卒業試験受かったよ。サスケもちゃんと合格してる。いつも通りスカしてるけど、嬉しさが隠しきれてなくて可愛いよww」

晶遁・翠晶念話の術でイタチに報告を入れる。

「よくやった。今夜は2人で祝勝会か?」

「う〜ん・・・この卒業試験って、下忍昇格試験に通らなきゃ何の意味も無いからなぁ・・・。」

「お前なら間違いなく受かるさ。俺としては、チーム編成や担当上忍が気になるところだが・・・」

「俺も。それ見たら上層部が何考えてるか、大体理解できるしね〜。原作ではサスケ・ナルト・サクラって女の子だったんだけど、俺が合格したから、何かしら変化はあるだろうね。」

カカシが第七班の担当上忍になった理由は、ナルト(九尾)の抑えとサスケの写輪眼の指導係。俺が受かった以上、余り物のサクラが抜けて、俺が第七班になる可能性が高い。

逆に俺が他の班に行く可能性は低い。そもそも原作のチーム分け、下忍に昇格するチームは最初から決まっていたんだと思う。卒業が決まった面子を見ても、第七班(ナルト・サスケ・サクラ)、第八班(ヒナタ・キバ・シノ)、第十班(イノ・シカマル・チョウジ)以外名家の出身者がいないんだ。

名家の人間(それも本家筋の子供ばかり)を下忍試験で落とすとか、ブーイングの嵐になるだろうし、実際問題、血継限界や秘伝忍術を扱える子供の方が、実戦では使えるし伸びしろもあるのは、大人なら誰にでも分かること。それを不合格にして、むざむざ1年無駄飯食わせるわけがない。

サクラは優秀なくノ一候補だから、上層部も出来たら下忍にしたいだろうし、第八班や第十班と違ってチームのコンセプトが存在しない第七班を、下忍4人上忍1人の変則パターンにする可能性もあるけど・・・。

「まあ明日班分けが決まったら、夜にでも報告するよ。それより兄さん、物資は大丈夫?」

「ああ、まだ暫くは大丈夫だ。巻物は一の基地に置いておくから、後で持って行ってくれ。」

実は、イタチが里抜けしてから、俺はイタチに対して、秘密基地と必要物資の提供を行っている。

賞金首であるイタチは、街の宿に泊まってもあまりゆっくりは休めない。かと言ってイタチを病気にさせないためにも、毎日野宿コースは防がないといけない。そこでイタチにも避雷針の術を覚えさせた上で、俺特製の地下秘密基地を幾つか提供しているのだ。

同じ理由で気軽に金を稼ぐことも出来ず(木の葉からイタチに任務支援金など出るわけが無いし)、うちは御用達の武器屋にも顔を出せない(一族皆殺しのせいでセルフ出禁)イタチに対し、生活費や必要物資を定期的に送っている。

対価はイタチが知った術について纏めた巻物。俺の立場上どうしても他里の術や禁術の情報は手に入りにくかったため、イタチに情報収集をお願いした。

大蛇丸を幻術にかけて情報を抜いてくれたお陰で、穢土転生含む禁術の数々も手に入ったし、各国の忍術も多少は知ることができた。

俺は親しき中にも利益は必要だと思うし、互いにWin−Winな今の状態は、双方にとって良い関係だと思っている。
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