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うちは転生!?〜お地蔵さんに相談したらサスケの双子の弟に転生させてくれました!〜

原作: NARUTO 作者: 御影 雫
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綱手に勝っちゃった。やっぱり影分身って最強だよね!

「小僧、やるじゃないか。」

「五体満足で何よりです。木の葉の三忍の名前は知っていましたので、あまり手加減せずに戦ったし、最悪欠損になるかと思ってました。」

ウソ。欠損どころか、最悪死んでも構わないと思って攻撃しかけたからなぁ。

「お前の強さのこと、知ってるやつはいるのか?」

「一人いますね。他の人は気付いてないんじゃないかな?理不尽な暴力には暴力で返す主義なので、アカデミーでは手を抜いてるのに、勘付いてる奴は結構いそうですけど。」

「ふ〜ん。(先生も年かね〜。同じ里にいて、私より強い餓鬼に気付きもしないとは。此奴は、うちはイタチ以上の忍になるぞ。)まあ私は、アンタがうちはイタチみたいな強欲な狂人にならなければ、それでいいさ。」

木の葉とうちはとの確執を知っている人間が普通に考えれば、あの事件はイタチの欲(写輪眼と巻物と金パクったの、イタチってことになってるからね)と狂気が原因ではなく、里上層部が黒幕だとすぐに分かりそうなもんだけど・・・何で皆分からないんだろう。

「あはは・・・兄さんは悪い人じゃないですよ〜。まあ、僕は兄さんを見習って、抜け人になる気はないですけどね。」

「(自分の親を殺した兄を恨まない・・・?あの事件に何かあるのか?)・・・まあ、いい。それより、折角湿骨林に来たんだし、仙術の修行をして行ったらどうだ?」

「仙術の修行?ここで出来るんですか?」

「ああ。仙術をマスターするには、膨大なチャクラを持つ忍びである必要があるんだが・・・お前は私より何倍もチャクラを持っている。最低条件はクリアしてる筈だ。」

「ええ。ここで修行を積めば、何時になるかは分かりませんが、(貴方レベルの才を持つ忍びなら)仙術を習得できるでしょう。」

「なら、修行していこうかな。仙術は流石に自力で習得厳しいと思って諦めてたので助かります。」

「なら、私も暫く此処に逗留しよう。良い娯楽になりそうだしな。」

見世物かよ!?まあ、妙木山でのナルトの修行・・・と言う名のフルボッコを考えると、確かにイイ見世物ではあるが・・・。

結局綱手はシズネまで呼んで、俺の修行が終わるまで湿骨林に滞在しやがった。


「ホント・・・恐ろしい才能ですね。わずか1週間で習得した上動いた状態でも仙人モードになれるとは・・・。」

「影分身でドーピングかけてますからね。俺自身の才能は大したこと無いと思いますよ。」

ホント、イタチやサスケと同じ血を引いてるのかと疑ってしまうくらい、俺の才能は残念だ。体術は兎も角、忍術・幻術・封印術に仙術etc.尽く二級品レベルの才能。うちはの基本忍術である火遁・業火球の術ですら、時間換算すると実力での習得に20日もかかった。

写輪眼があるからコピーは一瞬だし、チャクラコントロールを徹底的に訓練してるから、術自体は初見でも100%のクオリティーでコピー発動できるけど、自分の手持ち忍術として落とし込むのには、毎度かなりの労力を割いている。

「その影分身を維持できるスタミナと根性もまた才能だ。」

「ですね。私では5体3時間が限度でしょう。」

シズネまで・・・酷い。

「まだまだこれからですよ。動きながら仙術チャクラを錬れるとは言っても、戦闘中の様な激しい動きをしながらは練れないですし、仙人モードになるまでの時間も90秒もかかる。今後も旅しながら、もっと修行します。」

柱間みたいに戦闘中瞬時に仙人モードになれるくらいまで練習しなきゃ、実戦でアテには出来ない。ってか、スサノオ(強いが燃費悪い)が厳しいときの代替え品(チャクラ節約モード・万華鏡を隠したい)としての使用が主になるだろうから、ちんたらチャクラを混ぜてる時間はないんだ。

「「「(ストイックな天才・・・恐ろしい!)」」」


湿骨林を出てから、本体は旅を続けつつカツユとの親睦を深め、翠晶分身は体術修行(10体しか作れないが体術の経験値も還元される)、1000体の影分身には陰陽遁の修行を行わせた。

どうも俺には陰遁の才はあったらしく、時間換算5日で陰遁は習得できた。まあそもそも忍法・鳥獣戯画や、改良忍術の晶遁・鳥獣戯画は陰遁要素の強い術だから、普段の偵察で散々使ってる俺は陰遁使えて当たり前かもしれない。陽遁は時間換算100年を超えたにも関わらず、出来る気配がないんだが・・・。

まあ柱間も陽遁しか使えなかったらしいし、時間がかかるのはよしとしよう。で、柱間と同じ原理で晶遁に陰遁を組み合わせる修行を行ったところ、金属を作り出すことが出来る様になった。差し詰め「鉱遁」と言ったところか。

この鉱遁、ものすごく便利だ。何せクナイや忍具を自力で無限に作り出したり修繕できる上に、金まで作ることが出来るので金稼ぎ放題だ。

かつ鉱遁チャクラを纏った手や鉱遁チャクラで覆った武器で物に触れるだけで、触った箇所からその物が銅像化していく。生き物含めて。

その気になれば足からチャクラを流して、辺り一面金属にすることも可能ではあったから、抜群の威力を誇る力だし、晶遁の様に目立つ見た目でもないため、使用もバレにくい。

簡易宿や基地の建築に武器作成と、普段使いでも木遁より鉱遁に軍配が上がるだろうから、使えることによって予想される面倒ごとよりも利便性が勝ると思うので、大蛇丸襲来以降はガンガン表に出して使っていこうと考えている。
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