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うちは転生!?〜お地蔵さんに相談したらサスケの双子の弟に転生させてくれました!〜

原作: NARUTO 作者: 御影 雫
目次

うちは一族滅亡!、、、キツイけど、やることはやらなきゃダメだよね?

「アラシ。予定通り、これより一族を皆殺しにする。いつも通り夜になってから家に戻ってくれ。」

「了解。」

晶遁で時間をかけて作ったペアピアスを媒介にした「晶遁・翠晶念話の術」でイタチから連絡が入った。

翠晶念話の術は俺のオリジナル忍術で、ペアになっているピアスを付けた者同士で念話が可能になる忍術だ。糸電話の念話バージョンで、対価として対話中は少なくないチャクラを吸い取られる。代わりにペアのピアスさえあれば、俺以外の2人でも通話可能、チャクラさえ払えば距離関係なく通話可能な、利便性の高い術でもある。

今後イタチとは別行動になるし、他の奴にバレないで話せる連絡手段は持っておいた方がいいと思ったので、渡すことにした。もっとも、晶遁で作ったことは言ってないけどね。

上層部からの任務での一族殲滅である以上、火影はサスケや俺のことも監視しているだろうし、違和感を持たせないように秘密基地の中でマンガを読みながら、暗くなるのを待つ。

日も沈んで辺りが薄暗くなったので、勘当中の子供らしく食材をいくつか買ってからうちは区画へ。門の前で異常に気がついた演技をし、パニックになり怯えるふりをしながら家に帰った。

「・・・。兄さん、お疲れ様。」

「ああ。俺は火影様への連絡と念押しをした後里を抜ける。サスケのことを頼んだぞ。・・・父上の目だ。お前が持っている方が安全だろう。何か困ったことがあったらお前の術でいつでも話してくれ。出来る限り力になろう。」

「了解。俺は万華鏡写輪眼の能力を使って、一族の写輪眼と秘密文書とかの回収をする。木の葉に渡ったらタチの悪い研究に使われるのがオチだし。その後、兄さんにボコボコに暴行されたフリして気絶するから、上層部に聞かれたら話合わせておいて。」

「分かった。気をつけてな。」

兄さんは出て行った。さてと・・・やりますか。

この日のためにうちは一族全ての家にマーキングは付けておいた。三代目やダンゾウの様子から推察して、オビトの関与がバレてない以上、この時間うちは区画は監視されてないものと見て大丈夫だと思う。

大急ぎで家から家に飛び、影分身を使って時間を短縮しながら、写輪眼や機密文書、現金等使えそうなものを奪っていく。神威のお陰で一刻程度で作業を終えられた。

速攻で家に戻り、「落ちこぼれの弟が、イタチにボコボコにされた。」様に見せるため、影分身で全身ズタボロの血だらけになるまで殴ってもらい気絶した。


「・・・ん?」

白い部屋に消毒液の匂い、全身に走る痛み・・・病院に運ばれたか。サスケは無事か?イタチは上手く里抜けできたかな・・・。ん?この気配は三代目か。

「気がついたようじゃのう。何があったか覚えておるか?」

「三代目・・・。兄さんがうちはの皆を殺したらしい。自慢しながら山ほど殴られた。」

イタチとの話し合いで、「イタチは俺のことを足手まといと思っており、万華鏡写輪眼をサスケが開眼するための生贄として生かされた設定。幻術かけると精神崩壊しそうなほど弱いため、普段の鬱憤を晴らすのを兼ねてボコボコにした。」と、俺が思うよう誘導したことになっている。

「そうか。・・・イタチを恨むか?」

「・・・サスケは?父上と母上は?」

「サスケは生きておる。じゃが強い幻術をかけられたらしく、暫くは目をさまさんかもしれん。フガクとミコトは殺された。」

・・・予定通り進んだのね。

「サスケが生きてるなら恨みはしない。大きくなったらボコボコにしてやりたいとは思うけど。そもそも俺は落ちこぼれだから、一族として扱われてなかったし、父上や母上含めて一族に対する情は湧かない。サスケだけは大事だから・・・殺さないでくれてよかった。」

「(ふむ・・・イタチはアラシにも自分を恨ませるつもりだった様じゃが・・・アラシにとってうちは一族は、愛を向ける相手ではなかったわけじゃの。)なるほどのぉ。・・・ところでお主、これからどうする?」

「どうするって?」

「うちはでの生き残りは、お主とサスケだけじゃ。2人だけで生きていかねばならん。家は残っておるからそのまま使ってもよいが、引き払ってアパートに住むなら手頃なアパートを紹介しよう。」

「別に今の家で構わない。サスケには改めて聞いてくれ。俺は元々勘当されて一人暮らしだったから一人で生活できるし、サスケもしっかりしてるから金さえあれば大丈夫だろう。一族皆死んだってことは、遺産も俺とサスケに来るんだろ?」

その後明らかに中抜きされた遺産額を提示されたため、1つ1つ理論的に説明(うちはには上忍が多数おり、戦争により、介護が必要な年寄り世代はほぼ任務で殉職しているため金食い虫は少なく、それなりの貯金がある。また人数も多いため、遺産総額は莫大な額になっているはず。イタチが起こした事件の後処理でそれなりに金がかかったとしても、被害者は皆一族の者だから慰謝料はなし。etc.)し、莫大な遺産を手に入れることとなった。

「(イタチ・フガクよ、此奴のどこが落ちこぼれなのじゃ!相当な切れ者ではないか!里の運営費の足しにするつもりが、ほとんど持っていかれてしもうたわ。)お主、やるのぉ・・・。」

「そりゃあ、サスケと俺の生活かかってるから、俺だって本気にならざるを得ない。これだけあれば、一生遊んでくらせるな。不愉快な扱い受けたら、即忍者引退して城下町に引っ越して豪華三昧しよっと。保険があるのは素晴らしいね〜。」

「・・・。お主・・・イイ根性しておるのぉ。(抜け忍はダメじゃが、引退は止められんからのぉ。引退した忍であれば、国内なら移動の制限もできんし、暗殺しようものならイタチが木の葉に牙をむく・・・。アカデミーの成績は並じゃが、折角のうちは本家・・・写輪眼開眼の可能性が極めて高い血筋かつ、うちはらしくない理性優先タイプ・・・丁寧に扱うしかないの。)」
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