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うちは転生!?〜お地蔵さんに相談したらサスケの双子の弟に転生させてくれました!〜

原作: NARUTO 作者: 御影 雫
目次

うちはアラシ3歳!ボッチ修行していたら、出涸らし認定されちゃった?

あれから1年が経ち、俺は3歳になった。この1年は秘密基地の廃屋に通いつめて、中で基礎修行と晶遁と晶遁のお陰で素質のある土遁・風遁、うちはのお家芸火遁の訓練に勤しんだ。イタチから早々に影分身の印を見せてもらえた事により、効率良く修行が進んだが、何回かチャクラ不足で気絶する羽目にもなった。俺のチャクラ量は原作開始時のナルト程は多くないらしく、今の所無理なく運用出来る影分身は150体がいいところだ。それでも最初の頃(3体の息切れした影分身)よりは幾分マシだとは思うけどね。

年のコントロールは、とりあえず水面歩行が出来るレベルまで上がった。別に池の中でやらなくたって、風呂桶に水溜めて、火遁で暖かくしてからやればいいだけだと思う。何故原作では、皆わざわざ池に落ちながら練習をするのか意味が分からない。

土遁・風遁・火遁は下忍クラスの術なら扱える様になった。中忍クラス以上はチャクラ不足で影分身練習の効率が良くないので、気にしない様にしている。下忍クラスの術の方も、まだまだチャクラコントロールが荒いので、もっと精度を上げないといけないしね。いくら写輪眼で術のコピーが出来ると言っても、元々の実力がカスだと再現度も残念になるそうだから、仕方ない。

あと修行以外に、情報収集も頑張った。家にある忍術書を勝手に持ち出しては読みまくり、修行してる忍者達を眺めては術をコピーしたり、印を盗ませてもらった。写輪眼開眼をバレたくはなかったので、オビトスタイルで目が見えにくいゴーグルをイタチに買ってもらい(うちはだし目は大切にしたい!で一発ノックアウトだった。)、愛用している。しかもコピーを行うのは蟻に変化した影分身で遠くからなので、全然バレる気配がない。イタチからも覚えた術を披露してもらっており、充実した毎日を過ごせている。

「ねぇ、あの子よ。」

「ああ、イタチ君の出涸らしね。サスケ君はちゃんと修行してるっていうのに、困った子よね。」

フガクやイタチからの修行の誘いを毎回スルーしてたら、いつの間にか出涸らし認定されてしまった。フガクからも「努力をしないものに与える金はない!」と言われ、サスケの半分の50両しか月々小遣いを貰えていない(後からイタチやサスケが+αくれようとするけど、当然断ってる)。ので・・・

「おばちゃーん、今日の分持ってきたよ〜。」

「あら、ありがとう。今日も山盛りね〜、助かるわ。アラシちゃんは働き者だね。はい、お駄賃ですよ〜。」

「サンキュー!今日は巻物3本貰おうかなぁ。前買ったの破れちゃったし。」

「忍者ごっこ?元気ね〜。はい、おまけして3つで100両ね!」

「ありがとう^^」

と、ニコニコスマイルを武器に、里にある薬草チェーン店に、薬草を納品するバイトを行っている。里を介さず直受けしてるから、中抜きされることがないため、影分身で1日薬草採取するだけで平均700両(7000円)くらい貰える、幼児には美味しすぎるバイト。いやぁ〜、イケメンって得だねぇ〜。フガクには嫌味を言われたが、「働かざる者食うべからずでは?」と嫌味で返しておいたし、問題ないだろう。

「なにするんだってばよ!」

「うるさい!あっち行け化け物!」

「俺は化け物じゃないってばよ!」

「父さんと母さんが、お前は化け物だって言ってたんだ。これでも喰らえ!」

「いたっ。やめろってば!」

ナルトか。ったく、3歳児蹴るとか何考えてんだか。まあ実力バレると命の危険があるとはいえ、知らんぷりの俺も同罪ではあるが。このまま全スルーもあまりに胸糞悪いし、しゃあないから手当して飯くらい奢ろうかな。

「お前、大丈夫か〜?」

「誰だってばよ?」

「俺はアラシ。うちはアラシだ。さっき、助けてやれなくて悪かったな。ほれ、傷見せてみろ。手当してやる。」

「大丈夫だってばよ。お前、俺と一緒にいていいのか?」

「別に親からは見放され気味だし問題ねぇよ。夕飯のおにぎり、半分食うか?」

「いいってば?」

「ああ。」

まあ嬉しそうに食べてやがる。ったく、こんなに可愛い子供に、皆大人げなさすぎるだろう。これからも時々構いにくるかな。


今日は朝から騒がしい。雲隠れとの同盟が締結されるからだそうだが、それって「日向ヒナタ誘拐事件」から日向ヒアシが殺されるやつだよなぁ。日向に実力を晒すとかありえないし、白眼を誤魔化すも忍頭を倒すのも無理だから、残念ながら俺に出来ることはない。精々実力のなさを悔やみながら修行に精を出すくらいだ。

今回の件やナルトの件でも思うが、里の上層部の尻尾切りと事なかれ主義にはうんざりする。その汚い尻で席暖める陰で、果たして何人の優秀な忍が犠牲になってきたんだろう。まさに老害の典型例だと思う。三代目も優しいとか言われてるけど、あんな老害どもを処分できずに優秀な忍や幼い子供に負担を強いるんだから、火影として優秀だとは思えない。綱手が上層部を追い出せないのは、世代の差があるから仕方ないけど、三代目は同世代だしね。

今は他人事だからまだいいけど、うちは一族滅亡以降は、いつ俺が当事者になるか分からないし、イタチやサスケはがっつり巻き込まれて、長い時間苦しむ事になる。自分が逃げ出せる拠点作りと、力の確保、上層部の弱みを握ることは、将来を考えると必要になって来るだろう。


*アラシのチャクラが異様に多いのは、前世(享年16歳)分のチャクラが丸ごと上乗せされているからです。既にチャクラ総量はサスケ(16歳時)より多いチート状態になっています。
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