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零と秀

原作: 名探偵コナン 作者: みゃお
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零と秀13

(これは名探偵コナンに出てくる、公安降谷零とFBI赤井秀一のラブストリーです。男の子同士のお話しが苦手な方はごめんなさい。)

今日は降谷の退院の日だ。
ジョディに頼んでキールにメールをしてもらった。「ok」返信は相変わらず簡素な物だった。

公安。

風見「赤井さん早く病院行って下さい」

赤井「だが・・」

風見「それは」

キャメル「俺がやります。」

全員「はい、行った行った」

と全員に言われマスタングに乗り込んだ。
またタバコ臭いと言われてしまうかな?とエアコンの吹き出し口に車用の香水をさし、いい匂いにした。

赤井は病院に行く前にお菓子の詰め合わせを購入した。先生や、ナースステーションの皆さんに渡すため。

病室。

赤井「零遅くなってすまない。着替えはそれで大丈夫だったか?」

降谷「お早うございます。大丈夫ですが、僕が着るとちょっと大きい感じが・・」

赤井「彼シャツだそうだ。哀君がいってた。」

降谷「秀一さんが彼シャツを知ってるなんて、まさかここまでとはな。」

赤井「それは来葉峠の俺のセリフだ。」

ナース1「失礼します。朝から楽しい掛け合いですね。こちら精算窓口で出して下さい。それでは。」

降谷「ありがとうございます」

赤井「荷物持ってやる。君はこっちを持ってナースステーションに。」

降谷「?」

赤井「お菓子だ。皆さんに」

降谷「僕がしなければいけないのに。すみません」

赤井「お礼はキスでいいよ。」

降谷「はい。」

と頬にキスをした。

赤井「ほら行くぞ」

降谷「はい。」

ナースステーション

降谷「すみません、世良です。」

ナース2「はい。世良さん退院おめでとうございます」

ナース4「良かったですね。」

降谷「それで、皆さんにお世話になりましたのでこちらを・・赤井が選んでくれたのですが。」

ナース1「すみません、お心付けはお断りしてまして。」

赤井「挙式や披露宴ではないのでお心付けではありませんよ。疲労回復アイテムです。」

Dr,「なかなかな言い回しですね。疲労回復アイテムなら有り難くいただきます。」

赤井「本当なら外来で元気な成長をお見せするのがいいんでしょうけど、生憎成長は止まっているので。」

降谷「ちょっと・・秀一さん。」

とのやり取りにナースステーションは朗らかな笑いに包まれた。

赤井「それでは失礼します。」

降谷「お世話になりました。」

「お大事に」

と見送られ、精算をすまし、マスタングへ。

降谷「あれ?いい匂い」

赤井「タバコ臭いと言われそうだからな」

降谷「退院したてだと味や、匂いに敏感なんですね。」

赤井「身体を戻すために必要な分でしか味付けされてないし、病室の出入りも消毒しなければならないからな。」

降谷「あの・・公安と夕方、コナン君達が学校から帰ったら阿笠さんの所にもいきたいんですが。」

赤井「ああ。わかってるよ。その為の差し入れを買いに今向かってる。」

降谷「疲労回復アイテム。ふふっあはは。」

赤井「そんなに可笑しかったか?」

降谷「今更笑えて来ちゃいました。まさかあんな風に言うなんて。」

赤井「お心付けはお断りしておりますとエレベーターに貼ってあったからな。」

降谷「次行くときは疲労回復アイテムもと書きたされているかもしれませんね。」

赤井「それは困るな。あれは入院する方の病棟にしか貼ってない。」

降谷「そうなんですか。なら入院することがないように秀一さんのそばからはなれません。」

赤井「good boy。ここでいいか?」

降谷「ここ今人気の菓子店じゃないですか」

赤井「これは歩君情報だ。コナン君が甘さ控えめで、ほろ苦い味のガトーショコラを気に入ってるらしい。」

降谷「大人ですね。」

赤井「そうだな。」

降谷「公安の皆にはこのセットと、梓さんと店長、(ポアロの)毛利さんにはこれ。阿笠さんと子供達にはケーキ」

赤井「君のモーニングも楽しみにしていたぞ。」

降谷「本当ですか?早くシフト入れるように頑張ります。」

赤井「楽しみ増えたな」

降谷「皆がいてくれるからです。」

赤井「お会計出すよ」

降谷「あっいえ僕がかいます。」

赤井「きちんと頼りなさい。」

降谷「はい。お願いします。」

と店を出て一旦降谷家へ。
入院中の洗濯物を洗濯機へいれ、夕方持っていく、コナン達に渡すケーキとポアロの二人に渡すお菓子は冷蔵庫にいれた。そして降谷さんはスーツにお着替え。

降谷「秀一さんはスーツ着ないんですか?」

赤井「俺がスーツきて行ったのを見た事あるか?FBIのレイドジャケットならあるが?」

降谷「レイドジャケットもカッコいいですけど、たまには・・」

赤井「君に時間が出来たら見繕って貰うよ」

降谷「はい。約束ですよ」

赤井「ネクタイ締めてやる。一応腕をケガしたのだから暫しは甘えてくれ」

降谷「お願いします。」

とスーツをきて公安へ。

ワイワイ、ガヤガヤな騒ぎを、風見の一声がトドメを刺し静かに。いつになく和やかなムードでちょっとの間仕事をし、定時であがった。

赤井「さて阿笠さんの所にいくか。」

降谷家にもう一度戻り、お土産を持ち、阿笠邸へ。挨拶をし、「明日子供達と食べて下さい」とケーキを渡した。それから。

降谷「哀ちゃん、今回はありがとう。お陰様でお兄ちゃんの良いところ沢山知れたよ」とウインクをした。

哀「最強ワードでしょ」

降谷「一人っ子の僕には使えないんだけどね。」

哀「あら?一人っ子でもお兄ちゃん、お姉ちゃんって使うあざと可愛いキャラクター(コナン)が身近にいるじゃない」

赤井「こらし・・哀君」

降谷「しあい君?」

赤井「シェリーと混ざっただけた。」

降谷「まだまだ不思議がいっぱいだね。今度またゆっくり顔を出すよ。またね。」

阿笠「おーぅ今度は皆でバーベQでもしよう。またのう」

降谷「はい、失礼します。」

哀「じゃあね、透お兄ちゃん」

降谷「ふふっありがとう」

と阿笠邸をあとにした。
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