第8話「マオとソフィア」
夜、照明がついておらず暗い部屋。
ベッドが置かれているその部屋は寝室だ。
「う、あ……うっ……」
暗い寝室に響くのは、マオのうめき声。
ベッドの上にあお向けになっているマオは全裸だ。そして、彼の下腹部の上に、やはり全裸のソフィアの顔が覆いかぶさっていた。
彼女の口は、マオの怒張しているモノを頬ばっている。
顔をマオの股間に向けているソフィア。逆に太腿はマオの顔をまたいでいた。
またぎながら腰を落とし、膝がほとんど正座するくらいにまで折り曲げられていている。
銀色の柔毛で飾られている股間が、マオの少女的な顔に触れそうであった。
女上位のシックス・ナインのスタイル。
「んっ、ふぅ……んじゅ……んじゅる……」
シックス・ナインのスタイルをとりながら、ソフィアはルージュが塗られた唇でマオの怒張をしっかりと挟み、出し入れを繰り返していた。
彼女の唇で愛撫される肉棒から走ってくる快感が、マオの口からうめき声を漏れさせる。
唇で愛撫されるだけではない。ソフィアは舌も使ってマオのモノを愛撫した。
優しく、ときには激しく、ソフィアの舌は肉棒を絡め取るかのように動き回る。
マオはうめき声を強くさせた。
口を使って怒張を愛撫する美女は、マオに瞳を向ける。
快感でうめいている少年を眺めると、ソフィアの瞳はうっとりとかすみ、そして濡れ濡れとした光を放つ。
ソフィアは口から肉棒を抜くと、Gカップの乳房でギュウッと強く挟んだ。
形をたわませる乳房。彼女はそのまま、マオの怒張を乳房でしごく。
肉棒から疾走する快感で、マオの吐息は熱く、そして荒くなっていった。
彼の裸身の肌は真っ赤に染まり、汗で濡れていく。
快感でうめいているマオを見ていると、ソフィアは自分も快感が欲しくなってきた。
体を起こし、彼の股間の上に膝立ちとなる。
狙いを定めたソフィアは、腰を落とす。銀毛で飾られている淫裂が、マオの肉棒で左右に割り広げられる。
マオを愛撫し、興奮したソフィア。秘洞はすでに淫らなメスの蜜で濡れている。
淫蜜で濡れる秘洞は、少女的な外見に似合わないたくましさがあるマオの肉棒を飲み込んだ。
「んっ……ああ……」
股間から走ってくる快感。ソフィアは快感で顔をとろけさせ、甘い声を口からこぼす。
熱く濡れている彼女の秘肉で怒張を包まれて、マオは快感のうめきをさらに強くさせた。
マオに背中を向ける形で騎乗位をしているソフィア。快感でうめくマオの顔が見えないので、これでは面白くない。
ソフィアは両脚を高く上げ、彼の肉棒を芯にしてコマのように裸身をクルリと半回転させた。
銀髪の美女は少年の顔を見下ろし、腰を上下に動かしはじめる。
ほとばしる快感でうめいているマオの目の前で、Gカップの乳房が派手にユサユサと揺れた。
怒張が出入りを繰り返すソフィアの股間からは、グジュグジュ、グジュグジュと淫らさを感じさせる粘った水音が響く。
「あっ、あっ……んっ……ああ……ふぅ……っ」
腰を上下させるたびに、マオの肉棒で秘洞をえぐられる。快楽がソフィアの中を駆け巡り、口から甘く潤った声が漏れ出る。
ソフィアの肌もマオと同じように快感によって赤く染まり、汗で濡れていった。
そんなソフィアからは、なんとも言えない妖艶さが漂う。
ソフィアが漂わせる妖艶さに誘われるように、快感でうめくマオは両手を伸ばしていた。
伸びたマオの両手は、派手に上下に揺れるソフィアの豊満な乳房を鷲掴みにする。
マオは鷲掴みにした乳房を揉む。グニグニ、グニグニと揉む。
「あんっ! あっ、あっ!」
乳房から広がる快感で喘ぐソフィア。彼女の乳房はマオの手のひらで握りきれない。
指と指の間から、柔らかな乳肉がこぼれ出る。
何度も乳房を揉んでいるうちに、マオの手のひらにツンッと何かが当たった。
ソレは、快感で充血して勃起したソフィアの乳首。
マオは親指と人差し指を使って勃起した両の乳首をつまみ、クリクリとひねった。
「あふぅっ!」
乳房を揉まれるよりも強烈な快感が、乳首から走ってくる。
快感でソフィアは腰の動きが止まってしまいそうになるが、マオに快楽を与えるために、腰を上下に動かし続けた。
乳首を愛撫しているマオは、唐突に体勢を変えてきた。
ソフィアをあお向けにさせ、両脚を脇に抱え、正常位で彼女の秘洞を肉棒で突く。
「あふんっ! ふぅあっ!」
快感で喘ぐソフィアを突くマオの肉棒は、脈動を開始する。
最初は小さかった脈動だが、突くたびに大きさを増していった。
ソフィアの内側を疾走する快感は体の中心に集まり、風船のように膨らんでいく。
肉棒で一突きされるごとに大ききなっていく、快感という名の風船。
「あふっ! あふぅっ! ふぅああっ!」
ガンガン、ガンガンと怒張で秘洞を突かれるソフィアの声が切羽詰まったようなものになっていく。
マオは肉棒が抜けるギリギリまで腰を引いたかと思うと、勢いを乗せて一気に根元まで秘洞へと叩き込んだ。
「くふぅああっ!」
その瞬間、ソフィアは大きな声を響かせて目を見開いた。
背中を弓なりに反らし、汗まみれの裸身をガクガクと震わせる。
「あっ、あっ……くぅあああっ!」
性の高みへと達したソフィア。肉棒が埋まる秘洞から、大量の淫蜜が噴き出した。
それはベッドのシーツに黒いシミを広げていく。
彼女を絶頂させたマオは、秘洞から肉棒を引き抜いた。
直後、それは弾けて白濁した体液を放つ。
放たれた白濁液は、クタッと脱力したソフィアの腹に降りかかった。
「ああ……」
マオが放ったものを熱く感じるソフィアは、余韻の吐息をこぼす。
ソフィアの腹を白く汚したマオは、彼女の上に崩れ落ちる。
抱き合う美女と少年。熱くなった互いの体温を、2人は心地よく感じた……。
ソフィアとマオの情報端末に、【アイギス】からの報告が届いた。
カームとともに捕縛した超能力犯罪者は、【赤い月光】のメンバーであった。
そして超能力のレベルは全員が1か2だという。
「まさか!」
その報告を見て、マオは信じられないという声を上げる。
「あいつら全員、レベル4はあったよ!」
「この前、捕まえた連中といい、なにか妙ね」
急に力が弱まったが、確かにレベル4はあったと思われる超能力犯罪者たち。
しかし【アイギス】の測定では全員がレベル1か2。
ソフィアは奇妙さを感じた。
何かある……そうも感じた。
その後、別の報告もソフィアたちに届いた。
今までに捕らえた【赤い月光】のメンバー……レベルが4はあると思ったのに、【アイギス】の測定で1か2と判断された者たちが、急に意識不明になったという報告。
原因は不明とのことであった。
◇◇◇
とある建物。そこは【赤い月光】のアジトの1つであった。
アジトの部屋の1つ、1人の青年が椅子に座ってタブレットPCに届いた報告に目を通している。
ある薬品に関する報告だ。
持続時間が短いのが難点であった薬品。だが、その難点は克服しつつあるという報告。
薬品の持続時間が長くなったと報告にはある。
その薬品を青年は【レベルアップ】と名付けていた。
【レベルアップ】に関する報告に目を通した青年……立花という名の青年は部下を呼んだ。
そして、ある場所の下見をするように告げる。
「計画は順調に進みそうだ」
部下が部屋から去ると、立花はそんなことをつぶやいた。
◇◇◇
【夜の黒猫亭】を訪れた長谷川は、いつものようにシオンを指名した。
長谷川を部屋に招いたシオンは、ベッドの端に腰を下ろした彼の目の前でマゼンタのブレザーの制服と下着を脱いで全裸を晒す。
全裸になったシオンは、スーツ姿の長谷川の膝の上に乗った。
シオンを抱きしめ、唇を重ねる長谷川。舌がシオンの唇をノックすると、彼女は唇を小さく開ける。
ヌルリとシオンの口の中に入り込む長谷川の舌。そのまま、シオンの舌を舌で愛撫した。
「ん……ふぅ……」
愛撫される舌から快感が走ってきて、頬をほんのりと赤く染めたシオンは、唇と唇のかすかな隙間から甘く潤った声を漏らす。
シオンとディープなキスをしながら、長谷川は片方の手を彼女の尻へと伸ばしていった。
手のひらがシオンの尻を撫で回す。
「んふっ……あふっ……んっ」
長谷川の手で撫でられる尻を、くすぐったそうにモジモジと小さく動かすシオン。
充分にシオンの唇と舌を味わった長谷川は、唇と舌を離した。そして彼女をベッドに横たわらせると、スーツと下着を脱いで裸となる。
肉棒をそそり立たせている長谷川は、シオンの足首を掴んで両脚を大きく広げさせた。
股間に顔をうずめ、舌を伸ばす長谷川。伸びた舌は、シオンの少女の証しであるスリットに沿って這わされる。
「ああ……」
舌がスリットに這う音に混ざり、シオンの快感の色で染まっている声が部屋の中に響く。
長谷川の舌で愛撫される股間からの快感で、シオンの全身の肌は赤く染まっていった。
舌を股間のスリットに這わせながら、長谷川は両手をシオンの胸へと伸ばす。
Aカップの乳房が握られ、揉まれる。
「あふっ……ふぅ……んっ、ああ……」
股間だけではなく胸からも快感が広がってきて、シオンが口からこぼす声の中にある快感の色が濃くなっていく。
何度も股間に舌を這わせているうちに、スリットの上の方で小さな何かが顔を覗かせる。
疾走する快感によって充血し、勃起した少女の淫らな肉真珠……クリトリス。
長谷川は舌の先で、勃起したクリトリスを軽くつっついた。
「んっ! あぁっ!」
敏感過ぎるほど敏感な突起。軽くつっつかれる程度でも、痺れるような快感がシオンの中を疾走していく。
長谷川はAカップの乳房を揉みながら、舌先でクリトリスを愛撫する。
「あふっ! くぅ……くふぅっ! ふあっ!」
敏感な突起から走ってくる快感で、シオンは腰を小さく跳ねさせながら喘いだ。
赤く染まっている彼女の肌は、乳房とクリトリスからの快感により、汗で覆われていった。
何度も舌先でクリトリスをつっつかれているうちに、シオンの内側の快感は高まっていく。
長谷川が淫真珠を愛撫する舌の力を強めた瞬間、
「ふあうっ!」
シオンは目を見開いた。
高まった快感が、爆発を起こす。
腰が大きく跳ねて、長谷川の顔が埋まる股間のスリットから淫蜜が噴き出す。
噴き出した淫蜜は、彼の顔を塗らした。
クリトリスを刺激されて絶頂したシオンの全身から、クタッと力が抜ける。
長谷川は肌を真っ赤に染めて荒く呼吸をしているシオンの股間から顔を離すと、彼女の両脚を脇に抱えた。
そして、いきり立っているモノの先端をシオンの濡れている股間に当てる。
シオンの汗で濡れている顔に、期待するような妖しげな表情が浮かぶ。
彼女のその期待に応えるかのように、長谷川は腰を強く突きだした。
怒張がスリットを左右に割り広げ、秘洞へと埋没する。
衝撃とともに快感が股間から走ってきて、
「あふぅああっ!」
シオンは首を反らして声を響かせる。とても甘い色のある声。
淫蜜で熱く濡れている秘洞は埋没してきた長谷川のモノを歓迎するかのように、きつく締めつけてきた。
長谷川に悦(よろこ)びを与え、興奮させる締めつけ。
興奮で呼吸を荒くして、彼は腰を動かした。
「あっ、あっ! あふっ……あふうっ!」
肉棒が秘洞をえぐるグジュグジュという粘った音とともに、部屋の中にはシオンの甘い喘ぎ声が響き渡った……。
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