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サイキック・ウォーリアーズ

ジャンル: ハイ・ファンタジー 作者: 護堂アオイ
目次

第6話「シオン・2」


「あっ、あっ……んっ……ああ……っ」
 部屋の中に、シオンの甘い喘ぎ声が響く。ベッドに寝そべっている長谷川の腰に、彼女はまたがっていた。秘洞には、長谷川の肉棒が埋まっている。
 シオンは彼の胸に手を置き、腰を上下に動かして肉棒を出し入れさせていた。
 淫蜜で、熱く濡れているシオンの秘洞。腰を動かすたびに淫蜜が溢れ、長谷川の股間を濡らしていく。
 長谷川は、シオンの好きなようにさせる。
「はあ、あっ……ふぅ……んっ、あっ……あふっ」
 彼女はときには速く、ときにはゆっくりと腰を動かして、快感を貪っていた。
 快感を得ているのは、シオンだけではない。長谷川も、快感を得ている。
 シオンの秘洞はきつく締まり、ウネウネと蠢いている。それが長谷川の肉棒を刺激し、快感となっていた。
 肉棒が出入りする秘洞から走る快楽で、シオンの全身の肌は真っ赤に染まっている。
 真っ赤に染まっているだけではなく、しっとりと汗で覆われていた。
 自分の上で腰を動かしているシオンに向かって、長谷川は片方の手を伸ばす。伸びた彼の手は、シオンの尻へと回る。
 上に下に動くシオンの尻を撫でたかと思うと、長谷川の手は尻の割れ目に差し込まれた。
「んっ……」
 人差し指の先が、尻の谷間の奧で息づいているキュッとシワが寄っている小さな穴に触れた。シオンは尻を震わせ、小さく声を漏らす。
 長谷川は人差し指で、シオンの尻穴をくすぐった。
「ああ……」
 尻穴をいじられ、シオンは尻を震わせながら甘い声を漏らす。ソコを長谷川の指でいじられて、嫌悪は感じない。感じるのは、悦楽。
 長谷川にシワ穴をくすぐられながら、シオンは腰を上下に動かし続ける。長谷川の指は、シワを広げながら根元まで埋没した。
 広がったシワは元に戻ろうとして、長谷川の指をギチギチと締めつけてくる。
「んくぅっ!」
 男の人差し指が埋まった尻穴から、逆流の感触とピリッとした痛みが走ってきて、シオンは腰の動きを止めて首を反らす。
 ただの痛みではない。快感の混ざった痛み。
 長谷川が指を出し入れさせると、痛みは失せて快楽だけを感じるようになっていく。
「ああ……んく……あふ……」
 尻穴からの快感で、甘い声を漏らす真っ赤な顔のシオン。
 長谷川は尻穴に埋めた指を出し入れさせながら、
「腰が止まっているぞ、シオン」
 彼女の顔を見上げながら言う。
 長谷川の指が出入りする穴からの快感で肩を小さく震わせながら、シオンは止めていた腰の上下運動を再開させた。
「はあ、ああ……ふぅ、ああ……あっ、あふっ……」
 肉棒でえぐられる秘洞、人差し指でえぐられる尻穴……2つの場所から生じる快感で喘ぎながら腰を動かすシオン。
 そんなシ姿を見つめながら、長谷川は彼女の尻穴に押し込んだ人差し指の動きを強める。
「んくぅっ! ああっ! お、おじ様……それ、強すぎ……んんっ!」
 尻穴から走ってくる快楽が、大きくなった。
 腰の動きが止まりそうになるが、長谷川に快感を与えるために、シオンは喘ぎながらも腰を動かし続ける。
 秘洞を濡らす淫蜜の量が増えていく。溢れる淫蜜は、長谷川の股間だけではなく下腹までベトベトに濡らしていった。
 疾走する快感で腰の動きが止まりそうになるが、自分のために腰を動かし続けるシオンの姿を見ていると、長谷川は意地悪をしたくなる。
 甘い声を漏らしながら腰を動かすシオンの尻穴に、長谷川は中指も当てた。
 彼女の尻穴に、人差し指だけではなくグイッと中指まで挿入される。
「ひくぅっ! ああっ!」
 2本の指が埋まった尻穴から、圧迫感が走ってくる。
 息が詰まりそうな圧迫感。シオンは「あ、うう……うう……」と、うめくように喘ぎをこぼす。甘い喘ぎ。
 圧迫感の中には、快感があった。それがシオンの口から、潤った声を響かせる。
「お、おじ様……そ、それ……きつい……」
 そんなことを言うシオンだが、尻穴に埋まった2本の指が出入りすると、
「ああっ! あふ……ふぅ……ふぅあっ!」
 と快楽の色で染まっている声を口から漏らす。
 長谷川は単に指を出し入れさせるだけではない。
 ときには回転の運動も加えて、シオンの尻穴をえぐった。
 強烈な悦楽が尻穴から生じて、彼女の中を疾走していく。悦楽が強烈すぎて、シオンの腰の動きは止まってしまう。腰を動かせない。
 彼女が腰を動かせないのを感じ取った長谷川は2本の指による出し入れを続けながら、体を起こした。そして片方の腕でシオンの腰を抱く。
 尻穴に指を2本押し込んだまま、彼女の体を上下に揺さぶる。
「あふうっ! ふあうぅっ!」
 肉棒でえぐられる秘洞、2本の指でえぐられる尻穴……2つの場所から疾走してくる快楽で、シオンは頭の中を引っかき回されるような錯覚を抱いて喘ぎ声を響かせる。
「あんっ! ああんっ! おじ様! おじ様っ!」
 体を上下に揺さぶられるシオンは、たまらず長谷川の首に抱きついていた。
 長谷川はシオンの裸身を揺さぶる動きを速くさせる。
「あふぅっ! ああっ! あふあああっ!」
 彼女の中を疾走する悦楽が強まっていく。
 長谷川に抱きついているシオンが感じるのは、秘洞と尻穴から駆けてくる快楽だけとなっていく。
 それ以外は感じなくなっていった。思考が白く塗りつぶされていくような感覚をシオンは抱いた。
 長谷川の手で揺さぶられるシオンの裸体が小さく震えだす。
 最初は小さかった震えだが、肉棒で秘洞をえぐられるたびに、指で尻穴をえぐられるたびに、震えはどんどん大きくなっていった。
「ふぅあっ! あふぅっ! あっ、あっ!」
 口から漏れる声は、切羽詰まったようなものになる。
 そして、裸身の震えはさらに大きさを増していく。
 シオンの中では快感がパンパンに膨らんでいて、今にも爆発を起きしそうであった。
 長谷川はシオンの体を高く上げ、尻穴から抜けるギリギリまで2本の指を引く。
 一気にシオンの体を落とし、指を突き込む。
 根元まで秘洞に埋まる肉棒。2本の指も根元まで尻穴に埋まっていた。
「んくぅっ! あふぅあああっ!」
 ビクビク、ビクビクと裸身を大きく震わせるシオン。快感が、彼女の中で爆発を起こした。性の高みに達したシオン。意識が遠くに飛びそうであった。
 彼女が絶頂したのと同時に、長谷川の肉棒も弾けていた。秘洞に放たれた欲望液を熱く感じながら、シオンは長谷川にしなだれかかる。
 彼は全身を真っ赤に染めて汗だくになり、呼吸を荒くしているシオンを優しく抱きしめた。

 熱いシャワーを浴びて汗を流し、スッキリとしたシオンは裸身にバスタオルを巻いてシャワールームから出る。
 今日も長谷川は彼女に情報を持ってきてくれた。
 いつもどおり、カームに手伝ってもらうことにする。
 スポーツブラとレーサーパンツを身に着け、マゼンタのブレザーの制服を着たシオンは【夜の黒猫亭】を後にした。

◇◇◇

 長谷川が予知した場所に、犯罪者は姿を見せた。相手は超能力犯罪者であった。
 捕まってたまるかと、シオンとカームに向かって超能力で攻撃してくる。
 突風がシオンを襲う。その突風を避けたシオンは電撃を放とうとするが、それよりも速く、また突風が飛んでくる。
「うそっ!?」
 驚きつつも、どうにか飛んできた突風をかわす。超能力の発動が短く、そのため驚いた。
 他の超能力犯罪者も、超能力が発動する時間が短い。
 レベルが高い……レベル3か4はあるだろうと、シオンとカームは思った。
「けどっ!」
 風使いが放つ突風をかわしながら、シオンは電撃を飛ばす。シオンもレベル4の超能力者だ。超能力が発動する時間は短い。
 攻撃をかわしつつ電撃を放つ……造作もないことだ。
 風使いは電撃の直撃を受け、あっさりと意識を失う。
 電撃で風使いを倒したシオンは、反射的に身を沈めていた。それまで頭があった位置を、灼熱の火炎が通過した。
 発火能力者がいるのだ。
 シオンは身を沈めた姿勢のまま発火能力者に電撃を飛ばそうとするが、それよりも速く火炎が飛んでくる。
「おっとっ!」
 横に跳んで火炎を避けるシオン。
(この場にいる全員、レベル4はある!?)
 発火能力者の火炎攻撃をかわしたシオンは、また横に跳ぶ。衝撃波が路面をえぐった。
 衝撃波を放つ超能力者がいて、衝撃波を連続して飛ばしてくる。かなり威力が高い衝撃波だ。やはりレベル4はあるとシオンは感じた。
 火炎や衝撃波をかわしながら、電撃を放つシオン。狙いを定めずに放っているため、なかなか当たらない。防戦になってしまう。
 それはカームも同じようだ。レベル3のカームだが、敵の攻撃をかわしたり防いだりするので精一杯のようだ。彼女にしては、珍しいことであった。
 カームの援護に行こうとするシオンだが、発火能力者と衝撃波使いに邪魔されてしまう。
(ったく、今回は面倒な連中に当たっちゃったようねっ)
 全員がレベル4というのは、予想外であった。いつものようにカームと一緒なら余裕で犯罪者を捕らえることができると思っていただけに、だ。
 シオンはどうするか考える。一時撤退するべきかどうか……。
 考えている間も、超能力による攻撃は続いていた。
 ここは撤退するのが賢明かと思いながら後ろに跳ぶシオン。それまで彼女が立っていた場所に、衝撃波が直撃する。
 路面は大きくえぐられるかと思ってシオンだが、
「え?」
 意外そうな声を上げる。
 路面は少しも、えぐれることはなかった。
 衝撃波使いは、またシオンに向かって衝撃波を放つ。
 それを避けるシオンだが、威力が低下しているのを感じ取った。
 発火能力者が放つ火炎も、明らかに威力が低下している。
 衝撃波使いと発火能力者、どちらも自分の超能力の威力が低下したことに戸惑いを見せている。
「なにが起きているのか知らないけど……」
 シオンは右腕に青白い電光をまとわせながら、衝撃波使いに接近した。
 衝撃波使いは超能力を使おうとするが、すぐには発動しなかった。衝撃波を放つ前に、電光をまとったシオンの右ストレートを受ける。
 吹き飛び、気絶する衝撃波使い。シオンは発火能力者に向かう。火炎が飛んでくるが、威力は低い。そして、連発することができない。
 発火能力者もシオンの電撃パンチを食らい、意識を失った。
 2人の超能力犯罪者を倒したシオンはカームの方を見る。彼女の方も逆転していた。やはり相手の超能力の威力が急に下がったようだ。
 超能力犯罪者たちに何が起きたのか、シオンにもカームにも分からないが、全員を倒すことはできた。

 後で分かったことだが、シオンとカームが今夜捕らえた超能力犯罪者は、テロリストグループ【赤い月光】のメンバーであった。

◇◇◇

 カームの自宅があるマンション。明かりをつけていない寝室で、カームとシオンは抱き合い、唇を重ね合っていた。
 光源は、窓から射し込む月明かりと街の明かりだけ。
 カームが唇を離すと、唾液の糸が一筋橋を架ける。それは、すぐにプツリと千切れた。
 カームの手が、シオンの制服を脱がす。シオンの手が、カームの制服を脱がす。脱がされた制服は床に落ち、2人の女は下着姿となる。
 カームはスポーツブラとレーサーパンツという格好のシオンを抱きしめ、再び唇を重ねるとベッドに飛び込んだ。
 唇で唇を味わいながら、スポーツブラに包まれたAカップの乳房に手を伸ばす。
「んっ……」
 スポーツブラの上から乳房を握られて、シオンは重なった唇のかすかな隙間から小さく声を漏らした。
 カームの手は、優しい力でシオンの乳房を布の上から揉んだ。
「ああ……」
 胸からじわりと快感が広がってきて、シオンが漏らす声には甘い響きが混ざるようになる。
 布越しにカームが乳房を揉むたびに、
「あっ……んっ……んっ……」
 とシオンは喘いだ。乳房からの快感で、彼女の顔はほんのりと赤く染まっていった。
 何度もつつましいサイズの乳房を揉まれているうちに、シオンはスポーツブラ越しに揉まれるだけでは物足りなくなってくる。
「ふぅ……んっ……ふぅっ……」
 もどかしそうに、上半身をくねらせるシオン。
 彼女が何を欲しているのか……唇を通じて、カームは感じ取った。
 カームの手はスポーツブラを掴み、たくし上げ、つつましいサイズの乳房を露わにさせていた……。
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