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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第35話「たわむれ・4」

 真理(まり)の部屋。

「はあ……あっ、あっ……」

 甘さを感じさせる声が、静かに響いていた。

 学習机の前の椅子に座っている真理。灰色のブラウスにデニムのミニスカートという格好だ。

 ブラウスのボタンはすべて外され、前が広げられている。白い地にオレンジ色のドット柄のジュニアブラが露わになっていた。

 目を閉じている真理は、ジュニアブラの上から自分の手で乳房を揉んでいる。

「あっ、あっ……」

 カップの上から乳房を揉んでいる真理だが、物足りなさを感じた。

 ドット柄のカップをたくし上げ、小さいがもう成人型になっている乳房をむき出しにさせる。

 そしてカップ越しではなく直接、乳房を揉んだ。

「ああ……あっ」

 感じる快感が増す。

 指先がピンク色の乳首に触れる。真理は人差し指の爪の先で乳首を軽く引っかく。

「んくぅっ!」

 快感で、声を響かせながら肩を跳ねさせる。

 真理は何度も乳首を引っかき、そのたびに肩を跳ねさせながら声を響かせた。

 乳首を引っかく真理は、もっと快感が欲しいと感じる。

 快感で顔を赤く染めている彼女は、親指と人差し指で乳首をつまんだ。そのまま、乳首を軽い力でキュッとひねった。

「はうんっ!」

 爪で引っかくよりも強い快感が走ってきた。口から響く甘い声が大きなものになる。

 今日は家に、真理しかいない。よかったと思いながら、真理は乳首を何度もひねり、声を漏れ響かせる。

「あっ、あっ! はうっ! んっ……ああっ!」

 乳首をひねるたびに強い快感が走る。

 目を閉じている真理が思い浮かべているのは、亮一(りょういち)の姿だ。

 異性として意識している亮一。彼の姿を想像しながら、真理は自慰をしていた。

 片方の手で乳首をいじりながら、真理はもう片方の手をミニスカートへと伸ばす。

 ホックを外してファスナーを下げる。ミニスカートを下げる真理。ジュニアブラと色を合わせたパンティが露わになる。

 パンティも下げ、下半身をむき出しにする真理。

 片方の手で小さな乳房を揉んで乳首をいじり、ミニスカートとパンティを下げた手を無毛の股間へと伸ばしていく。

 中指で少女の証しであるスリットをスーッとなぞる。

「あふっ!」

 ソコから快感が走る。真理は甘い声とともに、腰をピクンッと小さく跳ねさせた。

 真理は何度もスリットをなぞり、腰を跳ねさせながら「あっ、あふっ!」と声を漏らす。

 快感で、全身の肌が赤く染まっていく。

「あっ、あっ……」

 つまんだ乳首をひねりながら、真理は人差し指と薬指を使ってスリットを左右に広げた。

 綺麗なピンク色の秘洞が、外気に晒される。

 中指が、秘洞の浅い部分に入り込む。

「あふっ! あぁっ!」

 股間から快感が広がってくる。

 もっと快感を得たくて、真理は秘洞に入れ込んだ中指を動かした。

「ああっ! あっ、あっ!」

 疾走する快感で腰が震える。

 乳首をひねっているのも、秘洞をいじっているのも、亮一の指だと真理は想像する。

 すると、疾走する快感が強まっていった。

「あふんっ! ふあっ! あふぅっ!」

 口から響く甘い声も大きくなる。

 赤く染まっている肌は、快感の汗でシットリと濡れていく。指でもてあそんでいる秘洞も、少女の蜜で濡れていった。

 乳首をひねる指の力が無意識のうちに強くなり、秘洞をいじる指の動きが速くなる。

「はあっ、ああ……あふっ! あふぅっ!」

 甘い声を大きく響かせる真理の背筋を、ゾクゾクとした感覚が走るようになる。

 寒気にも似たその感覚は、乳首をひねるたびに、秘洞をいじるたびに大きく強くなっていった。

「あっ、はあっ! あふ、ふあっ! ああっ!」

 口から響く声が、切羽詰まったようなものになる。

 乳首を強くひねり、秘洞に入れ込んだ指も強く動かした瞬間、

「あふぅっ!」

 真理は椅子の上で背を反らし、全身をビクビクと震わせた。

「あっ、あっ……あああっ!」

 あられもなく、甘い声を大きく響かせる真理。

 快感が爆発し、性の高みへと達した。

 自分の指で絶頂した真理は、余韻の吐息をこぼしながら、椅子の上でクタッと脱力する。

 体がだるく、しばらくは乱れた下着と服を直すことはできなかった。



◇◇◇



 その日、葉月(はづき)はいつものように付き合っている男子である巧実(たくみ)の部屋で秘密のデートをしていた。

 Tシャツにジーパンという服装の葉月。椅子に座っている巧実の目の前で、Tシャツをゆっくりと脱いでいく。

 葉月はTシャツの下に、裾の短いタンクトップを着ていた。Tシャツと同じ色のタンクトップは、布地が薄いらしい。

 乳首の形がポッチリと浮き上がって見えていた。色も透けて見えている。

 脱いだTシャツを放り投げ、葉月はジーパンに手を伸ばした。

 ベルトとホックを外し、ファスナーを下げて両端を掴む。顔に笑みを浮かべ、葉月はジーパンを脱いだ。

 露わになったパンティの色は、白と赤のチェック柄であった。

「上と下、先にどっちを脱いだ方がいい?」

 タンクトップとパンティ姿になった葉月は、ポーズをとりながら巧実に聞く。

 葉月の姿を眺めながら、巧実は考える。

 考えて、

「下から脱いで」

 と答えた。

 葉月はうなずくと、パンティの両端に指を引っかける。そして、スルリと脱いだ。

 無毛の股間、ボリュームが少し不足しているがそれでも可愛らしい形のお尻がむき出しとなる。

 チェック柄のパンティを放り投げ、葉月は裸の下半身を強調するポーズを巧実に見せた。

「葉月……」

 ポーズをとる葉月を見つめながら、巧実は静かな口調で言う。「こっちに来て」と言いながら、ジーパンと下着を下げる。

 巧実の股間では、少年の証しが硬くなって立ち上がっていた。

 裾の短いタンクトップだけを身に着けた葉月は彼の元に歩み寄る。

 巧実が何を求めているのか分かるので、彼の足元にしゃがみ込む。巧実は葉月の頭を軽く掴み、股間へと導いた。

 葉月は舌を伸ばすと、

「んっ、ふぅ……」

 立ち上がっている少年の証しに、ためらうことなく這わせた。

 根元から先端へ、先端から根元へと這う葉月の舌。何度か往復させた後、根元だけに舌を這わせる。

 それから今度は先端だけに、チロチロと舌を踊らせた。

 葉月の舌で少年の証しを愛撫され、巧実は満足そうな吐息をこぼす。

 彼の吐息を耳にする葉月は、先端に舌を這わせ続けながら幹の部分を右手で握り、しごいた。

 少年の証しから走ってくる快感が増して、巧実がこぼす満足そうな吐息が濃くなる。

 葉月は先端に這わせる舌の動きを強くさせ、幹の部分を握る右手の力も強めた。

 巧実がこぼす吐息は、ますます濃くなっていった。

 もっと彼に快感を与えたくなる。

 葉月は左手も、巧実の股間へと伸ばしていった。

 伸びた左手は、少年の証しの下……シワだらけの肉の袋を弱い力で握る。葉月は握った肉袋を、優しい力で揉んだ。

 先端に舌が這い、幹の部分をしごかれ、そして肉袋を揉まれる……巧実が抱く快感は、どんどん大きくなっていく。

 満足そうな吐息が、さらに濃くなっていった。

 葉月の舌や手で愛撫される巧実の少年の証し、ソレはやがて脈動を開始していた。

 愛撫を受けるたびに、脈動は大きくなっていく。

 葉月は少年の証しの先端に這わせる舌の動きを激しくさせる。すると、脈動の大きさが増していった。

 強い勢いで舌を先端に這わせた瞬間だった。巧実の少年の証しは、葉月の手の中で弾ける。

「わぷっ!」

 弾けて、白濁した体液を放つ巧実の少年の証し。

 放たれたものは、葉月の顔を白く汚した。

 満足したような表情を浮かべる巧実は、ティッシュペーパーで葉月の顔を拭う。下着とジーパンを身に着けた彼は、下半身裸のままの葉月をベッドの端に座らせる。

 そして、彼女にM字開脚をしてもらう。

 巧実は葉月の前で膝をつくと、大きく広げられた股間へと舌を伸ばしながら顔を寄せていった。

 巧実の舌が、葉月の少女の証しであるスリットに沿って這う。

「あんっ……」

 股間から気持ちよさが走ってきて、葉月は甘い声を漏らす。巧実の舌は、何度もスリットに沿って這う。

 彼の舌が動くたびに葉月は、

「あっ、あっ……あふ……あっ」

 と快感の色で染まっている声を聞かせた。

 彼女のそんな声をもっと聞きたくて、巧実はスリットに這わせる舌の動きを激しいものにさせる。

「あふぅっ!」

 股間からの気持ちよさが強いものになり、それに合わせて葉月が口から響かせる甘い声が大きなものになった。

 巧実は激しい勢いで、何度も舌をスリットに這わせる。

 少女の証しであるスリットに舌を這わせながら、巧実は裾からタンクトップの内側に右手を差し入れた。

 手のひらが、まだ膨らみのない葉月の胸を撫で回す。

「ああ……」

 股間だけではなく胸からも気持ちよさが広がってきて、葉月は顔を赤く染めて熱い吐息をこぼした。

 巧実は片方の手で胸を撫で回しながら、もう片方の手をお尻へと伸ばしていく。

 葉月のお尻は、巧実の手のひらで撫でられる。

「んっ……」

 お尻を撫でられ、くすぐったそうな声を漏らす葉月。

 だが、くすぐったそうな声を漏らしたのは最初だけ。すぐに、

「あっ、あっ……」

 と甘い声を葉月は漏らす。

 お尻からも気持ちよさが走ってきて、それが彼女の口から甘い声を漏れ響かせる。

 葉月の甘い声を聞きながら、巧実は舌の動きをより激しいものにさせた。胸とお尻を撫で回す手のひらの動きも大きく強いものにさせる。

「あふぅっ! あっ、あっ! あふっ!」

 葉月がこぼす潤っている声が、さらに大きくなった。

 顔だけではなく、全身の肌が気持ちよさで赤く染まっていく。

 巧実は夢中になって舌と手のひらで葉月を愛撫する。

 葉月の中で、快感が風船のように膨らんでいった。快感の風船は、巧実の愛撫を受けるたびに大きさを増していく。

 巧実が舌全体を使ってスリットを舐めた瞬間、

「はうんっ!」

 葉月は目を見開いた。

 膨らんでいた快感が、破裂を起こす。

「あっ、あっ……ふぅああっ!」

 背中を反らし、全身をガクガクと震わせる葉月。

 少女の証しであるスリットからは、大量の蜜が噴き出して巧実の顔を濡らした。

 性の高みに達した葉月。

「はあ、ああ……」

 余韻の吐息をこぼす彼女の体から、力が抜けていく。

 顔を濡らす葉月の蜜を手の甲で拭った巧実は、全身を真っ赤に染めて荒く呼吸をしている彼女の頬に軽くキスをする。

 絶頂して敏感になっている葉月は、くすぐったそうに首をすくめた。
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