貴之の弟夫妻やってくる 前編
今日は久々の休み、だがいつもの様に潤ちゃんは仕事の為、家にいるのは僕と子供達だけである。
しかしながら…僕も子供達の世話はするが…料理を作らない間、子供達と触れあう事くらいしか無い。
いつも仕事場では、夏彦は育児センターに預けてしまってるから…。
だが、夏彦を寝かしつけると後は美冬と雪菜の二人の世話をするだけ。
美冬「パパ~今日はどうするの~?」
貴之「んー? そうだね~♪」
ピンポーン
まさかのタイミングで家のチャイムが鳴る。
貴之「はーい! みふ~ゆき~待っててね~。 パパ、お客さんの対応してくるからね~。」
「「はーい!」」
僕は来客の対応をする事に。
玄関のドアを開けると…
貴之「はぁーい…おっ!」
??「兄さん、お久しぶり。」
??「ご無沙汰です、お義兄さん。」
来客の正体は、僕の弟一家。
4歳年下の弟の嘉之(よしゆき)と、その奥さんである千晴(ちはる)さん、そして千晴さんが抱いている赤ちゃんは2人の子供の阿澄(あすみ)ちゃんだ。
貴之「何だ、どうしたんだ? いきなりで驚いたぞ?」
嘉之「ゴメンゴメン、いやー僕も暇でさー。」
貴之「マジかよ。」
何と来た理由は、弟も暇だったからとの事。
貴之「しかしお前な…来るなら連絡ぐらいしてくれよ…。 つい少し前まで料理作ってたんだからな。」
嘉之「ありゃ、そうだったの!? うわー兄さん、驚かすつもりが…とんだ失敗だった…!」
千晴「アハハハッ」
先程まで料理を作ってた事を教えると、嘉之は僕を驚かすつもりで来た事を自白し落胆する。
この野郎…昔からイタズラ好きだからな…。
貴之「残念だったな、まあ取り敢えず上がれよ。」
嘉之「おいーっす。」
千晴「失礼します。」
僕は取り敢えず、弟夫妻を家に上がらせる事にした。
そして子供達に嘉之達が来た事を教えた。
貴之「みふ~ゆき~。 嘉之の兄ちゃんが来たぞ~。」
嘉之「おお~子供達よ~! 嘉おじちゃんだぞぉ~!!」
「「わ~おじちゃん~。」」
貴之「何でおじちゃんなんだよ?」
嘉之「え、兄さんの弟の子供から見たら僕は叔父さんでしょ?」
貴之「いや…そうだけど…。」
昔から訳の分からん嘉之のノリに僕は困り果てる。
それを分かってるのか千晴さんも少し苦笑いで僕の事を見てくれる。
千晴「義兄さんも大変ですよね。」
貴之「まあ…昔から変わらんというか…。 美月と違って手の掛かるアホですよ…。」
千晴「義姉さんはまあ大丈夫ですけど…。」
二人で嘉之の愚痴を語ってると、嘉之は美冬と雪菜と遊び始めた。
流石に現役の保育士だけ有って、子供の扱いは手慣れてるな。
美冬「おもしろぉい~!」
雪菜「次は次は?」
嘉之「んーとね…次は…。 ん!? あれは何だ?」
美冬「え、何々?」
雪菜「何が何が?」
嘉之「フゴフゴフゴ…ブタさん鳴き声。」
子供達がかなり喜んでる、まあ僕には無いものである事は間違いないな。
これに関しては感謝しないといけないかも。
すると、千晴さんが何かに気づいた。
千晴「あの…潤さんは?」
千晴さんが嫁の姿が無い事に気づいた。
貴之「あぁ実は…仕事で…。」
千晴「あららら…それは大変ですね。」
貴之「でもまあ、夕方頃には帰ってくるのでそれまで居るなら。」
千晴「分かりました。」
仕事とは言え潤ちゃんは夕方頃にまでは帰ってくる予定。
今、昼の13時だから後4時間位すれば帰ってくる感じだろう。
嘉之「じゃあ、義姉さんが来るまで僕が子供達の世話をするよ。 それに義姉さんを驚かせたいし♪」
貴之「あのなぁ…。」
嘉之はまたも驚かせるとの事、これはつまり連絡するなという事を意味してるのだろう…。
だが、突然誰か来客が来ている事を知ってしまったらビックリするのは目に見えるが…潤ちゃん仕事帰りでどんな反応するか分からん…。
貴之「うちの嫁、仕事帰りなんだから…サプライズするのは休みの時だけにしとけよ。 疲れて帰って来てもお前の望む反応は出ないと思うぞ。」
嘉之「うぅ…分かった。」
嘉之にそう念入りを押して伝えると、流石の嘉之もバツが悪そうな顔をして分かってくれた様子。
千晴「それはそうと、潤さんって最近配信始めたんですよね?」
千晴さんが潤ちゃんの配信について聞いてきた。
まあ何を隠そうにも…千晴さんもゲーム好きだからね。
貴之「ん、まあね。」
千晴「どこの部屋でやってるんですか?」
どうやら千晴さん、潤ちゃんがどこの部屋で配信をやってるのか気になる様子。
貴之「あの部屋だね。」
僕は潤ちゃんが配信で使ってる部屋を指差した。
千晴「中、拝見しても宜しいですか?」
貴之「別に良いですけど。 子供、僕が抱いておきますか?」
千晴「あ、ありがとうございます。」
千晴さん、中も確認したいとの事らしい。
それで僕は子供の阿澄ちゃんを抱く事にした。
すると嘉之がこんな事を話し始めた。
嘉之「ちはちゃん、義姉さんの配信毎回見てるからね~。」
貴之「そうなのか?」
何と千晴さんは、潤ちゃんの配信を毎回見てるとの事。
しかもそれをダウンロードして自分の使ってるPCからDVDに移し変えたりしてるらしい…。
嘉之「長い配信の時はDVDを2つにして前編後編に分けるくらいだからね。」
貴之「そんなにかよ。」
千晴さんの意外な姿を知った僕、人というのはやはり分からないな。
しかしながら…僕も子供達の世話はするが…料理を作らない間、子供達と触れあう事くらいしか無い。
いつも仕事場では、夏彦は育児センターに預けてしまってるから…。
だが、夏彦を寝かしつけると後は美冬と雪菜の二人の世話をするだけ。
美冬「パパ~今日はどうするの~?」
貴之「んー? そうだね~♪」
ピンポーン
まさかのタイミングで家のチャイムが鳴る。
貴之「はーい! みふ~ゆき~待っててね~。 パパ、お客さんの対応してくるからね~。」
「「はーい!」」
僕は来客の対応をする事に。
玄関のドアを開けると…
貴之「はぁーい…おっ!」
??「兄さん、お久しぶり。」
??「ご無沙汰です、お義兄さん。」
来客の正体は、僕の弟一家。
4歳年下の弟の嘉之(よしゆき)と、その奥さんである千晴(ちはる)さん、そして千晴さんが抱いている赤ちゃんは2人の子供の阿澄(あすみ)ちゃんだ。
貴之「何だ、どうしたんだ? いきなりで驚いたぞ?」
嘉之「ゴメンゴメン、いやー僕も暇でさー。」
貴之「マジかよ。」
何と来た理由は、弟も暇だったからとの事。
貴之「しかしお前な…来るなら連絡ぐらいしてくれよ…。 つい少し前まで料理作ってたんだからな。」
嘉之「ありゃ、そうだったの!? うわー兄さん、驚かすつもりが…とんだ失敗だった…!」
千晴「アハハハッ」
先程まで料理を作ってた事を教えると、嘉之は僕を驚かすつもりで来た事を自白し落胆する。
この野郎…昔からイタズラ好きだからな…。
貴之「残念だったな、まあ取り敢えず上がれよ。」
嘉之「おいーっす。」
千晴「失礼します。」
僕は取り敢えず、弟夫妻を家に上がらせる事にした。
そして子供達に嘉之達が来た事を教えた。
貴之「みふ~ゆき~。 嘉之の兄ちゃんが来たぞ~。」
嘉之「おお~子供達よ~! 嘉おじちゃんだぞぉ~!!」
「「わ~おじちゃん~。」」
貴之「何でおじちゃんなんだよ?」
嘉之「え、兄さんの弟の子供から見たら僕は叔父さんでしょ?」
貴之「いや…そうだけど…。」
昔から訳の分からん嘉之のノリに僕は困り果てる。
それを分かってるのか千晴さんも少し苦笑いで僕の事を見てくれる。
千晴「義兄さんも大変ですよね。」
貴之「まあ…昔から変わらんというか…。 美月と違って手の掛かるアホですよ…。」
千晴「義姉さんはまあ大丈夫ですけど…。」
二人で嘉之の愚痴を語ってると、嘉之は美冬と雪菜と遊び始めた。
流石に現役の保育士だけ有って、子供の扱いは手慣れてるな。
美冬「おもしろぉい~!」
雪菜「次は次は?」
嘉之「んーとね…次は…。 ん!? あれは何だ?」
美冬「え、何々?」
雪菜「何が何が?」
嘉之「フゴフゴフゴ…ブタさん鳴き声。」
子供達がかなり喜んでる、まあ僕には無いものである事は間違いないな。
これに関しては感謝しないといけないかも。
すると、千晴さんが何かに気づいた。
千晴「あの…潤さんは?」
千晴さんが嫁の姿が無い事に気づいた。
貴之「あぁ実は…仕事で…。」
千晴「あららら…それは大変ですね。」
貴之「でもまあ、夕方頃には帰ってくるのでそれまで居るなら。」
千晴「分かりました。」
仕事とは言え潤ちゃんは夕方頃にまでは帰ってくる予定。
今、昼の13時だから後4時間位すれば帰ってくる感じだろう。
嘉之「じゃあ、義姉さんが来るまで僕が子供達の世話をするよ。 それに義姉さんを驚かせたいし♪」
貴之「あのなぁ…。」
嘉之はまたも驚かせるとの事、これはつまり連絡するなという事を意味してるのだろう…。
だが、突然誰か来客が来ている事を知ってしまったらビックリするのは目に見えるが…潤ちゃん仕事帰りでどんな反応するか分からん…。
貴之「うちの嫁、仕事帰りなんだから…サプライズするのは休みの時だけにしとけよ。 疲れて帰って来てもお前の望む反応は出ないと思うぞ。」
嘉之「うぅ…分かった。」
嘉之にそう念入りを押して伝えると、流石の嘉之もバツが悪そうな顔をして分かってくれた様子。
千晴「それはそうと、潤さんって最近配信始めたんですよね?」
千晴さんが潤ちゃんの配信について聞いてきた。
まあ何を隠そうにも…千晴さんもゲーム好きだからね。
貴之「ん、まあね。」
千晴「どこの部屋でやってるんですか?」
どうやら千晴さん、潤ちゃんがどこの部屋で配信をやってるのか気になる様子。
貴之「あの部屋だね。」
僕は潤ちゃんが配信で使ってる部屋を指差した。
千晴「中、拝見しても宜しいですか?」
貴之「別に良いですけど。 子供、僕が抱いておきますか?」
千晴「あ、ありがとうございます。」
千晴さん、中も確認したいとの事らしい。
それで僕は子供の阿澄ちゃんを抱く事にした。
すると嘉之がこんな事を話し始めた。
嘉之「ちはちゃん、義姉さんの配信毎回見てるからね~。」
貴之「そうなのか?」
何と千晴さんは、潤ちゃんの配信を毎回見てるとの事。
しかもそれをダウンロードして自分の使ってるPCからDVDに移し変えたりしてるらしい…。
嘉之「長い配信の時はDVDを2つにして前編後編に分けるくらいだからね。」
貴之「そんなにかよ。」
千晴さんの意外な姿を知った僕、人というのはやはり分からないな。
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