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180cmカップル

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

180cmの二人 休みでBBQをする 後編

ついにキャンプの最終日の夜、厳密に言えば前日の夜だけどね。
僕達は、コテージの屋上で絶景を堪能する事に。
その絶景とは…

恭平「いやー、やっぱりここから見える富士山は…絶景だね。」

その絶景とは、山梨から見える富士山の風景だ。
左右対称の綺麗な山が、夜空と月の光で輝いてる…。

蒼「この時間帯でしか見れない光景ですね。 やっぱり、今日…BBQ来て良かったですね。」

光久「休みやお金を使って行くだけの価値はありますね!!」

実を言うと、僕達が4泊5日にしたのは…この光景を見れるチャンスをより多く作るため。
その結果として、初日から3日目までは…この光景は見られず残念な結果になった。
そして迎えた今日の最終日…遂に…見れたこの光景…。
これこそが僕達の目的…!!

奈緒美「ホント…お金をいくら出しても…天候はどうにもならないからね~。」

秋恵「確かに…お金を出しても、見れる可能性は上がるだけで有って、確実に見れる訳じゃ無いからね。」

香澄「ギリギリだった…最終日で…見れて…良かった…!!」

社会人の3人も光景を見れた事が余程嬉しかったのか、目が輝いてる。
それもそうだろう、ギリギリの最終日で見れた訳だから。

奈緒美「さて…明日は出発だから、さ…もう寝室に行こう。」

とここで奈緒美姉ちゃんから、寝ようと促される。
まあ、良く見ると時刻も夜の10時を過ぎていた。
明日は、帰り支度も済ませなきゃ行けないから…早めに起きて準備しないとね。

自分の寝室に辿り着いた僕と蒼ちゃん。
寝る前に僕達はこんな話をする。

蒼「ねぇ、先輩…。 ボク思ったんですけども、あのタイトスカートとタイツ…今ここで着た姿を見ます?」

恭平「えっ、ちょっと待ってよ!? 良いのかい?」

蒼「先輩だからですよ♪ 今日は光景を見れた嬉しさからです。」

何と蒼ちゃんは、あのタイトスカートとタイツを持って来てたのだ!

蒼「じゃあ…先輩…。」

恭平「どうせ断っても見せるんでしょ? 分かった、僕は向こうを向いてるから。」

流石に僕は…蒼ちゃんの着替えを見ないように蒼ちゃん画像を見えない方向を向く。

蒼「先輩、終わりましたよ~。 どうぞ~。」

そして蒼ちゃんの着替えが終わり、僕は蒼ちゃんの方を向く。
蒼ちゃんの格好は、やや太めの丁度良い長めの脚が青色となっており、ピチピチとしたスカートでそれが更に際立っていた。
その格好に僕は呆気に取られる。

蒼「先輩~良いんですよ。 触っても♪」

恭平「いや…流石にそれは止めておくよ…。 ダメな行動でしょそれは…一線を越えるのは止めよう。」

蒼ちゃんが誘惑してくるが…しかし、僕はそれに負ける事無く断った。
触りたい願望は有るにしても…それは…ダメだ!

そして、蒼ちゃんは寝間着の格好に着替えると…直ぐにベッドに入り…僕も同じように自分のベッドに掛かってる布団を被って…。

恭平「じゃあ…蒼ちゃん。 おやすみ…。」

蒼「おやすみなさ~い♪」

明かりを消し…寝る事にした…。

そして翌朝、コテージに置かれた荷物を全部車の中に入れていく。
さらに、忘れ物が無いのかどうかを家族全員で確認していく、最後にコテージ内の掃除を隅々まで綺麗にする為。
これら全ての作業を朝の6時から始めて…3時間掛けてようやく終えた。

恭平「お疲れ様~。 そんじゃ…行きますか~。」

秋恵「はーい! 行きましょう~!」

ようやく5日に及ぶ…山梨県の生活が終わった…。
ただ…正直言って、終わって欲しくないと思ってた。
何だかんだ言っても…楽しかったし…。

光久「恭平さん。」

恭平「ん? 光久君、どうしたんだい?」

光久「何か僕…帰りたく無いです…改めて、最初は複雑でしたけども、いざ終わると寂しいですね。」

恭平「そうだね。」

光久「でも…僕達も家に帰らないと行けないですもんね。」

恭平「ここは、あくまで宿泊施設だしね。」

光久「でもまあ、最終日にあんなスゴいの見れたので本当にずっとここにいたい気持ちです。」

光久君の言う通り、最終日にあんなスゴい光景を見れば帰りたくない気持ちも出てくる。
だが…現実的に言えば…

蒼「みっちゃん、確かに帰りたくない気持ちはお姉ちゃんも有るけど。 ボク達学生組は学校や香澄お姉ちゃんとかの社会人組は職場に行くべき場所が有るわけだからね。」

光久「そうだね。」

蒼「それに、家には家しか味わえない面白さが有るわけだから!! さ、車に乗ろう!」

蒼ちゃんの介入で、何とか光久君も元気を取り戻した様子。
車に乗り込み、いよいよ…動き出す時…。
僕達が4日も過ごしたコテージが徐々に遠ざかっていく…。

数時間後…ようやく辿り着いた我が家。
5日ぶりに足を踏み入れる我が家は、何とも言えない感覚だった。
懐かしい…嬉しい…もう色んな感情が混ざって、自分の部屋に入った時には、真っ先にベッドに飛び込んだ。

ボフッ!!

恭平「はぁぁ~! 久し振りの我が家のベッド…!!」

蒼「何だかんだで、自分達の使うベッドが一番ですよね。」

恭平「そうだね。 いくら使っても良いとはいえ、我が家の様な感覚では使えないからね。」

蒼「ま、何はともあれ最終日に見れた光景は良かったですね…。」

恭平「うん。」

その後、秋恵姉ちゃんに早くお風呂入りなさーいと言われる僕達だった。
また明日から、いつもの我が家での1日が始まる…。
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