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180cmカップル

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

180cm彼女 タイツを履いた その1

今日、僕と蒼ちゃんは大学が休み。
そして、僕と蒼ちゃん以外の人達は仕事なり自分の用事なりで外出してしまい、今家にいるのは僕と蒼ちゃんだけだ。

そして…

蒼「せんぱーい♪」

恭平「おっ、蒼ちゃん。 !! そ…その…格好!」

僕は蒼ちゃんの姿に驚愕した。

蒼「へへへ~どうですか、今日は"タイツ"履いてみたんです。 似合いますか?」

何と、蒼ちゃんが"青色のタイツ"を着用して僕の前に現れた。
その姿に僕は思わず…

恭平「可愛い!」

と言ってしまう。

蒼「…あ、ありがとうございます!!」

青のタイツに同じ色のホットパンツを履いてる上に、長い脚が余計に際立って…いやらしく感じる。

蒼「せんぱーい。 良かったら~触っても良いですよ~♪」

何と蒼ちゃん、僕の手を取ると、その手を自分が履いてるタイツを触らせに来た。
タイツの質感が…手に良く伝わる…。

恭平「ちょっと…蒼ちゃん…!!」

蒼「先輩~どうですか、気持ちいいですか?」

恭平「う…うん…まあ…悪くは無いけど…。 何か変な気分になりそうだ…。」

正直、タイツの質感は悪くないが…いかんせん…こんな場面は、果たして良いものだろうか…?
蒼ちゃんの思いにもよらない行動に…思わず理性が飛びそうになる…。

恭平「それにしても、蒼ちゃん…。」

蒼「ん、なんでしょうか?」

恭平「君、その"青色のタイツ"はいつ買った物なの?」

僕は、彼女にいつ買った物なのかを聞いてみる事に。

蒼「んーと…このタイツ、友達に貰ったんです。」

恭平「友達?」

蒼「はい。 蒼もこういうのどう?って渡されて。」

恭平「はぁ~成る程。」

どうやら友達からの貰い物の様らしい。
しかも、その友達が言うにはある景品で貰った物の様だけど、自分はタイツをあまり履かないやら、色が特殊だからとかの理由で、たらい回しにされた挙げ句、蒼ちゃんに渡ったとの事。
まあ渡された際、彼女も…

蒼「ボクも、色味が好きな色なので嬉しかったです♪ むしろ、良いプレゼントです。」

結果的に彼女の好きな色だからか、まんざらでも無かったようだ。
ま、結果オーライって事だね。

恭平「それで、履き心地はどうなの?」

僕は彼女に履き心地を聞いた。

蒼「はい、何も問題は無いです。 気持ちいい履き心地です♪」

恭平「本当に? キツいとか、締め付けられるとかは無いの?」

僕は再度、彼女を問い詰めてみる。
本当に大丈夫なのか…?

蒼「んー、別に無い…って言ったら嘘になりますね…。 実はあります…ちょっとくすぐったいです…。」

恭平「ありゃま。」

蒼「あ、でもこれはボク自身の問題ですから、安心してください。」

くすぐったい事は、"タイツ"じゃ無くて蒼ちゃん自身の問題だと本人は言う。
まあ、実際僕も彼女が"タイツ"を履いた姿なんて滅多に見ないからね。
本当に…震える位の寒い時にしか履かないからね彼女は。

ただ、そんな彼女がいきなり"タイツ"を履くなんて、何があったんだろう?
僕は彼女に直接聞く。

恭平「ねぇ、蒼ちゃん。」

蒼「はい、どうしましたか?」

恭平「そもそもだけど、何で"タイツ"を履こうと思ったのかな?」

蒼「あー、それはですね…。」

蒼ちゃんが"タイツ"を履いた理由…それは…

蒼「今度、先輩と一緒に行く時…これを履いて行こうと思いまして。」

恭平「あぁ、そういう事。 今度の服装にそれを履こうと思ったわけね?」

蒼「はい。」

どうやら、今度僕と一緒に出掛ける時に着ていく格好らしい。

そういや…蒼ちゃんも良く考えたら、女の子なんだよね。
そりゃ…幼い頃から一緒にいて…一緒の部屋で寝て…って関係だったとしても…。
僕達は、恋人関係に近い状況だからね…そりゃ、男の僕に意識してもおかしくないね。

すると…僕はそんな彼女の手を取ると…軽く握る。
握られた蒼ちゃんは、顔を真っ赤にさせて軽くパニックになる。

恭平「蒼ちゃん。」

蒼「えっ…はい。」

恭平「ありがとう。 素敵な物を僕に見せてくれて♪」

蒼「えっ…あっ…こちらこそ…。」

僕は、彼女にお礼を言った。

蒼「それで、先輩。 このタイツの事は…。」

恭平「あぁ、大丈夫だよ。 皆には黙っておくし、僕から伝える事はしないから。 ただ…。」

蒼「ん? どうしたんですか?」

恭平「破れた時どうする?」

蒼「…考えてなかったです…。」

恭平「それに…洗濯する時も…。 見知らぬ色のタイツが洗濯物の中に有ったら、皆、誰の?って思うからね…。」

蒼「そうですね…。」

僕と蒼ちゃん以外には秘密にしようと考えてはいるものの…現状、幾つか壁が立ちはだかる。

恭平「一応、替えとかも買っといた方が良いね。 破れたら、後で買わなきゃ行けないし、無かったら後々面倒だし、それに足裏や爪の処理もちゃんとした方が良いらしいよ、足の爪やかかとの角質で伝線する事あるから。」

蒼「えっ、そうなんですか!! うわ…タイツってこんなにも面倒な物なんだ…。」

僕はその後もタイツに関するアドバイスをして、蒼ちゃんにタイツの難しさを教えた。

蒼「でも、先輩…何でそんなに詳しいんですか?」

恭平「…姉ちゃん達に良く買わされてたから。」

蒼「納得(笑)」
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