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180cmカップル

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

180cm彼女の友達との1日 その2

皆に少しからかわれた後は、最後にゲームセンターへ寄る事に。
4人で遊べるゲームは無いかと探していると…。

柚奈「あっ、このゲームはどうかな?」

ユナティーがオンラインのアーケードゲームを見つけた。
4人で一斉にプレイ出来るゲームで、面白そうだと思うが…。
生憎、ボクはこのゲームのデータが無いし、経験もあまり無い、ほぼ初心者だ。

蒼「んん…大丈夫かな…? ボク、あまりこのゲームやった事無いんだけど…。」

律「大丈夫だよ、蒼。 私もやった事無いから。 二人にサポートしてもらうよ。 良いかな?」

柚奈「良いよー、大丈夫だから。」

幹恵「私達が二人を守るから!!」

どうやら、りっちゃんも初心者の模様。
それを聞いてて安心した、ボクだけなら…足手まといで嫌な気分になりそうだし…。
それに経験者が二人も嬉しい。

幹恵「そんじゃ、レッツプレー!」



















バシュン、バシュン!!


















幹恵「うぉぉぉっ! 危なっ!」

柚奈「このっ、喰らえっ!」

早速、プレーをするや、ユナティーとミッキーは慣れたプレイで敵プレイヤーを圧倒している。
それに比べてボクとりっちゃんは、プレーが上手くないから…敵のプレイヤーから狙われる狙われる…。
ちなみにこれ4プレイ目だけどね(笑)

蒼「うわー怖っ…。」

律「まあ、こんな感じだろうね。」

ゲーム内の音声『YOU TEAM WIN!!』

と、いつの間にか、ボクらのチームが勝った模様。
結果的に勝ったが活躍したのはユナティーとミッキーの二人だけどね。
何か複雑…。

蒼「あー…次はどうしようかな…。」

律「んー、それならさ次は外に出て皆で記念撮影にしようよ!」

とりっちゃんから、ゲームセンターを出て外で記念撮影をする事を提案された。
これにボクも二人も賛成して、ボク達はゲームセンターを出る事にした。

街並みを見ると、辺りは真っ暗だった。
ボク達は、写真撮影に良い場所を探してる…。
しかし…一向にその良い場所が見つからない…。

律「んーと、あそこ…難しいなぁ…。」

その理由も大方分かってる、ボクの身長が原因なのは分かる…。
仮に良い場所だったとしても、身長差が激しい為、ボクの顔が映らなかったり、出来上がり時のバランスが悪くなる。
そう考えると、やはり…ボクは…今日いて良かったのかな…?

蒼「皆…ボクがいてゴメンね。」

律「え、何が?」

蒼「ボクの身長が高いせいで、良い場所が見つけれなくて…。」

ボクは自分が悪いんじゃないかと思い、皆に謝った。
そしたら…

律「いやいや、そうじゃないよ。蒼の身長なんて関係無いよ、ただ良い撮影スポットが見つからないだけなんだよ?」

蒼「ホント?」

柚奈「そうだよ、蒼ちゃん!! 私達は、蒼ちゃんの事、邪魔だと思ってないよ!!」

幹恵「あお~、そんな事気にしてたの? 別にあおが身長高いからって気にしないよ。 むしろ…私達さ、あおが私達と会ってくれるか心配だったんだよ。」

とまさかのミッキーから意外な言葉が。
ミッキーは続けざまに…

幹恵「さっきのあおをちょっとイジった時に、あおが怒って帰っちゃうんじゃないかなって心配してたんだ…。」

と、さっきのからかいを反省している。

律「蒼、ホントあれはちょっと…噂の先輩をどう思ってるのかなって思っただけだから!! ホント、蒼の大事な人を奪う訳ないでしょ!!」

柚奈「そうだよ!! 蒼ちゃんの大切な人なんだから!! そんな、奪う気なんて無いよ!! そこまで酷い事は流石にしないよ…。」

りっちゃんもユナティーも、さっきの行いを反省している様だ…。

蒼「そうなの…分かった、ありがとう。」

ボクはそれを聞いて安心した。
また再び撮影スポットを探しだすボク達…。
その場所は未だに見つからないが…

ようやく見つけた場所で…

律「それじゃー、取るよー!! はい、ピース!!」

律以外「ピース!!」

パシャッ!!

ようやく見つけた撮影スポット、撮れた写真を確認すると、身長差なんてあまり感じない良い写真が撮れた。
流石にボクは、ややしゃがみ体勢では有るが…。

律「良い写真!! 後で画像を送るから!!」

柚奈「うん、ありがとう。 でも、もう…遅くなったから…今日はこれで終わりにしようか。」

スマホの時計を見ると、もう夜の7時を過ぎていた…。
流石にこれ以上遅くなると、先輩達が心配になりそうだ…。

律「そうだね、じゃあここでお開きにしようか!! じゃ、また、会う時はよろしく!」

柚奈「またね~。」

幹恵「じゃあね。」

蒼「今日はありがとう~。」

写真を撮り終えた所で、ボク達は別れる事に。
そして…ようやく家に着いた時は、先輩が出迎えて。

恭平「蒼ちゃん、お帰り。 結構心配したよ、大丈夫?」

蒼「えぇ、大丈夫ですよボクは。」

心配そうに出迎えてくれた。
そりゃそうだろうな、この人ボクの事を引っ張ってくれる人だと思ってるけど…実際はかなりの心配症だからね。

まあ…その性格が彼の…。

恭平「そうだ、蒼ちゃん。 もう皆、ご飯食べちゃったから、蒼ちゃんも食べなよ~。」

蒼「あ、はい。 分かりましたー。」

その前に夕飯を食べるとしますか…。
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