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Gray

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
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安室「バーボン、これが僕のコードネームです」

「バーボンね。よろしく…私はストレガよ。で、あなた本名は?」

安室「安室透です」

「安室透…ジン、こんな人公安にいなかったわ。約束通り私のお手伝いにまわしてもらうわよ」

ジン「あぁ。」

安室「あの…話しが読めないのですが…」

ベルモット「公安への潜入を手伝ってほしいそうよ。そういうことたがらよろしくね?」

安室「えっ…、わ、わかりました…」

ベルモット「それと…ストレガ、彼はあなたより歳上よ?」

「童顔ベビーフェイス…公安の女からモテちゃうわね。なるべく公安の方に行かせないようにしないとだわ…ふふっ」

ジン「次の仕事だ。バーボンと確実にやれ」

「OK。あ、ジン?」

ジン「なんだ。」

「ベルモットにすぐに銃口むけちゃだめよ?ベルモットすぐに機嫌損ねちゃうんだから?ふふっ」

ジン「ふんっ。」

「じゃあバーボンと今後のことも話したいしそろそろ失礼するわ…行きましょ、バーボン…」


「すみません!!タメ口をきいてしまって…!」

降谷の車に乗り込むなら土下座する勢いで謝る(名前)

降谷「それはかまわない。」『童顔ベビーフェイスは許さないが…』

「組織で集まるたびにタメ口になるかと思います…ので先に謝っておきます!」

降谷「そんなことはいい。それより話してもらおうか。」

「…あ、えっと…じゃあ私の家でもいいですか?あまりそとでは仕事のことって話しにくいですし…狭いですけど!笑」『さすがに降谷さんの家に上り込むわけには行かないしな…』

降谷「…わかった。」『こいつには危機感はないのか…;』

「あ、じゃあ道案内しますね!ここしばらく真っ直ぐです!」

降谷「ああ…」


「どうぞ…何もないですけど!あ、コーヒーしかないんですけど大丈夫ですか?」

降谷「おかまいなく。」

「あ!どうぞ!適当に座ってください^^ベッドくらいしか座るところないですけど^^;」

降谷「あぁ…」

降谷は言われた通りにベッドに腰を下ろすと彼女の部屋を見渡した。

彼女の部屋はグレーで統一されていてなんとも無機質な空間だった。

必要最低限のものしかなく、ベッド、テーブル、壁に備え付けられているクローゼット、時計。それくらいだった。ソファもなければテレビもない。

暫くこのベッドも使われていないようで自分が腰を下ろすまでシーツはホテルのベッドメイキングがされたように皺一つなかった。

「あ、どうぞ…」

わざわざコーヒーを豆で淹れているようで良い香りが部屋に充満した。

だがそんなことを気にしていられるのも今だけだった。

何のためらいもなく彼女は男と2人きりという空間で降谷の横に腰を下ろした。

降谷「…;」


「中学の頃から住んでるんです^^;」

降谷「稼ぎもいいはずだろ、引っ越せばいいじゃないか。」

「…無理ですよー!…私まだ下っ端ですし!安月給ですもん!」

降谷「…」『公安にいるとなればそれなりの収入はあるはずなのに…なぜ…』

「あ、えと…今日のジンから頼まれた仕事ですけどこれもう終わったので降谷さんからこのUSB渡して頂けると…」

降谷「さっき言われたばかりの仕事だろ」

「あ、そろそろ頼まれるかなっておもって調べておいたので!渡すだけで終わります^^」

降谷「わかった…」『流石だな…相当なキレ者なだけある…』

「ありがとうございます^^私からはそれだけです^^」

降谷「…組織の人間と随分と仲が良いようだな」

「…あ…まぁ…」

降谷「公安への潜入というのはどういうことだ」

「…私の組織での役割は情報全般なんです。その為に公安に潜入するということで通しています。…ベルモットは私の母親代わりの方と仲が良かったので、それで少し贔屓目に見てくれていて許されたんです。私は公安に来る少し前から他の仕事と同時進行で組織に潜入させられていたので、組織内では降谷さんより先輩にはなりますね…」

降谷「おかしいとおもったことはなかったのか?」

「え…?」

降谷「自分だけ大量に仕事をさせられて、その年で潜入もさせられて、おかしいとは思ったことはなかったのか」

「あはは…それは…私がトロいから仕事が多いように見えちゃうんですよーっ!」

降谷「お前、まさか知らないのか…?」

「…やだなー…っははっ…」


「降谷さん聞いちゃったんですね…」

降谷「え…」

「あぁ!いや、いいんです!結構みなさん知ってることでしたし^^;…親のコネでここに入れてしまった私に皆さん仕事を早く覚えさせようとして下さってるんですよ!だから給料はそのままですけど人より仕事が多いんです!だからこの家で十分ですし、あ、ほら、私トロいから家にもあまりかえる暇もないですし^^だから引っ越してなくて…^^;あはは…」

降谷「お前、それ本気か…?」

「や、だなぁ!本気も何も事実ですもん!」

降谷「嫌がらせ、だと思わないのか」

「…思えません!みなさんの愛が故です!」

降谷「随分と幸せな脳みそしてるな。」

「…あはは…」

降谷「上司は皆お前のこと…」
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