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321…

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
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快斗「おっさん、レディに手あげるなんてよくないんじゃねーの?」

…ドコッ…

「…っ」

快斗「大丈夫ですか?」

「…えぇ…すみません。ありがとうございます。」

ゆりは座り込んだままお礼を言った。

快斗『かっわい///』「あ、立てますか?」

青子「快斗ー!何してるのー?ってあああ!!!昨日の!!」

快斗「なんだ、青子知り合いか??」

青子「ううん、昨日クリスヴィンヤードと撮影してた人!!今ネットで話題になってる高校生!」

快斗「高校生?!」

青子「でもなんで快斗とその人が…?」

「変な男に絡まれているのを助けてもらったの。」

青子「大丈夫ですか?!怪我はないですか?」

「はい、お陰で…」

快斗「じゃあはやく連れのところに帰ったほうがいい」

「ええ…」『って言っても目眩がしてて立つどころじゃないのよね…』

快斗「もしかして足でも怪我してんじゃ…」

「あ、大丈夫。…本当にありがとう。…よいしょっと…」

…フラッ…

快斗「おっと」

青子「大丈夫ですか?!あ、私達すぐそこに場所とってあるので休んで行ってください!」

快斗「そうだな、その方がいい、顔色もあまりよくないしな」

そう言うとゆりのお断りを無視して快斗はゆりをお姫様抱っこするとそこまで連れて行った。


青子「お父さん、お水か何かある?」

中森「あぁ、あるが…どうしたんだ?」

快斗「変な奴に絡まれてて体調が悪いって人がいて…」

「え…」

中森「ゆりちゃん!!」

『なんでこんな警察の人にホイホイ会うかな…;』「お、おひさしぶりです…;」

中森「最近こっちの捜査に来ないから心配してたんだよ!!」

「すみません…また近々顔を出します」

中森「おお!捜査がなくてもまたメシでも!!」

「ええ…キッドを捕まえたら、祝杯をあげましょうか、私のおごりで^^」

中森「なんと!!ゆりちゃんに奢ってもらえるなんて嬉しいぞ!!」

「いえいえ…」

青子「お父さんの知り合い…?でも彼女は確か高校生だから…」

「ちょっとした捜査協力をさせてもらってるの」

青子「そうなんですね!」

…ストンッ…

快斗「大丈夫か?!」

「え、ええ…」『そろそろやばいな…日差しが慣れない…』

中森「あ!そうだ、水でも飲んで!」

「ありがとうございます。…すみません、何度もご迷惑おかけして…」

青子「いえ!私のお父さんもお世話になってるみたいですし…」

快斗『こいつがいつもやばい時に逃がしてくれるやつか…?』

「…ありがとうございます、今度お礼に何かご馳走させてください」

青子「そんな!気を使わなくて…」

快斗「んじゃあ連絡先、教えてくれよ」

「ええ。ありがとうございます。青子ちゃんと一緒にいらして下さい…(怪盗キッドさん…)」

快斗「!!ああ…」

「じゃあ、これで失礼します。ありがとうございました」

そう言ってゆりはその場を後にした。

『ちょっとはマシになったけど…キツイな…』

ゆりは何度か休み休み小五郎の元へ向かった。


休み休み戻っている最中だった。

昴こと赤井はその間にFBIの仕事が入って明日まで戻れないと急に姿を消した。そのことをいいことに安室はゆりを探したがおらず、何気なく待っていた。

チャラ男「さっきは恥かかせてくれたじゃねーか。」

人影の少ないところで休んでいたゆりはしまったと思ったが時すでに遅し。

チャラ男の仲間達によって暴行を受け、連れ去られてしまった。

「あっつい…」

チャラ男「まだ無駄口たたけんだな?おい、ぼこっとけ。ただまだ殺すなよ?」

仲間「わかった。」

ゆりの胃に彼らの足が容赦なく打ち込まれた。

「…ふっ」

ゆりは苦しむ様子も見せずにただ彼らを嘲笑った。

チャラ男「なんなんだよこいつきもちわり。」

「…あつくて意識が飛びそうだったが、いい目覚ましだよ。」

チャラ男「こんにゃろっ…」

その頃もう日はくれ、帰ろうという時だった。

ゆりはボロボロの姿を隠すために一度着替え、みんなの元に戻ってきた。

園子「ちょっと!あんた服なんか着替えちゃって!みんな待ってたのよ??」

「ごめん、ちょっと体冷えちゃったから着替えたくて…」

空「…ゆり。何してたの」

珍しく空は神妙な面持ちで問うた。

「ちょっと日陰で海でも眺めてたの。」

空「へぇ。」

コナン「空にいちゃん?」

服部「まぁ次から遅なるんなら連絡くらいしてやー」

「うん、ごめんね」

空「…」

安室「…空くん…?」

小五郎「んじゃ、揃ったところで戻るか!」


空「…ちょっと。」

宿に戻って直ぐに空はゆりを連れ出した。

「…っ」

空「ねぇ、何、この痣。」

「ちょっとこけただけ」

空「嘘つくな!」

「…」

空「…何があったんだよ。」

「…次の仕事の下見。」

空「こんな怪我までして…」

「するつもりはなかったわよ。ただたまたま襲ってきたのが次に潜入させられるであろう奴らだったから。」

空「…へぇ。無茶が好きだね。」

「ただのへっぽこな奴らならこうはならなかったけど、彼ら、知ってたのよ」

空「…何を」

「…ここからは言えない。じゃ、蘭ちゃん達もそろそろお風呂でてくる頃だろうから私は入ってくるわ。」
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