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321…

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
目次

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和葉「蘭ちゃん…」

蘭「ゆりは確かに美人だし、性格もいいけど、それを嫉妬で嫌っちゃったらダメな気がするんだ…」

和葉「せやな!ありがとう!蘭ちゃん!!うち、まずは平次よりもゆりちゃんともっと仲良なれるようにしてみるわ!」

蘭「うん!お互い、頑張ろっ!」

こうして2人は新たな決断をしたのだった。


その頃…

ジョディー「佐藤刑事のも高木刑事も今は手が離せないから私の車使って!」

コナン「ありがと!ジョディー先生!」

灰原「やばいわね…熱が上がりっぱなしだわ…。意識もないし…」

平次「おい、しっかせえ!」

「…っ…」

コナン「起きたんじゃねえか?!」

「…あれ…」

灰原「彼が運んでくれたのよ」

「…ありがと………でも、行って…警察に事情を…」

コナン「それならキッドがやってくれてるよ!」

「そう…。」

服部「無理しすぎやあほ!ええから暫く寝とけ!あ、まてよ、家どこや?」

「…米花町2丁目22番地…」

それだけ言うとゆりは再び眠ってしまった。

コナン「俺と博士の家の近くか?」

灰原「恐らくそうね…今日は1人にするのは危険だから、博士に事情を話して泊めてもらいましょう。」

服部「それがええな!…わいも泊めてもらえるか?」

「多分大丈夫とは思うけど、彼女はいいの?」

コナン「俺も行く。」

灰原「じゃあ仲良しって事で通せるわね。」

ジョディー「遅くなってごめんね!現場は落ち着いたから一度送るわ。…どこに行けば…?」

コナン「あれ、安室さんも…?」

安室「あぁ、少し彼女と話さなければいけないからね、僕たちは。」

灰原「言っておくけど無理させないでね。…とりあえず博士の家に。」

ジョディー「了解!」


in 博士の家

ジョディー・安室「おじゃまします」

博士「一体何があったんじゃ??」

灰原「あとで詳しく話すから彼女を寝かせていいかしら。」

博士「それはかまわんが…ベッドをよういするからそれまでそこのソファにねかせておいておくれ。」


ベッドに運ぶ準備が出来た時だった。平次がもう一度運ぼうとした時、彼女は目を覚ました。


「…っ」

平次「お、起きたか?」

「…あれ、ここは…」

灰原「貴女が無茶するから運んでもらったのよ。」

「…何度もごめんね…ありがとう。…大分良くなったわ。…それより、ジョディーさんと安室さんがいるってことは…」

ジョディー「悪いけど状況把握に時間はとれないの。…話してくれるかしら?」

灰原「熱は大分下がったし、、貴女が大丈夫ならいいわよ。」

「…ええ。構わないわ…それより、貴方は、バーボンよね。」

安室「そうです。やはりミスティ…」

「そう…。…FBIのノックとして組織に入りながら、組織のノックとしてFBIにいてることになってるの。…だから、何かあった時は、言って下さい。安室さんを、全力で組織から保護させてもらいます。…そのかわり、私の指示に従ってもらいますが。」

安室「そんなこと、貴女にしてもらわなくても…!」

「いいえ、ジンがあなたをノックだと感づきはじめてる。…悪いことは言わない。私の言う通りにしてる方がいいですよ。…ジンに指示を出せるのは私かラムだから。赤井さんにも同じように伝えてて下さい。」

安室「…わかった。」

ジョディー「そのことはわかったわ。…私が聞きたいのはあなたが今回なぜこうなったか。」

「…ビスコタは私が組織に入る前、No.2の座を狙っていたの。でも、ジンにも嫌われていたし、信用はなくて。ただ派手な任務遂行だけで上り詰めてた。…けれど、私が入ってから、ジンは私をNo.2に相応しいと推薦したの。…それからおかしくなったビスコタは組織を裏切り、ああなってしまったんだけど、組織を出る前に私を殺そうと、試作段階の殺人薬を私に飲ませたの。…勿論、彼を助けられなかったせめてもの償いになればと思って、気付かないふりをして飲んだら、色素操作作用で今の容姿になってしまって、殺人薬の要素が後遺症として残ったんです。」

灰原「作用としては、大きなプレッシャーやショック、トラウマ、ストレスなどが主に原因となって現れるわ。…頭痛が酷くて息苦しくなり、胸も締め付けられるようになる作用があったの。…あまりに酷いと痛みで吐血や、今回のように発熱もあるわ。…ただ、何もない時でも時折こうした症状が出るから気をつけて見てあげててほしいの。」

ジョディー「わかったわ。…私たちが聞きたかったのはそれだけ。…あとはゆっくり休んで。また何かあれば連絡する。」

「はい。ありがとうございます。」

安室「お大事に。」


平次「ほな俺らとの話は後でええな。とりあえず休んどき。」

「いえ、もう今のうちに話しておくわ…」

灰原「とりあえず彼女をベッドまで運んでからにしましょう。」

コナン「その方がいいな。」

「…おおよそは今ジョディーさん達に話した通り。」

灰原「だったら他のことを聞かせてもらえるかしら。…あなたが、なぜ私を逃したのか。」

「貴女のお姉さんに頼まれてたからよ。」

コナン「宮野明美…」
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