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エピソード0

原作: その他 (原作:七つの大罪) 作者: akatomo
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3話

大勢の魔人族が魔界で怪しげに動いている。
ブリタニア制圧のために動き出した魔人族が門の方へと向かっている。
メリオダス「もうやらなきゃいけねえのか」
魔人族たちは活気に満ち溢れている。他種族を根絶やしにするその時を待っていたからだ。
メリオダスも昔はそうだった。だが今は違った。
「早く準備をしろ。十戒の統率者として戦闘の最前線で皆を導け。」
メリオダス「本当にやるのか・・・」
「どうした、我らの目的は全種族の殲滅だ。そして魔人族の時代にするのだ。」
メリオダス「あぁ、わかってる」
このころからメリオダスは十戒の統率者だった。
圧倒的強さで、戒禁(かいごん)を有する十戒とも互角以上に渡り合える実力を持っている。
「お前があの日、ゼルドリスを抱えて帰ってきたときは、驚いたぞ。お前がまさか誰かに傷を負わされて帰ってくるとはな。なにか今のお前と関係があるのか、その気乗りしない様子と。」
メリオダス「関係ねぇ、行ってくる。」
「あの一件で十戒の中でもお前を統率者として置いておくべきなのかという考えを持つものがあらわれた。ここで力を示せ」
メリオダス「・・・」
メリオダスは門へと向かった。



門へとたどり着いたメリオダス。そこにはすでに十戒とその他魔人族が集結していた。
魔人「おぉ!メリオダス様だ!」
魔人「ほんとだ!メリオダス様がいれば安心だ!」
モンスピート「メリオダス、傷はもう癒えたのか?」
メリオダス「ああ、問題ない。」
ガラン「まったく、十戒の統率者ともあろうものが、情けない話じゃのう。」
ゴウセル「まぁよせガラン、何かあったのだろう、そう非難するな。」
メリオダス「行くぞ」
メリオダスは門をくぐり、それに続くように十戒もブリタニアへ向かった。


そのころブリタニアでは、何者かが魔人族に襲撃を予期してをり、全種族総勢で、戦闘の準備をしていた。
グロキシニア「なんだかまた騒がしくなったっスね~」
グロキシニアは、妖精王の森の聖樹から世界を見渡していた。
ゲラード「兄さん、兄さんも戦いに行ってしまうの?」
グロキシニア「もし本当に魔人族に襲撃があるとすれば、行かなければならないっスね」
ゲラード「そうだよね、何もなければいいけど、この森はどうなるの?誰が守るの?」
グロキシニア「大丈夫っスよ、ここにいるっス、いざとなれば行くだけっスよ。それより、魔人族に襲撃を予期したあの人間は何者なんスかね。みんなも疑ってる様子はないし」
ゲラード「何か特別な人間なのかな、信用していい情報なのかしら」
グロキシニア「わからない、」
グロキシニアも予言をした人物について気にかかっていた。
そもそも予期できるものなのかどうかということもある。
ドロール「こちらは準備できた。」
グロキシニア「了解したっス、ドロール君。こちらも終わったっス。」
ドロール「もし戦いが始まるとすれば、かならず長期戦になりますね」
グロキシニア「そうっスね、たぶん今回は向こうも本気っス、手は抜けないっすね。」
ドロール「過去にをありましたが、比ではない」
グロキシニア「聖戦っスね」


聖戦の始まりは、意外にもあっさり、魔人族による一つの町の襲撃から始まってしまった。
魔人族はそこを拠点にしている。そこにいた人間の魂を食らい、戦いに備えて魔力をためていた。
その後、魔人族の戦闘員は各地へ散り、殲滅を始めた。
メリオダスと十戒たちは、自らが動く時を見定めて待っていた。
メリオダス「だいぶやつらもやるな」
モンスピート「かなりの数がやられているな、そろそろ我々も動かなければならないな。」
ガラン「情けない話だ、どれ、準備運動がてら行ってくるかのう。」
ガランは、どこともいわず飛び立った。
メラスキュラ「大丈夫なの?あのジジイ一人で。」
ゴウセル「ガラン一人でも十分だろう、奴らさえ来なければな。」
メリオダス「ああ、そうだな、あいつらが出てくれば俺たちも行かなければなr…」
魔人「失礼します!妖精王の森の周辺で、四大天使があらわれました!」
メリオダス「とうとう動き出したか、行くぞ」
四大天使は、女神族の頂点に立つ最高神によって与えられた恩寵を持っている。
十戒も魔人王より与えられた戒禁を持っているが、それでも、四大天使は、一人で十戒二人分の実力を持っている。

メリオダス「四大天使が動いたとなれば、こちらも本気で行くしかない。お前ら、戦闘準備だ。
だが、戦闘に行った魔人族の中に、戦いから生還した者たちがいた。
彼らは、戦う気を失い帰ってきたというが、戦意のないとはいえ、逃げる魔人族をやすやすと逃すとは思えないメリオダス。
メリオダス「いったい何が起こっているんだ」
メリオダスは、そんな思いのまま、戦場に向かった。


四大天使のあらわれたという方向へ向かっていると、
モンスピート「!?、なんだ、この強力な魔力は。」
メリオダス「この魔力…お前たちは先に行け、あっちには俺が行く」
メラスキュラ「大丈夫なの?あなた一人で」
メリオダス「問題ない。四大天使相手にはお前たちの力が必要だ。早くいけ」
そしてメリオダスは身に覚えにある魔力の方に向かっていく。
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