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可憐な花は夢を見る

原作: ソードアート・オンライン 作者: エリザ
目次

家族の時間

ファンタジーランドには、たくさんのアトラクションがある。
ユイは前から、ジェットコースタに乗りたがっていた。
ウキウキしながら、ユイはジェットコースターミルキーローズを見ている。
「パパ、ママジェットコースターミルキーローズに乗ろうよ!」
「良いわね。乗りましょう。」
ユイの意見に、アスナは賛同する。
ワクワクしているユイとアスナをよそに、キリトは1人体を震えていた。
キリトは、ジェットコースターや絶叫系が大の苦手である。
キリトの顔は、ジェットコースターと聞いて真っ青になってしまっている。
「パパ、大丈夫?」
キリトの真っ青な顔と体が震えている様子を見て、ユイは心配になって話しかける。
「ああ、大丈夫さ。」
だんだんキリトの額に冷や汗が出てきている。
「パパ、私とユイちゃんでジェットコースターミルキーローズに乗って来るから。そこにあるベンチで座って休んでいて。」
アスナは、キリトがジェットコースターや絶叫系が苦手なのを知っている。
「アスナ、いいのか?」
キリトは真っ青な顔で、アスナに言った。
「いいわよ。そんな状態じゃジェットコースターに乗れないもの。後で、3人で楽しめる乗り物やシアター系に行きましょう。」
「ありがとう、アスナ。」
キリトは、ホッとして胸を撫で下ろしていた。
「えー、パパは一緒にジェットコースターミルキーローズに乗れないの?」
ユイは少しキリトがジェットコースターに乗れないことに、不満を抱いている。
「ユイちゃん、パパはジェットコースターや絶叫系は苦手なの。だから、ママとユイちゃんでジェットコースターミルキーローズに乗りましょう。他にもアトラクションなどは沢山あるから、そこで3人で楽しみましょう。」
アスナは、ユイを説得している。
「は~い。ママの言うとおりにする。」
仕方なしに、ユイはアスナの言うことを受け入れた。
「すまんな、ユイ。」
キリトの顔や体は、普段どおりに戻っている。
キリトは、ユイに謝った。
「いいよ。ユイこそ、パパが苦手なのを知らなくてごめんなさい。」
ユイはキリトを気づかいつつ、謝った。
キリトとユイはお互い笑顔になっている。
「じゃあ、ユイちゃんジェットコースターミルキーローズに乗りましょう。ママは、楽しみよ。」
「うん、乗りに行こうママ。」
「パパ、このベンチで座って待っててね。」
「分かった。2人とも、楽しんで。」
アスナとユイはキリトに手を振りながら、ジェットコースターミルキーローズに向かう。
キリトは、近くのベンチに腰を下ろす。
「女は強いなぁ~。」
キリトは、1人ぼやいていた。
ジェットコースターミルキーローズは、待ち時間10分位で割りとすいている。
ミルキーローズは、ピンク色のジェットコースターである。
可愛いと人気のコースターです。
アスナとユイは順番が早めに来て、ミルキーローズに乗れそうだ。
ユイは乗る前から、目をギラギラさせている。
アスナもドキドキしながら、目をキラキラしている。
「ママ、いよいよだね。」
「そうね。」
ついに、アスナとユイの順番が来た。
2人は、コースターに乗る。
胸は楽しみながらも、ドキドキしてしょうがないのである。
アスナとユイは、安全バーを下ろす。
他の乗客も、一緒のコースターに乗っている。
アスナとユイは、後ろの方の席である。
ミルキーローズのコースターが動き出した。
ガタガタ、ガタガタと音を鳴らしながらスピードを徐々にあげる。
外に出ると、コースターは上に行きそこから急降下で最速スピードでぐるぐる回る。
アスナとユイは、声をあげて何かを叫んでいる。
あまりの速さで、2人の声は聞こえない。
コースターは、2~3周してから終わった。
アスナとユイは、キリトを見ることすら出来なかった。
キリトは、ジェットコースターミルキーローズを見ていなかった。
アスナとユイは、少しふらふらしながらミルキーローズのコースターから降りた。
アスナとユイは、キリトの元に向かっていた。
キリトは、アスナとユイの様子を見て駆け寄る。
「アスナ、ユイ大丈夫か?」
「パパ。」
「キリト君。」
 アスナとユイは、キリトの方を見つめる。
「楽しかった。でも、かなり速かった。叫ぶ暇もなかったよ。」
ユイは、少し疲れてしまっていた。
「ユイちゃんの言うとおりよ。速すぎて、叫ぶどころじゃなかったわ。」
アスナは、ちょっとぐったりしている。
「飲み物買って来てやる。2人とも、ベンチで座って待っていろ。」
キリトは近くにある自動販売機に走っていく。
アスナとユイは、ベンチに座ってキリトを待っている。
キリトは自動販売機で、スポーツドリンク2本とお茶1本
を買って、アスナとユイのいるベンチに戻って来る前に少し話していた。
「アスナ、ユイ飲み物買って来たぞ。」
「ありがとう、キリト君。」
「ありがとう、パパ。」
アスナとユイは笑顔で、キリトからスポーツドリンク2本を受け取る。
キリトは、残ったお茶を受け取る。
アスナとユイは、スポーツドリンクを飲んだら落ち着きだした。
キリトもお茶を飲んでいる。
「美味しいね。」
3人は笑顔になっていた。
アスナとユイが落ち着きを取り戻してから、キリト達はアトラクションやシアター系に行っている。
お土産が売っているショップにも、行ったりした。
最後はナイトパレードを楽しみ、ファンタジーランドの楽しい1日が終わった。
キリト達は車でファンタジーランドから帰って行った。
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