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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···148話

翠臣「お兄ちゃんが抱っこしてあげるわ」

と紗菜を膝に抱っこ。

翠臣「紗菜ちゃん··お尻がセンサー桃3つ分位しかないんだけど。」

健吾「上司、それはセクハラだぞ。」

紗菜「アキちゃん··私」

砂原「桃嫌い」

健吾「えっ」

翠臣「ならリンゴ二つね」

砂原「色も丁度だな。」

健吾「紗菜ちゃんこの二人が兄ちゃんて大変だな。いつでもこっちに家出してきていいからな。ちゃんと彼氏と来い。」

紗菜「はい。」

砂原「家出の括りで勝手な外出したらあとはねーなぁー。」

翠臣「ちょっと健吾!このお兄ちゃん紗菜ちゃんに二回位家出されてるんだから駄目よ。」

健吾「なかなかやるなぁ紗菜ちゃん。」

砂原「健吾。いい度胸だな。」

健吾「すぃませーん間違えましたー」

紗菜「健吾さんおまわりさんなのに。」

健吾「おまわりさんだって年上の従兄弟には敵わない」

翠臣「さっあがりましょ。今日はドライヤーしなさいね。」

紗菜フルフルフル←拒否

砂原「やってやろうか?」

紗菜「コンタクト乾燥ひじきにするから嫌です。」

健吾「コンタクト別になくても··」

三人「やだ」

紗菜「お兄ちゃん老眼ですし、」

砂原「あっ?近眼だ!」

紗菜「アキちゃんミステリアスなのに、コンタクトまで外してたら余計ミステリアスになります。」

健吾「翠臣にだけ働くブラコン」

翠臣「そりゃー見た目が9割よ」

紗菜「アキちゃんも健吾さんもお兄ちゃんと似てるけどね。」

砂原「然り気無く自分を抜かすな」

紗菜「みなさん早く着替えて下さい。」

紗菜ストーブの前でぬくぬくしてる。

健吾「あっ給食食べようだって。」

翠臣「面白そうね」

砂原「さーいってみるか?」

紗菜「はい。」

砂原「とりあえず髪の毛よく拭け」

ガショガショガショ
男子の着替え大体終わり。

翠臣「智也ちゃんと拭きなさいよ。はい、髪とかしておきましょーねー。」

編み編み編みピン留めパチッ。

紗菜「えっえっアキちゃん物凄い早業で何かやったよね?」

翠臣「編んでピンしたのよ?ほら可愛い」

紗菜「ありがとう。この前裕介さんにリボン結んで貰ったのも嬉しかったんだ。」

砂原、健吾「髪飾りならお兄ちゃんがかってあげるから。」

翠臣「その方がいいわね。二人は不器用だもの。」

紗菜「あはは。」

砂原「で?着替えはいつ終わるんだ?」

紗菜「入り口にいて下さい。今着替えます。」

紗菜「クスッ痛い··」

↑着替えも大変なようです。がんばって着替えて紗菜も出てきました。

砂原「へぇワンコインで食べられるのか。」

健吾「給食二回分位な感じだね。」

紗菜「ねぇアキちゃん給食ってどうなってるの?」

翠臣「ここのはバイキング見たいに並んでるわね。みてれば大丈夫よ。」

紗菜「うん。」

砂原「さーは何がいいんだ?」

紗菜「···?ミルメーク?何をメークするんですか?」

健吾「牛乳に溶かすとコーヒーとかイチゴミルク味になるんだ。バナナはレアだったなぁ。」

紗菜「ならイチゴ」

健吾「なかなかなスルーだね。」

砂原「さーはバナナ苦手だ。」

紗菜「ソフトめん?は何でソフトなんですか?」

翠臣「ウドンとラーメンの中間位な麺で色んなスープに合うわ。」

砂原「給食見たこともないのか?」

紗菜「いつですか?」

砂原「いや何でもない。」

(広瀬の人は紗菜の給食費さえ払っていなかったので、紗菜は教室からいつも出されていた。だから給食は知りません。)

健吾「紗菜ちゃんデザートみて。パインアイスあるこれうまいよ。」

紗菜「後で食べてみます。私、これくらいの食事量一番いいな··」

三人「(小学生か)」口にはだしません。

紗菜「お兄ちゃん、パン···」

砂原「あー分かった。」

翠臣「はぇ?まだパンしか言ってないじゃない。」

砂原「ここにでいいか?」

紗菜「はい。」

砂原紗菜の小皿の端にジャム&マーガリンのジャムだけだす。自分のはマーガリン。

健吾「マーガリン嫌いなのか。」

紗菜「お兄ちゃんジャム食べません。」

翠臣「あっ理にかなってるわね。紗菜ちゃんソフトめん一口どう?挽き肉のあんかけスープなんだけど。」

紗菜「美味しい。あれ?これウドンじゃなくてパスタに近いよね?」

砂原「ミートソースでも出たぞ。」

健吾、翠臣「うそ?」(←寒い地域柄?温かいスープ系が多い)

紗菜「こっち寒いから。」

四人何だかんだ楽しく給食を堪能。

砂原「よし、帰るか」

翠臣「健吾送って。」

健吾「歩いて帰れるけどな。」

紗菜「道の途中で凍っちゃいます。」

健吾「ならお言葉に甘えて。」

紗菜「私運転します。」

砂原「健吾の所からは俺だな。」

翠臣「じゃいきましょ」

健吾の家。

健吾「ありがとう。今度来るときはもっとゆっくりしなよ。それから母ちゃんにも顔見せてやって。」

紗菜「はい。色々ご迷惑おかけしました。」

健吾「翠臣、良かったな。本当良かった」

翠臣「ちょっとなんであんたが泣くの。」

砂原「これから、兄妹、従兄弟少しずつ時間戻してもっと関わっていこうな。」

翠臣「健吾も東京に来なさいよ。みんなで、のんびりしましょ」

健吾「ああ。そうだな。じゃまた。紗菜ちゃんこれからは揺れるんじゃないぞ。しっかり芯が通ったんだから堂々としろよ。」

紗菜「はい。ありがとうございます。今度は裕介さんとみんなで来ます。」

健吾「うん。智也さん、運転気を付けて。翠臣に抜け道聞くといいですよ。」

砂原「ランクル壊れるから遠慮する。それじゃーな。」

三人が健吾の元を後にした。






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