ネット喫茶.com

オリジナル小説や二次創作、エッセイ等、自由に投稿できるサイトです。

メニュー

始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···131話

砂原「私じゃなかったらこんな事になってないか?それは違うぞ。裕介は長男だから優しい所はある。でもそれが家族をもつとなれば優先順位や家族のあり方を考え直したり、付き合いやすい環境を作らなければならない。今その一歩目なんじゃないのか?」

紗菜「私には··分かりません。大切に育てて、愛して貰ったならそのままじゃ駄目なんですか?いきなり出てきた親の愛情も知らない様な私が裕介さん守れますか··?」

砂原「紗菜は誰よりも心があたたかい子だ。だがその裏でさみしがり屋で、一人で悩みすぎて、最後には自分を壊してしまう。それを全部受け入れて歩もうとしているのが裕介なんだ。今の二人は手を伸ばしてる位置が違う。裕介の隣にならんで手を伸ばして、しっかりつないでろ。家族なんてそんなに脆くない。俺達が壁になってやる。踏み出しなさい。」

紗菜「お兄ちゃん。ごめんなさい」

砂原「まずは裕介のお母さんの完治までみんなで頑張ろうな。」

紗菜「はい。でも何故ですか?いつもなら泣き腫らした顔なんかするなって言うのに··」

砂原「見極めだって大事だ。きちんと泣かせてやらないと余計な事を溜め込むだろう?だが、俺達の前でだけだ。裕介の前では笑っててやれ。」

紗菜「ありがとうございます。」

砂原「それからそろそろ敬語外せ。昔から言ってはいるが、堅苦しくてダメだ。翠臣にはフランクなのにショックだぞ。」

紗菜「でもアキちゃんは出会いが上司としてですが、敬語使うとほっぺ膨らますし、椿さんってゆうとどちら様だったかしらぁーって言われてしまうので。」

砂原「それ俺も使おうかなぁ。」

紗菜「それは困ります。」

砂原「まぁ最近はお兄ちゃんと呼ぶようになったからいいか。どれ、差し入れでも買っていくかぁ。」

紗菜「はい。」

砂原「その前に家で風呂入るか。いかにもおれから説教されたみたいな顔になってる。」

紗菜「そんなに不細工何ですか?」

砂原「不細工とは言ってない。家いくぞ。」

二人は家に帰って紗菜から先にお風呂へ。

紗菜「お兄ちゃん洗濯あったら入れて下さい。回しちゃいます。」

砂原「あのなぁ女の子なんだからオヤジの洗濯と一緒に回すな」

紗菜「いちいち分けたら水道代勿体ないです。はいとりあえずバスローブ着て服と他の洗濯入れて下さい。私制服の称号外してきます。」

砂原「聞いてないし。まったく乙女の恥じらいはないのか?」

紗菜「乙姫かまぼこ洗濯しないで下さい。」

砂原「どんな耳してるんだよ。」

紗菜「はい、洗濯機回します。それからお風呂入ります。では」

バタンとドアをしめた。暫くして··

紗菜「お兄ちゃん出ました次どうぞ。洗濯少なかったんで直ぐおわりそうですね。」

バシッ

砂原「こらドライヤーはいつ覚えるんだ?それからコンタクトしたまま風呂入ったのか?」

紗菜「すぐ上がる予定だったので。」

砂原「次コンタクト作る時は、紫にするからな」

紗菜「お兄ちゃんとアキちゃんなら似合いますよ。では。」

紗菜キッチンへ逃亡。

砂原「ん?そうか?たく、ドライヤーどれだけ嫌なんだ。」

砂原はきちんとコンタクトを外してお風呂へ。

砂原「上がった。」

紗菜「はい、コーヒーどうぞ。」

砂原「ありがとう。冷蔵庫にチョコレートあったな。食べるか?」

紗菜「はい。」

砂原「ちょっと前にアキから貰ったんだがなかなか減らない。」

紗菜「お兄ちゃんこのチョコレート、ホットチョコにしてブランデーいれるほうがいいかもしれません。」

砂原「そうなのか?氷入れてしか飲まないからそうゆうやり方は知らなかったなぁ。」

紗菜「普通に食べても美味しいですけどね。」

砂原「あっもう四時かさーほら行くぞ。」

紗菜「はい。」

二人のんびりしながら出発。途中お酒やら買い込みながら。

ピンポン

創一「なんだ?わざわざチャイムならして。」

紗菜「タダイマか··」

創一「か?荷物あんのか?」

砂原「あるぞ。」

創一「手の空いてる男子~」

修介、文太、鷲尾があらわれた。

文太「裕君今、アキちゃんと焼そば担当してる。」

紗菜、砂原「アキ(ちゃん)が焼そば焼いてるのか?(んですか?)」

鷲尾「うわぁーリアクション··」

和人「ほらほら荷物おろして中庭いけ。」

砂原「さーのスーツケースとボストンここおくぞ。」

紗菜「はい。」

砂原「創一、車に酒ある。」

創一「文太、修介いくぞ。」

紗菜「トランク閉めましょうか?」

修介「あっお願い広ちゃん」
 
砂原「リフト連れてこい指もかすらないでどうやって閉めるんだ!」

紗菜「だから助走つけて踵おとししますってこの前··」

バシッ

砂原「誰か裕介とアキと祐也に見張ってもらってくれ。ランクルのトランクへこんじまう」

修介「宏にぃ広ちゃんランクルのトランク凹ましたら困るからお兄ちゃん達に見張って貰えって。」

宏介「俺、和人さんの代わりにちぃさんと、大輔君と串に刺すのやってるから無理。裕にぃ向かえ行ってきたら?」

翠臣「いってらっしゃいな。」

祐也「なら俺が行ってこよう。多分紗菜は二人のこの姿見たいんじゃないか?」

裕介「お願いします。」

祐也「おーい、また仁王像に怒られたのか?ほら、小さいお兄ちゃんと裕介君の所いくぞ。」

鷲尾「ダメですよ。小さいお兄ちゃんがお怒りなんですから。」

祐也「あれは中トトロだ。紗菜つれてくぞ。」





















目次

※会員登録するとコメントが書き込める様になります。