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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···69話

楠本「宜しく」

楠本、大輔、創一はリビングにむかった。

砂原「裕介それは眉毛描くやつだ。アイライナーはないか?」

紗菜「あっアイライナー持ってないです。この前何処かでぶちまけて··」

裕介「だって。」

砂原「ならネイビーのシャドーくれ。それでいい。」

裕介「はいよー。そう言えば紗菜髪伸ばさないの?昨日の写真ロングのカツラ可愛かったんだけど?」

紗菜「空手をするのには邪魔です。それに自分で切りにくくなってしまいます。」

裕介「自分で切ってるの?」

砂原「後ろから音がするのが苦手らしい特にドライヤー」

裕介「へぇー上手だねー。」

砂原「誉めてる場合か。社会人なんだぞ?ほら出来た。こんなんでいいか?」

紗菜「あっ大丈夫です。」

裕介「朝ごはん行こう。」

和人「先に食べてたぞ。おっ?智也はなかなかメイクうまいんだな。」

文太「良かったね。手のシワに化粧水吸いとられたり、真っ赤にチーク入れられなくて。」

砂原「どこのばーさんだ。紗菜ここな。」

三人「いただきます。」

紗菜「(アムッパキっ)」

砂原「あーこれもか。あのな。箸は食うな。皆箸で食べ物を取って食べてるんだ」

紗菜「でもお箸··かけちゃいました。」

砂原「とりあえず置いておけ。あとでステンレス製の箸でもかってやる。」

楠本「歯が折れるだろ」

裕介「なら俺が食べさせようか?左のお膝抱っこしていいよ。」

紗菜「··?何でですか?」

千尋「ご飯に向き合いながら食べさせてもらえば、食べ方が分かるだろう?」

紗菜「隣で大丈夫です。」

和人「紗菜、裕介に知らんぷり」

紗菜「はい。」

創一「何でその台詞は有効なんだ?」

砂原「戌年産まれだからだろう。」

文太「智さん、和さんもでしょ。」

和人「金さん、銀さん見たいに言うな」

裕介「紗菜ー箸ははなして。あーん。」

紗菜「ごめんなひゃい。金さん銀さんって山ですか?」

大輔「金さん、銀さんってなんですか?」

楠本「和人!二十代が頭悩ませてるだろうが。」

文太「双子で長生きな姉妹だって。グーグルした。」

千尋「裕介、紗菜茶碗食ってる」

裕介「紗菜これは中の味噌汁飲んでね」

楠本「智也··これは仕事になるのか?」

砂原「記憶はちょっとずつ消化されながらすぐに戻りますよ。しばらく社長室で預かって下さい。」

紗菜「裕介さんもういりません。」

裕介「えっ少ないでしょ」

砂原「紗菜もう少し食べなさい。」

楠本「ならこれを食べたらご馳走さましなさい。」

楠本紗菜に自分のミルクゼリーを渡す。

紗菜「それ··いやです。」

創一「あっ楠本さん紗菜、その状態では食べません。」

楠本「ん?」

和人「紗菜はこっちのゼリーな。」

キッチンから蓋のついてるゼリーを持ってきた。

砂原「すみません。紗菜にとってこれが大きな差なんです。」

楠本「分かった。ごめんな。理解がなかったな。」

紗菜「大丈夫です。あっ私先にでます。」

裕介「そこは覚えてるんだ。何で何処までか分かる?」

紗菜「電車で、六本木駅まで。」

裕介「そこからは?」

紗菜「歩いて六本木アートフォーラムまで。」

千尋「本当に一人でいけるのか?」

創一「俺今日、山本さんに会うんで連れていきます。ちょっと中川建築事務所よっていいか?」

紗菜「間に合いますか?」

創一「大丈夫」

紗菜「なら創一さんと仕事場行きます。」

創一「社長室に突っ込んで置けばいいんですよね。」

大輔「突っ込むって雑い··」

文太「キヨならやりかねない」

砂原「丁寧に置いといてくれ」

楠本「置くな座らせといてくれ。」

創一「分かりました。ほら歯みがきしていくぞ。」

紗菜「はい、裕介さんお邪魔しました。」

洗面室··

創一「紗菜歯みがき粉着けたら、歯ブラシ動かせ。」

紗菜「?どこでですか?」

創一「歯の上な」

砂原「歯みがきもか?口あけろ。歯みがきはこうな。シャコシャコ細かく手を動かして、歯をみがけ。上下前、奥きちんとブラシでみがくんだぞ。俺、大輔と裕介途中までのせてくから宜しくな。ちゃんと創一の言うこときけよ。じゃ会社でな。」

紗菜「モゴモゴ··」

創一「水口にいれてクチュクチュペッてしろ。」

裕介「ほら紗菜。コップ大ちゃん、急ぐよ。」

大輔「はーい。」

裕介「歯みがきしたら、お水で口ゆすぐ、ペッじょーず。」

紗菜「裕介さん、大輔さんいってらっしゃい。」

裕介「はいよ。」

チュッとしていく。

裕介「後口紅するんだよ。いってきます。」

大輔「いってきます。」

紗菜「創一さんメイクポーチに口紅ありますか?」

創一「これとこれか?あとこれもか?どれにすんだ?」

紗菜「分かりません。」

創一「ならこれにしておけ。」

紗菜「はい。口紅··口?」

の中に塗り始めた紗菜。

創一「oh my god··紗菜とりあえず歯みがきからやるか。和人さん助けて下さい!」

和人「祐也さん、創一がピンチくってます。」

楠本「二人でいくか。」

和人「どうした?」

創一「裕介さんが紗菜に口紅しろよっていったんで口紅持たせたらこうなりました。」

楠本「紗菜口紅は口に入れたら駄目だ。唇にぬりなさい。もう一度歯を磨いて。」

和人「創一、先にいけ。仕上げまで果てしない感じだ」

創一「宜しくお願いします。いってきます。」













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