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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···68話

千尋「東北の人に希にいるらしいな。」

大輔「俺は希なケースじゃないから茶色です。」

楠本「可愛いだろ?うちの弟と妹」

和人「ついでだ。ハーブティー皆で飲むか」

千尋「じゃ手伝います。これも安眠効果ありますよね。」

和人「これにするか。入ったぞ」

紗菜「リンデン」

千尋「よく分かったな」

紗菜「ストレス緩和、鎮静効果がありますよね。」

楠本「紗菜が研究していた犯罪心理学ってなんだ?」

紗菜「それは仕事に関わるので、でも心理学にメディカルハーブと言うのがあるのでそれも調べてました。」

和人「千尋と俺より詳しそうだなぁ。」

紗菜「安眠効果があるのだけですよ。」

砂原「そんなに寝たかったのか?」

文太「言い方~」

大輔「何か最近のJKみたい。」

創一「じぇーけーってなんだ?」

裕介「女子高生だよ。」

楠本「どうなっているんだ?」

紗菜「Jが女子です。あとは、SかCか、Kか、D」

千尋「なるほどな。」

砂原「分かるのか?こんな暗号」

和人「おじさんはやだなぁ。」

砂原「同級生な」

大輔「全部学校ですよ。」

紗菜「せっかくの安眠効果がなくなります。」

創一「小、中、高、大か。あースッキリ」

楠本「働いている女性をOLと言うのと一緒か。」

裕介「祐也さん··」

千尋「年齢でるな。」

楠本「悪かったな。」

紗菜「ごちそうさまでした。」

文太「俺も終わったー。」

裕介「三人で先帰ろうか。おやすみー。」

文太、紗菜「おやすみなさい」

文太「紗菜、裕くんはい、チーズ」

裕介「カメラマンの文ちゃんもはい、チーズって言うんだ。」

文太「かけ声かけたりするよ。おやすみ」

紗菜「おやすみなさい」

裕介「おやすみ。また明日からコンタクトしちゃうの?」

紗菜「はい。」

裕介「よく今までバレずに過ごしたね。」

紗菜「お風呂入った後コンタクトして出て、寝るときまた外してました。」

裕介「見えるなら家では外したらいいのに。」

紗菜「私は··この目が好きじゃありません。」

裕介「そうか。綺麗なのに。もう一度よくみせて。やっぱりガーベラが咲いてるみたい。ありがとう」

紗菜にキスをした。

紗菜「あり··がとう、ございます」

裕介「明日ね。おやすみ」

紗菜「おやすみなさい」

次の朝。紗奈には久しぶりな「あの」症状がでていた。(眠った後記憶が消える時があると前に砂原さんがいってた、健忘症みたいなのですね。)

着替えて洗面室に降りてきた紗菜··

紗菜「社··ゲホッ社長お早うございます。あれ私今自分の部屋から··会社にとまっ··えっ?」

楠本「混乱しすぎだ。ここは小鳥遊邸。紗菜が住んでる場所だぞ。」

紗菜「紗菜?何故下の名前なんですか?いつも広瀬ではないですか。」

砂原「お早うございます。紗菜お早う」

紗菜「部長まで··会社じゃないんですか?」

砂原「ここは小鳥遊邸だ。」

紗菜「ですが··」

砂原「紗菜、もしかして··今日の日付は?」

紗菜「◻月○日(昨日の)」

砂原「兄さん駄目です。」

創一「混んでます?」

砂原「大丈夫だぞ。ここは広いから」

裕介「お早うあら混雑」

和人「何だ?どうした?」

千尋「つまったのか?」

大輔「混んでますね。」

文太「何かあるの?」

砂原「紗菜の記憶が吹っ飛んだ」

楠本「医者はいないのか?」

裕介「その医者と言うか、その道に詳しい人の記憶が吹っ飛んでるんですから、、」

和人「無理だな。朝ごはん係先に顔洗え」

文太、千尋「失礼。」

さっさと顔を洗って和人とキッチンへ。

砂原「とりあえず紗菜顔洗うか。」

紗菜「はい。」

紗菜モシャモシャ顔を洗う。

砂原「メイクはどうするんだ?」

紗菜「ポーチあります。」

楠本「記憶と一緒に色々とんでるのか?」

砂原「日常でしている行動も分からなくなる時がある。」

裕介「メイクは出来る?」

創一「裕介さんはメイクはやめた方が··」

大輔「多分智也さんがやったほうが」

楠本「そんなに裕介君はメイクは駄目なのか?」

裕介「ちょっと二人とも!」

砂原「化粧水と、乳液つけるからな」

ペタペタペタペタ。手慣れた手つきでコットンに馴染ませ顔にパッティングしていく。

裕介「智兄はやっ」

楠本「Mr.女泣かせだ」

創一「そうなんすか?」

大輔「分かる気がする」

砂原「創一!大輔フォローはないのか?」

紗菜「結婚しないんですか?」

裕介「しかも擁護なく背中から撃つと言うね。」

砂原「まったく女たらしだった事も、女泣かせだったこともないぞ。」

紗菜「女たらしは言ってませんよ?」

砂原「猿回しメイクでいいか?」

紗菜「ごめんなさい。猿回しってなんですか?」

楠本「そりゃー二十代は知らないよなぁ。」

砂原「ほらシャドー入れるから少し目をつぶってろ。」

裕介「何か可愛い。智兄キスしていい?」

砂原「俺はいらん。」

創一「それはそうでしょ。」

大輔「仕上がり楽しみにしてます。創一さん、裕介さん、社長さん行きましょう。智也さん怒り出しそう。」

楠本「懸命な判断だ。いくか。」

裕介「おれは智兄のメイクテクみたい。」

砂原「次は裕介がやるんだからな。」

楠本「そうそう。大輔君。社長さんはやめてくれ。祐也でいい。」

大輔「分かりました。祐也さんで。」






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