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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···49話

でも··裕介が電話したい相手はただ今和人と電話中。

和人「なぁ砂原、紗菜はなぜ恋愛に関して距離感があるんだろうな。」

砂原「独身謳歌してる奴が独身謳歌してる俺に聞くか?」

和人「特例以外で紗菜から裕介に抱きついたり、キスしたりなんて見たことなくてな。」

砂原「特例ってあの油絵の具の匂いの時か。」

和人「好きではある様なんだが、感情がみえないとゆうか。」

砂原「裕介からだけじゃ空回りにみえるよな。急かすつもりはないが、もどかしいと言うか。」

和人「お前は何故誰とも付き合わないんだ?」

砂原「そりゃ和人もだろう?」

和人「俺はまぁそのタイミングがきたら付き合うし、結婚もしてもいいかとは思っているよ。ただ今は仕事とここの管理人が好きだからもう暫くこのままいたいと言うか··で?お前はどうなんだ?」

砂原「一応何人かとは付き合ったよ。だけど、養父母達に出生に関する話や、8年前広瀬があらわれて、アイツ等の実態を聞いたら、俺にはそうゆうのは向かない気がしてな。少なからず、アイツ等の血が入ってる。誰かを傷つけていたら嫌だからな」

和人「お前も広瀬になってる。多分紗菜も知らない所でお前と同じ事を恐れてるんだろう。でも、お前が兄さん何だからちゃんと道しるべ示してやれよ?別に恋愛しろとは言わないが、愛に勝ることはないこと位教えておけ。」

砂原「そうだな。血よりは大事だな」

和人「今更気づくな。それから会社以外ではちゃんと妹として接しろ。見ててこっちがまどろっこしい。」

砂原「頑張ってはいるんだが、なかなか大変でな。」

和人「まぁ紗菜にも言える事なんだがな。」

砂原「何とかやるよ。ほっとけないのは確かだからな。」

和人「とりあえず参考にはなったじゃまたな。」

砂原「ああおやすみ。」

砂原「あれ、今度は裕からか。はいよ。」

裕介「ごめんなさい。忙しい?」

砂原「大丈夫、悪い悪いちょっと長電話してた。」

裕介「あのちょっと聞きたいんだけど、紗菜銭湯とか温泉入った事ないって本当?銭湯はそりゃなかなかみかけないけど··修学旅行とか合宿で温泉入ったりしてないの?」

砂原「中学校までにある遠足、宿泊訓練、修学旅行は行ってないよ。行かせて貰えなかったそうだ。」

裕介「高校は?」

砂原「遠足は行ったが、修学旅行は行ってない。あの時も旅費の積立てなら俺がするから思い出作りにいけと相当揉めたんだが、広瀬が折れなくてな。」

裕介「何故?」

砂原「行った事がないから分からないし自分の事には自分でお金を出したいから嫌だと。当時バイト代は免許をとるのに使わないようにしていたようだから。」

裕介「ニューヨークに研修は行けるのに?」

砂原「ニューヨークの研修や出張はアパルトマンをかりているし、ホテルもとってるからな。そうゆうのは平気みたいなんだ。」

裕介「一人だったらいいって事?」

砂原「そうかもしれないな。何かあったか?」

裕介「お風呂を決めてて冗談半分に千尋が紗菜と入ったら?何て言ったのからこんな話しになって。」

砂原「そっか。ごめんな色々いたらなくて。」

裕介「全然、俺としちゃ後々の楽しみ出来て嬉しいよ。」

砂原「そう言って貰えると助かるよ。風呂まだなんだろう?早く温まってこい。」

裕介「智兄はワインタイム?」

砂原「なんでそうなるんだ」

裕介「なんかお風呂あがったらバスローブ着てワイン片手にしてるイメージ。」

砂原「ビールに柿ピーつまんでるときだってあるさ。」

裕介「えっそうなの?プハー何てしてる所想像出来ない」

砂原「ハハハ普通にやるよ。何なら家に来てみてみるか?」

裕介「そのうち行ってみたい!Mr.ダンディーの一人暮らし見てみたい。」

砂原「時間出来たら来てみろ。普通のおっさんだぞ?」

裕介「その時は遠慮なく、観察するね。疲れてるのにありがとう。」

砂原「おう。またな。」

裕介「おやすみなさい」

砂原「おやすみ」

トントン

紗菜「裕介さん、お風呂お先に失礼しました。」

裕介「入っておいで」

紗菜「でも··」

裕介「いいからいいから」

紗菜「はい」

裕介「あっ髪の毛また濡れたまま。風邪引くよ。」

裕介モシャモシャと紗菜が肩にかけているタオルで髪をふく。

紗菜「あっごめんなさい。」

裕介「動かない。ドライヤーしないの?」

紗菜「あまり好きじゃなくて。」

裕介「ならきちんと拭かないと寝てる間に冷えるからね」

紗菜「はい。」

裕介「よし、OK温かくして寝るんだよ」

紗菜「ありがとうございます。お風呂の時間遅くさせちゃってごめんなさい。おやすみなさい。」

裕介「おやすみ。はいハグ」

抱き寄せて背中をポンポンっとする。

裕介「じゃあお風呂いってくる。」

紗菜「はい失礼しました。」

紗菜そのままキッチンへ。

紗菜「和人さん」

和人「何だ風呂上がりか?」

紗菜「はい、今裕介さんに声をかけて。」

和人「飲み物か?」

紗菜「はい。」

和人「ミルクティー飲むか」

紗菜「ふふっはい。部長もよく寝る前にいれてくれたような··」

和人「また言った。部長は会社な」

紗菜「砂原さん」

和人「まぁったく。さすが兄妹だな」



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