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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···45話

和人「なるほどな。」

砂原「それじゃ帰ってみるよ。」

鷲尾「裕介、千尋また明日。」

砂原「ひ··ろせ紗菜に宜しくな。」

和人「砂原も紗菜に匹敵するな。」

裕介「智兄って面白いね。また明日。智兄も色々と宜しくね。」

砂原「俺、明日は普段の仕事しつつ養生用の奴探すよ。おやすみ」

和人、裕介、千尋「おやすみ(なさい)」

鷲尾「じゃーなぁー」

車の中

鷲尾「和人ママこえーすね。」

砂原「なかなか鋭いんだ。やっぱり俺の女房さんだ。」

鷲尾「あっもう一人怖くて鋭い人いますね。」

砂原「明日頑張れよ。椿は、まぁお前が鷲なら鷹みたいな感じだ。」

鷲尾「おれ鷲の皮を被った雀です。」

砂原「鷲の皮の方が重いんじゃないか?」

鷲尾「広瀬にも叶わないっす。俺や裕介が考えつかなかった事を学生巻き込んでやろうとするし、芸術を動かしましょうって言い出したのも広瀬なんです。」

砂原「固定観念なんていらないさ。ニュートラルに色々考えたらいい」

鷲尾「俺今乗ってんのオートマなんで。」

砂原「ニュートラルがないってか。ははっこれはとられたな。なら鷲尾はドライブギアだな」

鷲尾「ちゃんと進みますよ。いい上司と同僚ばかりなんで。」

砂原「暫くは広瀬の指導も椿と頼むよ。」

鷲尾「はい。いやでもすぐ逆転されそうですね。」

砂原「それも先輩冥利につきるよ。後、千尋姉とも仲良くな。」

鷲尾「さっきは話しズレましたけど、砂原さん彼女いないんですか?」

砂原「独身貴族な俺と和人みてそれ聞くか?」

鷲尾「忘れて下さい。そう言えば和人ママも独身謳歌してましたね。」

砂原「まぁ出来たらそれでいいし、一人でも気楽だからな。」

鷲尾「そうですよね。」

砂原「彼女いる奴が納得してどうするんだ。」

鷲尾「あはは。なかなか棘のお付き合いですよ。」

砂原「平坦なんで記憶に残らないだろう?着いたぞ。明日も宜しくな。よく休めよ」

鷲尾「ありがとうございます。おやすみなさい」

砂原クラクションをピッっとだけ鳴らしていく。

鷲尾「上司かっけーなぁー」

鷲尾が砂原に惚れ直したようです。

次の日

紗菜全面室で顔を洗っている。

裕介「お早う。あらーちょっと口元紫になっちゃたねー。」

和人「お早うさん、皆起きる前に裕介の部屋にメイク道具持っていくぞ。」

紗菜「??何故ですか?」

和人「メイクアップは出来ないが、」

裕介「描くことはプロだよー。」

紗菜「お願いします。」

裕介の部屋。

とりあえずメイク道具の使い方を説明し、いざ··

和人「化粧水が手のシワに吸い込まれてしまった。」

裕介「綿あったでしょ」

(↑コットンね)

紗菜「基礎は自分でやるので色塗りお願いします。」

二人「どうもすみません」

紗菜下地と軽くコンシーラーまでは塗った。

和人「傷の近くは軟骨ぬってからにしよう。」

紗菜「待って下さい!このルージュにブルーのシャドーぬりませんよね?」

和人「駄目か?」

裕介「ごめんちょっとまって。文ちゃん召還!」

文太に電話

文太「なぁーにぃー?」

裕介「紗菜に最近のメイクを施してほしいの!」

和人「俺達がやると時代がでちまう。」

文太「お顔借りるよ?口紅はまぁいいけどさ、最近濃いの流行ってるから。だけど、このチークとシャドーは駄目だよ。少しおとすね。」

モデルを見慣れているカメラマンなのでさすがです。

裕介「うわぁ全然違う。」

文太「髪はせっかくだから前髪あげてみたら?」

紗菜「それは恥ずかしいんですが··」

文太「意志は出すもの。隠さないの。いい?紗菜は目の力も強くて、芯もしっかりしてるこんなところで引っ込ましたら勿体ないよ」

紗菜「なら今日だけ。」

文太紗菜の髪をかきあげてちょっとスプレーをした。

文太「どう?ちょっとは変わったでしょ。」

紗菜「なんか恥ずかしいですが、気分がお姉さんになったかんじです。」

和人「これからそれでいいんじゃないか?一応未成年は脱却してるぞ。」

裕介「って文ちゃん物凄く褒めて説得するのうまいね。」

文太「じゃないと真の姿は撮れないからねー皆だってそうでしょ」

裕介「ありがとう。」

文太「お腹減った」

和人「よし朝飯にしような。」

紗菜「私もやります。」

和人「なら一緒にポタージュ作ろうか」

文太「この前皆とポタージュ飲んだから粉少ないよ?」

和人「ん?そういえばポタージュは飲めるのか?」

紗菜「真新しい箱を開けて粉をお湯にといてるのみていたので。」

和人「あーそうだよな。」

紗菜「もう一度お粥にしてくれませんか?今度は大丈夫そうです。」

和人「なら隣でみてろ。」

紗菜「はい。」

裕介「俺もお粥食べたい」

和人「自分でつくれ」

そんな感じでまたバタバタ一日が始まりました。

創一「紗菜は離乳食に入ったのか?」

千尋「キレイにメイクしているから崩れないようにだろう。」

大輔「雰囲気全然ちがいますね。」

紗菜「やってもらいました。殆ど文太さんに」

創一「モデル相手だからさすがだな。」

紗菜「和人さんは化粧水が手に吸い込まれましたし、裕介さんにはリンゴみたいにチークをされました。」

千尋「二人は顔に描くのはやめたほうがいい。」

二人「そうしまぁす。」

紗菜「では私歯みがきして先にいきます。」

千尋「歯みがき?駄目だ」





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