ネット喫茶.com

オリジナル小説や二次創作、エッセイ等、自由に投稿できるサイトです。

メニュー

始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···27話

鷲尾と裕介社内

裕介「智兄ってずっと前から紗菜ちゃん知ってるみたいだね。」

鷲尾「そうみたいだな。今日会議室で相変わらず、お札クリップの財布使ってるんですねって広瀬が言ってた」

裕介「どうゆう関係なんだろう··」

鷲尾「それを含めて全部話すって言ってたぞ。」

裕介「そっか。俺で大丈夫だよな?剛··紗菜の事守れるよな?」

鷲尾「お前がしょげてたら俺と砂原部長で殴りにいく。まだ話しも聞いてねーうちからそんな顔すんな!」

と裕介に拳骨。

裕介「運転中に危ない。帰りは俺運転な!」

鷲尾「当たり前だろ。俺寝るんだから。」

裕介「まったく。」

鷲尾「和人さんに連絡したのか?」

裕介「あっまだ。」

鷲尾「しておけ。これから電話するタイミングねーぞ。」

裕介「わかったよ。」

裕介、小鳥遊邸に電話する。

裕介「もしもし裕介だけど··文ちゃん?ごめん。和兄にさ、俺と砂原さん、紗菜ちゃん、帰りいつになるか分からない挙げ句に剛もプラスαで一緒に帰るよって伝えて。」

文太「和さん、さっき砂原さんから連絡着たって。美味い福島料理食ってこいって言ってたよ。」

裕介「分かった。サンキューじゃ先に寝ててね。おやすみ」

文太「裕君もファイト。」

裕介「うん。あとでね。」

と携帯を切った。

裕介「紗菜ちゃんは繋がるかな?」

鷲尾「今はやめろ。追いかけてるのがバレる。交通手段変えられたら厄介だ」

裕介「分かった。巻き込んでごめんな。」

鷲尾「バーカ気にすんな。お互いに巻き込みなれてるだろ。」

裕介「そうだね。」

鷲尾「お前寝てろ。少し体力温存しとけ。」

裕介「分かった。でも疲れたら代わるから起こして」

鷲尾「OK」

小鳥遊邸

こちらはただ今夕飯中。

千尋「紗菜どうしたんですかね?」

和人「俺にもよくは分からんが、砂原と、裕介、剛に今は任せるしかないな。」

大輔「ほんとセナさん不器用。」

創一「不器用なんじゃねーよ。アイツに掛かってる鍵がガンジがらめなんだ。」

文太「魔女のリンゴみたいなさ。美味しそうに見えて毒があるそんな感じの物があるんじゃない?紗菜の現実に。」

和人「そうだな、安易には踏み入れないとは分かるが心配だな。」

千尋「紗菜はリセットが必要ですね。」

和人「ああ。だからあの説教がましい、3人があってるんだよ。」

創一「砂原さん··怖そうに見えない。」

大輔「今朝車で送りながらコンビニでお菓子と飲み物買ってくれました。」

文太「遠足?」

千尋「砂原さんは本気で叱り出したら怖いと思うぞ。」

和人「あーご名答だ。ついでに裕介まで説教くらうだろうな。」

創一「とばっちり」

大輔「でもいいパパって感じします。」

文太「お菓子と飲み物効果絶大」

和人「片付けて、風呂入って寝るぞ。俺らはとことん甘やかし役。いいな?」

全員「はーい。」

千尋「俺洗い物しますよ。」

創一「俺ふきます」

和人「二人に頼んだ。お先にな」

大輔「俺、三階シャワーいきます。」

文太「俺2」

和人「俺一階で」

早く上がった三人は部屋に戻りシャワーへ。

キッチンでは··

千尋「背中流すか創一」

千尋さんからたまに飛び出すとんでもない冗談。

創一「おっおれ軟体動物何で大丈夫っす。」

千尋「お前は剛か?」

創一「剛さんは無脊椎動物って。」

千尋「所で創一、触角と目玉はどこにあるんだ?」

創一「でんでん虫じゃありません。」

何となく合わなさそうな二人ですが、仲良く洗い物タイムしてるみたいです。

一方砂原の指定した駅では?

車組が先に着いていた。そして次は砂原さん。

砂原「早かったな。」

裕介「まだ紗菜ちゃんらしい人は通ってないよ。」

砂原「そうか。ちょっと中に行ってくるよ。」

裕介「うん。。」

砂原「大丈夫」

と裕介の頭を撫でた。

裕介「お願いします。」

駅の中に向かう砂原。
降りてきた乗客の中から紗菜を探す。勿論目立たないように。
そして一目散に動き、紗菜の腕を掴む。

砂原「広瀬··やはりか。」

紗菜「離して下さい」

砂原「駄目だ来なさい」

紗菜「嫌ママに会いに行きたい。」

砂原「それは出来ないよ。また辛い思いするぞ」

紗菜「ママが私が必要って。だから離して。私を抱き締めたいって言ってた。」

砂原「目を覚ましなさい」

紗菜「ママには私だけ私の好きな物作ってくれるって··」

パシッ砂原が紗菜の頬を叩いた。

紗菜「どうしてですか?」

砂原「なら現実を見るか?今から連れていってやる。きなさい。」

砂原、紗菜を外の剛の車に連れていく。

砂原「すまん。二人後に移動してくれ。鷲尾ちょっと運転させてもらうぞ。」

鷲尾「どうぞ。」

砂原「広瀬、乗りなさい。俺達は車で10分待ってる。本当の姿をみてきてみろ。」

裕介「砂原さんそんなに強く言わなくても··」

砂原「その位必要だ。10分経ったら迎えにいく。いいな」

紗菜「でも··絶対··ママ待ってる··」

砂原「着いたぞ。行ってきなさい」

紗菜「··」

車を降り家に向かった。どこからどうみても荒れ果てている。草木の伸びた雑木林の様な庭、玄関の灯りもチカチカとし、今にも切れそうだ。

目次

※会員登録するとコメントが書き込める様になります。