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Aqoursキャラともし一夏を過ごせたら

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
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2話

僕「大体想像つくよ、、、と言っても千歌の友達をそこまで知らないだけだけど...」
 
千歌「新しい友達もたーっくさんできたよ!
梨子ちゃんでしょ、ルビィちゃんでしょ、善子ちゃんにそれから....」
 
僕「それ、Aqoursのメンバー順番に言ってるだけだろ!」
 
千歌「ばれたか...!でも良く分かったね?...もしかしてAqoursのファン?」
 
 
僕「まあ多少は見てるよ。俺の推しは梨子ちゃんかな」
千歌が少し悲しそうな顔をした。
 
 
千歌「そうだよね..梨子ちゃんはね、すっごいんだよ!ピアノも上手だし、可愛いし、優しいし...私も梨子ちゃんや曜ちゃんみたいに、スゴイ人になりたいな...。」
 
僕「まーた千歌の普通コンプレックスが始まったよ。中学生の時からずっと言ってる...」
 
千歌「仕方ないじゃ〜ん!だってだって、Aqoursのメンバーみんなすごいんだよ!?でも千歌だけ普通の女の子だし、千歌なんて...」
 
僕「気にするなよ。普通は良いことだし、千歌もたくさん良いところがあるだろ。」
 
千歌「本当!?例えば!?」
 
僕「まずバカチカなとこ、ドジなとこ、あと俺のチョコレート勝手に食べるとことかな」
 
千歌「それバカにしてるでしょ!?もう知らないっ!ふんだ!」
 
僕「冗談だって!....でもまあ、俺は千歌は普通に可愛いと思うし、人を惹きつける才能もあると思う...ぞ。」
 
 
千歌の顔を見るとだんだん顔が赤くなっていき、もはや茹でだこみたいになってしまった。
 
 
千歌「そう......かな。えへへ、ありがと...//」

こっちまで顔が赤くなってしまう。思わず下を向く。
お互い顔を合わせれないままだったけど、火照りが冷めるまで時間はかからなかった。
 
千歌「そうだ!きいてきいて!この前ね...」
そう言うと千歌は近況をいろいろ話してくれた。スクールアイドルのことが主だった。楽しそうに話してる千歌を見るとこっちまで嬉しくなる。
 
やっぱり千歌は...普通星人なんかじゃない。とても魅力的な女の子だ。
そうこうしているうちに夕方になった。
 
 
僕「そういえばバイトの話は?」
 
 
千歌「忘れてた!えーっとね、実は果南ちゃんも一緒に働くことになって...と言っても最初の2週間だけだけどね。
千歌も果南ちゃんも午前中はAqoursの練習があるから...時間合わせて一緒に午後から働く事にしたけど大丈夫だよね?」
大まかな内容などを説明してもらい、メモを取る。
 
 
千歌「じゃあそういうことで!ビシバシ働いてもらうよ〜?」
 
 
僕「はは....まあ頑張るよ。」
 
 
千歌「困った事とか、聞きたいことがあれば千歌に聞いてね!なんてったって千歌は君の先輩だからね!」
 
このバカチカめ...
まあ良しとしよう。
ここのバイトならいろいろ融通も効くし、厄介者もあまり来ない。まあそこまで苦じゃないだろう。
 
僕「はいはい。....おっと、もうこんな時間か。志満さんと美渡さんに挨拶して帰るよ。」
 
千歌「そっか...もっと話したいことあったのにな。」
 
僕「これから夏休みだしたくさん会うし喋る機会いっぱいあるよ。また色々話そう。」
 
千歌「うん!絶対...ね?」
 
僕「おう。俺は約束を守る男だからな。」
 
千歌「...そうだ!もう少し時間あるなら海行こうよ!今の時間なら夕焼けも綺麗だろうし...」
 
千歌の顔がおねだりモードに入ってしまってる。これは断れない...
 
 
僕「わかった。なら行こうか。」
 
 
千歌「やったー!行こ行こ!早く!」
そう言って千歌に手を引っ張られる
 
千歌の手の平は少し、汗ばんでるような気がした。
 
2人に挨拶を済ませ、外へ出る。美渡さんにデート?といじられたが、千歌が真っ赤になって否定してた。
 
千歌「みてみて、綺麗な夕日!」
 
そうやって千歌は砂浜で騒いでる。本当に元気っ子だな、、、
 
僕「そうだな。でも...」
 
千歌「でも?」
 
僕「いや、なんでも無いよ。」
 
 
千歌「なにさ!君って昔からそういうところあるよねえ!チカは君のそういうところが嫌いだなっ!」
 
 
流石に口が裂けても言えない。夕日に照らされる千歌の笑顔の方が綺麗だな。なんて....
 
 
千歌「....ホントはさ、君が旅館で働きたい!って言ってくれたとき、凄い嬉しかった。ほら、高校は別々になって、お互い忙しくなって、あまり会う機会なかったじゃん?
また一緒に遊んだりおしゃべりしたりできるんだなーって!」
 
 
僕「千歌はやっぱり僕がいないとやっぱり寂しいんだな?」
笑いながら言った。
 
千歌「...寂しいよ。昔からずっと一緒だったもん、しかもだんだん君は大人っぽくなっていくし、、、千歌、少し寂しかった。」
 
僕「....そうか。実は俺も、同じこと感じてたのかもしれない。」
 
千歌「そうなの?」
 
僕「、、、ああ。」
 
千歌「そうなんだ...えへへ、嬉しいな...,。」
少し笑いながらそう言った。
 
千歌「明日から...またよろしくね。」
そう言って振り返った彼女の笑顔はとてもキラキラしていて....
 
少しだけ、彼女に近付けたような気がした。
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