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Aqoursキャラともし一夏を過ごせたら

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
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13話



あらすじ「高海千歌とのショッピングモールへ出かけるデートをすました主人公は、もう1つ大きな予定を控えていた。それはまた幼馴染、渡辺曜と出会う事であった。その中身は昔の彼と彼女に起こった軋轢に関するものだった。数年の時を経て、彼女たちの軋轢は解消されるのかーーーーーーー」

 
だから距離を置こうって思ったんだ。この気持ちが冷めるまで....
でも、一度置いた距離は縮めることができなかった。俺にそんな資格はないって。」
 
話してしまった。もう後戻りはできない。
 
 
曜「.....バカ!」パンッ
 
曜にビンタをされた。
 
曜「勝手に決めつけないでよ!!私がどれだけ寂しかったと思ってるの!千歌ちゃんももちろん好きだよ!でも、同じくらい....,」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
曜「同じくらい、君のことも好きだったんだよ!」
 
 
 
え?
 
 
 
曜「君も大好きだったんだよ.....それは今も変わらない。千歌ちゃんも君の気持ちに気付いてたよ。だけど私はずっと3人で一緒に居たかった。でも千歌ちゃんは「気持ちに応えてあげて!」って.....」
 
嘘だ。じゃあ、俺がしたことは....
 
 
僕「全部、俺の勘違い....だったのか。」
 
 
曜「そうだよ....私も君も千歌ちゃんも、バカだ。バカ3人組だ!」
 
泣きながら曜が笑う。
 
 
僕「ごめん....本当にごめん!!俺....俺!」グスッ
 
 
情けないなあ....俺は。
 
 
曜「もう、いいよ。でもその代わり....また3人で一緒に遊ぼ?そして、2人でも。いろんな場所へ行って、いろんな体験をして、いろんなことを乗り越えて、いっぱい笑っていっぱい泣いて....空白の期間を、取り戻そう?それなら許してあげる!」
 
 
僕「......おう!」
 
 
曜「....それとね、悩みとか、辛いこととかあったらスグに私に話してね!もう、こんな事はお互いまっぴらでしょ?」
 
 
 
僕「そうだな....!」
 
 
俺は本当に、やってはいけないことをしたと思う。だから、これからそれを償えるように。いっぱい曜を楽しませれるように頑張ろう。
 
 
曜「......ごめん。もう少しこのままで....いさせて?」グスッ
 
 
僕「ああ....胸くらい、いつだって貸す。曜も辛いことかあったら、俺にすぐ言ってくれ。」
 
曜「ありがと....」ギュッ
 
 
10分ほどそのままだった。もう、この子を悲しませるのはやめよう。
そう決心した。
 
 
曜「....ふう。あっ、もう9時半だね....」
 
僕「うお!帰りのバス大丈夫なのか!?」
 
曜「もう無いね....」
 
 
僕「マジか!ど、どーしよう。俺の家泊まるか!?」
 
 
曜「....プッ。あははは!大丈夫だよ?千歌ちゃんの家に今日は泊まることにしたから!」
 
 
僕「な....なんだ。良かった....」
 
 
曜「そんなに心配する事?」
 
 
僕「当たり前!曜に何かあったら俺....」
 
 
曜「大丈夫!私は君より強いんだぞ〜?」
 
 
そう言えば、こいつにかけっこでも、鉄棒でも、運動系は勝ったことがない。
 
 
僕「そういえば、そうだったな...」
 
 
曜「じゃあ、千歌ちゃんの家に向かって、全速前進〜?」
 
 
僕 曜「ヨーソローッ!」
 
 
曜「千歌ちゃんの家まで競争ね!」
 
 
僕「おい!それはせこい!」
 
 
曜が俺の前を走る。そして突然振り向いて。
 
 
曜「これからも....私の最高の幼馴染でいてね?」
 
 
最高の笑顔で、
 
 
 
僕「もちろん!」
 
 
そうやって俺たちは、昔のように2人で走りだした。
 
 
 
 あのあと、千歌の家に2人で向かった。
 
千歌「2人とも.....」
 
 
曜「千歌ちゃん。もう、大丈夫だから。」
 
千歌「やっと......だね。」
 
 
そうやって2人はお互いを抱き締めた。曜が泣いてて、千歌がお母さんのような優しい眼差しで曜の頭を撫でていた。
曜を悲しませるのは、今日が最後。
そう心に固く誓った。
 
そのあと、なんなら3人でお泊まり会しよう!というノリになった。
そこの場面は、機会があればお話ししたいと思ってる。
 
 
翌朝
 
 
曜「おはヨーソローッ!2人とも!公園に遊びに行こーっ!」
 
 
千歌「んぅ.....よーちゃん?」
 
 
僕「曜....今朝の7時だぞ。」
 
 
曜「え〜?いいじゃん!久しぶりに遊ぼうよ〜ねえ!」
 
 
僕「ったく、しょうがないなあ。昼まで思いっきり遊ぶぞ!」
 
 
千歌「2人が行くなら千歌も行く....」
 
 
千歌が目を擦りながらむくっと起き上がる。俺は寝起きはまだいいほうだ。千歌はそこまでらしい。
 
 
曜「全速全身ヨーソローだね!」
 
 
3人で仲良く歯磨きをして、家を出た。
 
僕「昔、千歌みかん味の歯磨き粉飲んだことあったよな。」
 
 
曜「そうそう!あの時はびっくりしたよ!」
 
 
千歌「あったね〜そんなこと!」
 
少し昔話をしながら公園まで向かう。
 
曜「着いたね〜!よーし、遊ぶぞ〜!」
 
 
シーソー、ジャングルジム、ブランコ...
昔のようにいろんな遊具を使って遊んだ。
曜も俺も千歌も、みんな昔みたいな笑顔で。
またこの場所に戻れたことを、俺は心底感謝しながら。
 
 
曜「ふぅ〜。楽しかったね〜!もう10時か....」
 
僕「そろそろ帰ろうぜ。バイトまで寝たいし。」
 
 
千歌「そうだね〜!疲れた....」
 
 
曜「そうだ!お昼ご飯私が作るよ!」
 
 
僕「おっ、良いな。俺の家なら今誰もいないし。」
 
 
千歌「いいねぇ〜!ヨキソバ作ってほしいな!」
 
 
曜「了解であります!家から材料とってくるから、先に行ってて!」
 
 
千歌「うん!ならいこっか!」
 
 
曜と別れる。そのまま2人で俺の家へ向かう。
 
 
千歌「曜ちゃんも無茶言うよ!眠たくて仕方ないよ〜。」
 
 

 
 
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