第3話「シンディ」
淡いピンク色のパンティ1枚だけという格好で、シンディはポーズをとっていく。
監督役である少年は、そのパンティも脱ぐように指示を出した。
シンディは後ろを向くとお尻を突き出し、パンティの両端に指を引っかけて下げていく。
サッと下げたりしない、一気に下げたりしない。
ゆっくりとパンティを下げていった。
プリンッとした可愛らしい形のお尻の割れ目が、徐々に見えてくる。
半分ほどお尻の割れ目が見えたところで、シンディはパンティをグイッと引き上げてお尻を隠す。
肩越しに見える顔には、いたずらっぽい笑みが浮かんでいた。
そんな笑みを浮かべながら、シンディはまたゆっくりとパンティを下げていった。
今度は半分以上お尻の割れ目が見えたところで、またグイッと引き上げる。
下げて戻し、戻しては下げる……見ている者を焦らすかのように、シンディはそれを何度か繰り返す。
繰り返した後、一気に膝まで下げた。
可愛らしい形のお尻が丸見えとなる。カメラマン役の少年の1人が、シンディのお尻をアップで撮った。
シンディは突き出しているお尻を、強調するようにさらに突き出す。
脚からパンティを抜いて放り投げた彼女は前を向く。
お尻をアップで撮っていた少年カメラマンは、シンディの股間をアップで撮ることになった。
シンディの股間は無毛……発毛の兆(きざ)しすらない。ただ少女の証しであるスリットがあるだけの股間だ。
全裸になったシンディは頭の後ろで手を組んで胸を張り、小さな乳房を見せつける。
無毛の股間を突き出して強調する。
また後ろを向いてプリンッとしたお尻を突き出し、小さく左右に振ってみせた。
それからスラリと長い脚を大きく広げる。脚と脚の間から笑みを浮かべた顔を見せ、シンディは右手を無毛の股間へと伸ばしていく。
人差し指と中指をスリットの横に当てるシンディ。顔に浮かべている笑みを強めたかと思うと、彼女はためらうことなくスリットを左右に広げた。
綺麗なピンク色の秘洞が晒される。
シンディは2本の指を使い、スリットを閉じたり広げたりを繰り返した。
カメラマン役の少年の1人は、見えたり隠れたりをする秘洞をアップで撮る。
その少年カメラマンは、今にもシンディに飛びかかりそうな雰囲気であった。それを感じ取ったシンディの顔に浮かぶ笑みは、楽しそうなものになっていた。
少年を夢中にさせている、それが楽しくて仕方がない……そう言いたげな笑みだ。
撮影は終わり、シンディはパンティとジュニアブラを身に着ける。
タンクトップとホットパンツも身に着けようとしたとき、撮影スタジオである部屋に1人の少年が姿を見せた。
18歳くらいの少年だ。右手の甲に赤い稲妻のマークの入れ墨を施(ほど)している。
撮影スタジオにいる少年少女が彼に頭を下げた。
「撮影は終わったのか?」
入れ墨の少年……不良グループ【紅雷(こうらい)】のリーダーであるジンという少年は、そう聞いた。
監督役である少年は「はい」と答える。
「ならシンディを借りていく。シンディ、来い」
シンディに告げて、ジンは背中を向けてスタジオから出た。
タンクトップとホットパンツは身に着ける必要はなさそうだとシンディは感じた。それらを脇に抱え、下着姿のシンディはギャラが入った封筒を受け取り、ジンの後を追ってスタジオから出ていった。
ジンがリーダーをつとめる不良グループ【紅雷】の主な資金源は、ティーンの少女のヌード作品である。
シンディは【紅雷】の資金源のモデルの1人なのであった。
【紅雷】の本部ビルの最上階、その一室。そこはジンの部屋だ。
シンディが部屋の中に入ると、ジンは彼女を抱きしめた。そして唇を重ね合わせる。
「んっ……」
唇と唇のかすかな隙間から、シンディの声が小さく漏れ出る。
シンディの唇を味わいながら、ジンはズボンと下着を下げた。それから、彼女をしゃがませた。
シンディの視界に入るのは、まだ力が入っていないジンのモノ。
ジンは彼女の頭を軽く掴み、股間へと顔を近づけさせた。
「舐めろ」
言われてシンディは「はいはい」と返し、ピンク色の舌を伸ばす。
やはり服を着る必要はなかったようだと思いながら、少しのためらいも見せず、シンディはジンのモノに舌を這わせる。
二度、三度とピンク色の舌が往復すると、すぐにジンのモノは力が入って硬く立ち上がった。
ソレを熱い視線で見つめながら、シンディは舌を這わせ続ける。
根元から先端へ、先端から根元へと這うシンディの舌。這っていたかと思うと、先端に集中してチロチロと舌先を踊らせた。
シンディの舌の動きは巧みで、ジンの官能を見事に刺激する。
敏感な先端にシンディの舌が踊り、ジンは満足そうな吐息をこぼす。
シンディは肉棒の先端を舐めながら、幹の部分を右手で握ってしごく。
肉棒からの快感が増して、ジンがこぼす満足そうな吐息が強まった。
彼のそんな吐息を耳にすると、シンディはもっと快感を与えたくなっていく。
幹の部分をしごく右手の動きを速め、先端に踊らせる舌の動きを激しくさせた。
ジンが得る快感は、大きくなっていく。満足そうな吐息をさらに強めたジンは、シンディの金髪を撫でる。
シンディは舌の動きを止めずに、ジンの顔を見上げた。彼と目が合うと、シンディは顔に笑みを浮かべた。
それから、右手を離すと口を大きく開けて、
「ん……んむっ……」
肉棒を口に含んだ。
唇を密着させ、頭を前後に動かすシンディ。
「んじゅ……んじゅる……んじゅむ……」
密着した唇が、肉棒をしごく。
唇でしごきながら、シンディは舌も動かす。
唇と舌による愛撫を受けるジンの肉棒は、いつしか脈動をはじめていた。
最初は小さかった脈動。唇で出し入れするたびに、舌で愛撫するたびに、肉棒の脈動は少しずつ大きくなっていく。
ジンは両手でシンディの頭を掴むと、自分の好きな速さで彼女の頭を前後に揺さぶる。
シンディはされるがまま……彼の好きにさせた。
「んじゅっ……んむっ……んじゅぅっ……」
声とともにシンディの唇の端からは唾液がこぼれる。顎(あご)を濡らす唾液の中には、ジンの肉棒が垂らす先走りの汁も混ざっていた。
「顔にかけてやる」
肉棒の脈動を大きくさせたジンは、そう言ってシンディの頭を後ろに大きく引く。
シンディの口から肉棒が抜ける。唇で、強くしごかれる形となった。
口から抜けた瞬間、ジンの肉棒は弾ける。
「わぷっ!」
白濁した体液が放たれ、シンディの顔に降りかかった。
強い匂いが鼻孔に漂ってくるが、シンディの顔に不快そうな表情は浮かばない。ソレの匂いを嗅いだ彼女の顔に浮かぶのは、どこか恍惚としたような表情。
シンディの顔を白く汚したジンだが、彼の股間ではまだ肉棒が隆々とそそり立ったままである。
彼は下着姿のシンディをベッドの上で四つんばいにさせた。
パンティを掴むと、グイッと一気に引き下ろす。プリンッとした可愛らしい形のお尻がむき出しになる。
ジンは顔を、シンディの無毛の股間へと寄せていく。舌が伸び、少女の証しであるスリットに触れる。
「んっ……」
シンディはわずかに声を漏らし、お尻を小さく跳ねさせた。
スリットに沿って、ピチャピチャと音を立ててジンの舌が這う。
「ああ……あっ」
股間から快感が広がってきて、シンディは白く汚れている顔をほんのりと赤く染め、甘く潤っている声を漏れ響かせる。
何度もスリットに這うジンの舌。シンディの股間は彼の唾液で濡れていく。
ジンの唾液だけではなく、快感で溢れる少女の蜜でもシンディの股間は濡れていった。
シンディが少女の蜜を溢れさせたのを舌で感じ取ったジンは、彼女の股間から顔を離す。
股間からの快感が失せて、シンディはもどかしそうにお尻を振る。
小さく左右に振られるシンディのお尻を、ジンの両手が掴む。
そそり立つ怒張の狙いを唾液と少女の蜜で濡れるスリットに定めたジンは、一気に腰を突き出した。
「あうふぅっ!」
怒張がシンディの秘洞を刺し貫く。
快感が混ざった衝撃が股間から走ってきて、四つんばいになっているシンディは嬌声(きょうせい)を響かせながら首を反らした。
ジンは腰を動かし、ガンガンとシンディの秘洞を突いた。
突かれるたびに快感が疾走し、シンディは「あっ、あっ! あうっ! ああっ!」と甘い喘ぎ声をジンに聞かせる。
彼女のそんな声を聞くと、ジンは興奮を抱く。
興奮は、腰の動きを激しいものにさせていった。
「ああっ! あふっ! ふぅあっ!」
ジンの腰の動きが激しさを増すと、シンディの中を疾走する快感も大きなものになる。
四つんばいになっているシンディの体は前後に揺さぶられ、ジュニアブラに包まれている小さな乳房もフルッ、フルッと愛らしく弾んだ。
肉棒で秘洞をえぐりながら、ジンは愛らしく弾むシンディの乳房に片方の手を伸ばす。
ジュニアブラのカップをたくし上げ、乳房を露わにさせる。
そのまま小さな乳房を握り、グニグニと揉んだ。
「あふんっ! あっ、あふぅっ!」
秘洞だけではなく、乳房からも快感が広がってきて、シンディが口からこぼす声の中にある甘い色が濃くなっていく。
疾走する快感で彼女の全身の肌は真っ赤に染まり、しっとりと汗で覆われていった。
ジンの腰の動きは、さらに激しさを増す。
肉棒が出入りを繰り返す秘洞からは少女の蜜が滴となって飛び散って、ベッドのシーツに点々としたシミを作っていく。
シンディをガンガン、ガンガンと突くジンの肉棒は脈動をはじめていた。シンディの中では快感が体の中心に集まり、風船のように膨らんでいた。
秘洞を突くたびに、脈動を大きくしていく肉棒。肉棒で突かれるたびに、膨らんでいく快感。
「ああっ! あふぅっ! ふぅああっ! あっふううっ!」
裸身を前後に揺さぶられるシンディが響かせる声は、切羽詰まったようなものになっていた。
快感の風船は、今にも破裂してしまいそうであった。
ジンは腰を後ろに大きく引き、勢いを乗せて一気に肉棒を根元まで叩き込む。
「ふぅああっ!」
シンディは目を見開き、背中を大きく弓なりに反らす。
その一撃が、とどめとなった。
快感が、破裂を起こす。
「あっ、あっ……あふぅあああっ!」
肉棒が埋まる秘洞から大量の蜜を噴き出しながら、ガクガクと弓なりに反らした裸身を震わせるシンディ。口からは、大きな声が響く。
絶頂したシンディの秘洞から、肉棒が引き抜かれる。
肉棒は弾け、彼女の背中に白濁した体液を降りかけた。
シンディはベッドに崩れ落ちる。彼女の背中を白く汚したジンの顔には、満足したような表情が浮かんでいた。
◇◇◇
昼間は死んだように静かだが、夜になると活気づく区画……歓楽街。
その店は、そんな歓楽街の中にあった。
【夜の天使亭】、それが店の名前である。
そこに1人の客が訪れた。
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