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先輩が〇〇シリーズ

原作: その他 (原作: ペルソナ4) 作者: 雷鳴
目次

先輩と壁尻



「ああぁ…ああ、はああぁ……」
抜き差しされる剛直に揺さぶられるまま完二は喘ぐばかりでいる。
もう何度も何度も達せられ、半分正気を失った頭で「まだ終わらないのか」と絶望していた。と同時に、これだけの乱暴な快楽を止める術がないのに歯痒さを感じていた。
完二は腕っぷしが強い。並の喧嘩なら諸共しない。
今このように壁に下半身丸ごと埋め込まれるようにして自由を奪われていなければ、の話だが………
「おっ……!は…ッ」
剛直にグンッと突き上げられ苦しい。
そのくせ腸内は貪欲にそれを舐めしゃぶっているのが自分でも分かるので、厄介だった。

気絶から目覚めた時には既に壁に埋められていた完二は、しばらくの間…もがいてもがいてなんとか脱出しようとしたが、
腰回りは柔らかなクッションに保護され、そのさらに外側はピンクと赤の中間のような、微妙な色遣いの壁に丸く拘束され、どうにもならなかった。
人がハマることを想定してクッションがあるならば、完二を攫ったのは人間だろう。とまではなんとか分かったが……生憎前後の記憶が抜け落ちていて分からない。
その上、もがいているうちに、この剛直の主が壁越しにやってきて、完二を犯し始めたのである。

「あっあっあっダメっそこ…ッ!あぁあ、ああっ」
訴えても、壁を殴っても、律動は止まる気配がない。
何度か初めの方、足をバタつかせて、壁越しの相手を蹴り上げてやろうと思ったが、上手く当たらなかったようで、ダメージは与えられていない。
となるともう完二には、犯人が飽きて自分を解放するのを待つしか方法がなくなった。
何せ、罵ってやりたくても目の前にその相手はいないのだ。
「ああ!!ダメっそこイクイクイクイク……あぁあ前も…っそんな、擦るなん、て……ッあああ!イクぅ〜〜……!!!」
またも絶頂させられる、その間も律動は止まらず、更に完二を追い込む。
「アッ、や、おり、おりれない、イッてるのに、あっあっまたイグッッ!!オオ〜〜〜ッ…!!!」
イキたくないのに、イク、イク、何度も、何度も、何度も。数えられないほど間隔なくイカされ続けて、それでも完二はここまで一度も気絶することが出来なかった。
腹立たしいが、相手は完二の体についてよく分かっているようだ。どうすればイキやすいのかも把握しているようだし、どこを責められると弱いのかも。

「はぁーーーっ、はぁーーーっ、はぁーーーっ…も、もう、はあぁ、やだっ、このクソ野郎…はあっ、この……ひゃうっ!!」
また暴れようとするのを懲らしめるように尻を打たれる。
「いっ…このっやめっ…あっ…この…こいつ叩きながら…あっあっあっあっ」
好き勝手に扱われているのに気持ち良くて仕方ない。もうどうにかなってしまいたかった。けれど完二は最後も最後の理性を手放せなかった。
「あーー…ん…お、奥…入るっ…や、ダメっダメ、入んねえ…あ、あ、うう……ッ!」
とうとうグッポリと結腸の弁を超えられてしまう。
「こい、つ…本当に、殺してやりてぇ…ッッああ、おお、おほ…ぐうぅぅ…」
悔しいのに、気持ちが悪いのに、入ってはいけないところに入られてしまったのが異様に気持ち良い、信じられないぐらいの快楽だった。
恋人とのセックスに不満は何一つなかった。けれどここまでのものだったかと言えば、答えはノーである。

「お、お゛お゛ッ、ひぃ、ぎつ゛い゛ぃっ!!は、はへっ、腹ん中壊れる…!」
腹の奥の奥を我が物顔で掻き回され、頭までぐちゃぐちゃになりそうなのに、意識を飛ばせず、理性も飛ばせず、苦しくて仕方ない。
————恋人への罪悪感で。
「せん、ぱい…すみませ、ひぎっ!せんぱい、やだ、ごめんなさい…こんな、気持ち良くなりたくねえのに…っ」
届くはずのない謝罪を口にすると、妙に顔が熱くなってくる。嫌だな、妙だ。と完二は思った。
心臓は重くて仕方ないのに、今もほじくられている後孔がきゅうぅんと締まった気がする。お陰で尻に入っているモノの形がより分かってしまった気がしてギクリとした。
何せ、いつも感じる鳴上のモノにそっくりなのだ。
「あッ、ふ…っ何れ、せんぱい…?お、おふ…んっんっんっんっ♡」
先ほどまでと動きが変わった。
トチュトチュ♡と甘く柔らかく突かれ揺さぶられ、流石にまともな思考が失われてくる。更に頭が熱くなる。鳴上に抱かれているような気になってくる。

ああ、もう…ダメだ。
完二は察した。

「やだ…ぁ♡こんな、訳わかんねえので…イク…イッちまう…は、先輩…先輩…オレ…ッ♡♡あああぁぁ……っ!」
フワッと浮き上がるような絶頂に登りつめ……更に続く。
口の端を涎が伝うのを感じる。
「〜〜〜オ゛オ゛ぉ…!くううぅぅ……」
もうのたうち回る事も出来ない、気持ち良すぎてどうにかなりそうだ、堪らない…そんな気持ちが頭を占める。
疲れもあるのか、あれだけ手放せなかった理性が崩れ落ちていくような感覚がした。もう、壁の向こうの人物が鳴上にしか思えなくて、ただ気持ち良くて…

そうでも思わないと鳴上への罪悪感で、後で酷く死にたくなりそうな気持ちであったのも災いして…完二は与えられる快楽に溺れ始めてしまった。
「やぁ♡せんぱい、せんぱい…気持ち良い…奥すげえよぉ……」
はへはへ♡と犬のように舌をダラリと垂らしてしまう。涎ももう止まらず床にポタポタ落ちている。
鏡があるなら下品な顔が写っただろう。しかし目の前にあるのはただ壁だった。
「こんなの、で、ぇ……っまたイク、イク、せんぱいも、ナカに出して…♡」
また柔らかく突かれるのに合わせて腰を振りたくってしまう。しかしそうすると、剛直が更に質量を増した気がした。
「感じてくれてんのか、せんぱい…♡良いっすよ、オレ、オレのナカに、いっぱいください、いっぱい出して、孕ませて♡」
こちらの声が聞こえてるのかわからないが、途端律動が激しくなり、まさに絶頂に至らんとするものに変わった。
———メスを孕ませる為の、本気のセックス。
完二は自分のナカがきゅうぅん♡と締まるのが分かった。
「は、は、やべ、は、イク、イクイク…♡♡一番、すげえのクる…ッ!ひ、ひっ…!あぁあイ゛ッ…♡♡グ〜〜〜ッ!!!」
頭の中に星が散るような、そんな絶頂を経て、とうとう完二は脱力し、ガクンと前のめりに項垂れた。
ビュービューと腹の中に勢いよく流れ込んでくるものを感じる。
(すげえ勢いで…熱いぃ…♡すげえ出てる…また軽くイク…ッ♡)
たっぷり中出しされ、その間甘イキを何度か繰り返してしまう。
もう脳の容量を超えた快感に耐えられなかった。完二はそのまま意識を手放した。



一方その頃。
『ふぅ〜〜〜ッ…すごい量を出してしまったな…』
とある部屋に閉じ込められていた鳴上は、大きな溜息と共にそう呟いた。
室内は出入り口にあたる鉄扉と、ピンクと赤の中間のような、微妙な色遣いの壁で構成され、扉の横にこう記してあった。
"壁尻オナホ部屋"


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