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先輩が〇〇シリーズ

原作: その他 (原作: ペルソナ4) 作者: 雷鳴
目次

先輩とセックスしないと出られない部屋(PQネタ)

前回の続き



「…かん…じ…ッ」
彼の名を呼び終わらないうちに急に抱きしめられ言葉が詰まる。
鳴上は平均以上には身長があるが、やはり完二の方がずっと大きく、その彼に抱きつかれると身動き出来ない。
薬の効果は当然継続しており、そうしている間、衣服の布ズレの感触ですら快感となり、熱い息を吐いた。
それすらなければ大型犬にじゃれつかれているようなモノだが、この状況、鳴上は一つの懸念を抱く。

(これはオレが抱かれるのか…!?)

実を言うと、運命の相手などと揶揄されるまでもなく完二とは恋人関係にあり、既にこの部屋ですべき行為など、とうに済ませていた…が、
より強力な媚薬を間髪入れず2本も飲んだならば、普段抱かれている側の完二も本来の男の本能が勝つのかも知れない。
……とは思うものの、普段から解されているわけでもない己の括約筋が、衝動的な行為に耐えられるかどうか…という不安が鳴上の心を占めた。


幸いというか当然というか、室内は程よい室温に保たれ、ベッド以外にも棚があり、
その中にはいかがわしいジョークグッズだけでなく、ローションやコンドームなど、性行為の為の基本アイテムが揃っていた。
さっき一瞬みた限りでも、より粘度の高いローションもあった気がする……詳しくはないが、あれを使えば何とかなるだろうか。

などなど、鳴上がその明晰な頭脳をフル回転させている間に、完二は抱きついているだけでなく、鳴上の体をベッドまで追いやり、そのままベッド上に押し倒してキスをする。
『せんぱい…せんぱい……』
衝動的にだろうが、知識が追いつかないのだろう。拙いものだが、それでもお互い媚薬に侵されている今では、唇の触れ合いすらも甘くピリリとした快感を呼び、
鳴上は完二の腰を抱いてやりながら応じることにした。

チュッ、チュッ、にゅるっちゅるる、れろれろ
はあぁ、あっ…ちゅるっ、チュパチュパ、じゅるるるっ
はぁー、んんっ…にゅるにゅる、じゅるる……

粘膜の触れ合いと唾液の交換による音が室内に響く。
鳴上はもうそれですら堪らなかった。己のモノが抱きつかれた腹の下で主張している気がする。
少なくとも完二のモノが当たってきているので完二はよりそうだろう。
なんならキスする合間にみた顔は蕩けきり、イッてしまっていると言われても嘘とは思えなかった。
『あ〜〜……せんぱい…気持ちいい…気持ち良すぎてバカになりそうっすよ…』
「麻薬が授業であれだけダメだダメだと言われる理由がわかるな」
『麻薬なんすかコレ』
「さぁね…媚薬というならもっとずっと効果は薄いが、この空間じゃな」
というと、気持ち良いながらも少し冷静になったようで、今のこの場と現状を思い出し、蒸気した頬をより赤くして、
『さっさとしようぜ、先輩』
と言い、自分から服を脱ぎ始めた。
そして目線を送ってくる。『あんたも脱いで』ということだろう。
断る理由もない。……入れられるのは恐怖だが、自分も媚薬で頭が溶けているのがわかる、完二はそれ以上だろう。
最悪の事態も覚悟し、鳴上は男らしくバサッと上半分を脱ぎ捨て、ベッドの脇へ置く。
完二も習いそうした。
彼もまだベルトはとってもスラックスには手をつけていない。


ベッドの淵に腰掛けた自分の前へ屈んだので、まさかと思えば、何も言わずそのまま鳴上のスラックスのチャックを下ろし、彼のモノを取り出した。
「な、舐めるのか!?」
『…いいから、やらしてください』
普段ならば恥ずかしがり自分からは舐めないが…これはもう本当にそういうつもりか…と鳴上は目を瞑った。
案の定彼のモノは普段以上にバキバキに立ち上がっている。
完二はそのまま舌を這わせた。
「うっ…!!」

ジュルジュルジュルジュル、じゅる〜〜〜…ちゅぱっ、ん、ふっ…ジュルルルル……

媚薬のせいか、熱い口内は普段よりも強い快感を与えてきて耐えきれない。
呻き声ばかり上がってしまい、快楽を逃せない。
「完二…ダメだっ、完二!」
逃げようとする腰を後ろに回した腕で抑え込み、完二は喉奥近くまで鳴上のモノを全て含みきる。
そのまま勢いで素早く口内を出し入れさせ、裏筋に舌を当て、遠慮なく扱きあげる。
じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ!!ジュルジュルジュルジュル!!
「あああああ!かんじ!かんじダメだ出る、出る出る出る…ッ」
『ング、ンンン…ジュルルルッ』
「本当に…ッ…い、イク!〜〜〜〜ッッ!!!」
こんな快楽は今まで初めてだ。信じられないほどの、いっそ暴力的なものに耐えきれず、鳴上はそのまま完二の口内に精を放った。
しかしすぐには終わらず、ビュルルルル…とすごい勢いで彼の喉を叩いているのを感じたが、止められない。
『〜〜〜っ!くふ、んんん』
苦しそうな声が響くが、出すのに合わせて、本能的にゆるゆる腰を振ってしまう。
それすらも気持ちがよく、本心を言えば続けたかったが、出しきったことで少し落ち着いたのもあり、すぐに抜き出す。
『ゲホゲホッ!かはっ、くふ……っ』
「すまない、完二。大丈夫か?!」
『はあ……っ大丈夫っすよ先輩。それよか早く…なあ。』
というと、再びベッド上に鳴上を追いやる。
あぁ、やはりそうか、その時が来たか…と鳴上は思った。
鳴上のスラックスも下着も剥ぎ取り、自分のものも同様に……やはり完二も、というか当然勃起していて、先走りも出ているようだ。イッた瞬間に少し酷い扱いをしてしまったが、萎えていないのに少しホッとしてしまう。
しかしこれが今から自分の胎内に入るのだと、自分を犯すのだと思うと、流石に恐怖がよぎる。


だが完二は鳴上の脚を折り曲げるなどせず、半立ち状態の鳴上のモノにまたしゃぶりつくと舐め出した。
「んっ…はあ、気持ちいい…」
と思わず言えば、
『いいっすか、良かった』
なんて健気に言うものだから、またイカせたいのかと思っていると、なんと再び立ち上がった鳴上のモノに跨り、そのまま自分の臀に挿入した。
有り得ないくらいの熱さと、ヌルつきが鳴上のモノを覆う。
堪らず挿入の瞬間、お互いが、あああ〜〜〜と快楽の声を上げた。
「か、完二…ふぅっ、く…っ」
『なんも、言わねえでください…ッ
頼むから…あぁ……♡』
信じられないが、今現実に彼らを襲う快楽は、普段とは全く違う。
普段ならば時間をかけて解してやらなければ当然入れられないだろう。しかし完二のナカは媚薬の効果か、グズグズに溶けきり、けれど締め付けは変わらず、極上のもので、
女性など目じゃない、しかし二度と味わえないだろう極楽だった。

それは鳴上の上で腰を振りたくる完二も同じだろう。普段ならば騎乗位をしてもここまで積極的に腰を振れはしないし、気持ち良くても自分主体では、まだ慣れていないのもあり、知れたものしか得られない。
しかし今の彼は少し動くだけでも相当の快楽を得てしまい、それを甘受し、表情も溶け切って感じ入ってしまっている。
痙攣を繰り返す胎内は恐らく、動くたびにイきまくっているのかも知れない。グズグズになっているナカは乾く予感すら感じさせず、ヌルヌルなまま潤い続けている。
鳴上は言葉も出せず、次の精を完二のナカに放った。勢いもさして変わらないようだ。
頭がどうにかなりそうだった。
パーティを分断したF.O.E.の目的はそれなのかも知れない。

『ひゃあああ、ああああッ♡♡せんぱい…ッ♡』
「気持ちいいか、気持ちいいよな…すまない完二」
『ああうッ!!!♡♡』
もう堪らない。
腹に乗り上げていた完二を自分が逆に押し倒し、勢いでそのままガツンと腰を打ち付けた。完二のモノがピュルッと精を放つのが見えた。
そのまま出し入れを繰り返す。
『ああ〜ああぁぁぁ♡♡♡ひゃあああああ♡♡♡せんぱいぃぃい♡♡』
「気持ちいい、な…可愛いぞ、完二」
『ああぁぁああ♡ダメぇ、すごいの…すごいのくるっ♡♡♡頭おかしくなるもうイキまくってるからッ』
「すまない止まれない。一緒にイこうな」
本腰入れて完二を追い込む。本当にもう止まれなかった。
だらんと力なく投げ出されている腕を取り、手を握ってやると幸せそうな顔をしながら握り返してきた。
瞬間、限界を迎えた。
「イッ…く……イクイクイク……ッ!」
『ああ〜〜〜〜イクーーーー!!イクうぅうぅううう!!!♡♡♡』
数えて3回目だと言うのに、衰えを知らない勢いで放たれた精に、完二も同じく自分のものを噴き上げた。


気付かなかったが、最中何度も絶頂していたからか、完二の腹は自分の出したもので白く汚れている。
と、鳴上は自分のものを抜きながら気付いた。
「…かッッ完二!しっかりしろ、完二〜〜!!」
完二が幸せそうな表情のまま失神していることに。



おまけ
前回カットした部分


『先輩』
「どうした完二」
『なんて読むんすかコレ』
「あぁ…"びやく"だ」
『びやくぅ?それを飲んだら出れるんすか。ならさっさと飲もうぜ』
「そう…だが……完二、これは…エッチなクスリだ。」
『エッチなクスリ』
「そうエッチなクスリ」
『………はあ!!??んなもん飲めってのかふざけんな』
「オレはお前のそういうところ好きだよ」
『何急に気持ち悪いこと言ってんすか先輩』
「まあいいさ。他に脱出する手段があるかも知れない。奥の扉も気になるし、調べてから考えよう」
『うっす!!』


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以下作者コメ
間が開きました、すみません。
キャプションがえらい人を選ぶ書き方してしまってるので変えるか考え中です。
PQ2ネタでないのは察してくれ。
P5S発表で時の流れを噛み締めているが未だ主完が好きだ。
ちなみに自分の運命の相手はコロマルでした。
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