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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···7話

次の朝。

和人「お早う。大丈夫か動き難くないか?」

紗菜「はい。」

裕介「おっはよーん。ほら紗菜ちゃんバッグそれじゃ持ちにくいでしょ。」

紗菜「はい。」

裕介「リュックタイプはないの?」

紗菜「電車に乗るのが多いので、手から下げるタイプしか。。」

裕介「昨日のスーツの中に白い細いベルトあったよねあれ出して。そのバッグとなら合うから」

紗菜「はい。ちょっと待ってて下さい」

紗菜「これですか?」

裕介「数分間借りるよ。」

紗菜「はい。」

和人「策があるんだろう任せておけ。」

紗菜「はい。」

洗面所。

紗菜ドアを開ける松葉杖を掴みなおす。→ドアその間にしまる。暫しこの攻防戦。

文太「お早う。随分攻防戦繰り広げてるね。ほら、ドア押さえてるから」

紗菜「ありがとうございます。」

大輔「後で松葉杖でちょんちょんと移動出きるドアストッパー作っておきますね。」

紗菜「ありがとう」

千尋「松葉杖持ってるから顔洗ったら?」

紗菜「はい。。すみません」

千尋「お互い様」

裕介「紗菜ちゃんほらこれならどう?斜めがけ出来るでしょ?」

紗菜「はい。ありがとうございます!」

文太「先いってるよ」

創一「お早うございます。あっお前ちょっとstay」

紗菜「はい」

千尋「犬じゃいんだから。please waitにしろ。」

大輔「俺ご飯用意しです。」

裕介「おーれも。じゃ段差気をつけるんだよ。」

紗菜「はい。」

創一「これやる。バッグのここに結んどけ。」

紗菜「いいんですか?ありがとうございます。」

創一「ベルトのバックルみえてる。」

千尋「創一はがさつだがそう言うのは気が利くな。」

創一「手ー引っ掻いたら大変だろ。ほら、早く飯行け。」

紗菜「はい。」

千尋「ドア押さえるよ。」

紗菜「ありがとうございます。」

リビング

皆「お早うございます。」

裕介「紗菜ちゃんスカーフ巻いたんだね。ごめんね。雑になってたよね。」

紗菜「大丈夫です。スカーフは清田さんが··」

和人「創一は細かい事まで心配性だからな。よし、席に着いた順からくえよー」

皆「いただきます」

和人「今日夕方辺りなんだが一人内覧にくるみたいだ。」

文太「募集って一旦停止にしたんじゃないの?」

和人「それが停止する前に滑り込みで入っちまってたんだ。」

創一「大丈夫な奴何ですか?」

裕介「それは会わないと分からないでしょ」

和人「夕飯は少し時間がずれ込むかもしれん。」

紗菜「私、やってもいいですか?今日定時ですし。」

大輔「俺もやります。」

千尋「俺も一緒にやりますよ。和人さん、裕介、文太、創一は内覧者大丈夫な奴かしっかり吟味お願いしますね。」

四人「はぁーい」

紗菜「私行ってきます。」

文太「食器俺がさげるよ。」

創一「洗面所行くんだろ?いくぞ」

紗菜「ありがとうございます。助かります。」

裕介「えっちょっと待って紗菜ちゃん、電車って言ってたよね?乗れるの?」

紗菜「怪我してる人の席あるじゃないですか。」

裕介「駅までは?ホームに向かうのは?」

千尋「裕介も過保護だな。駅に行くのは何人か一緒だろう?」

文太「ホームにいくのも途中まではね」

大輔「電車は創一さんが方向一緒ですよ。」

和人「なら安心だが送るか?」

紗菜「この状況にも慣れないといけないので、大丈夫です。」

和人「大変な時は電話するんだぞ。」

大輔「皆、結局過保護。」

紗菜「行ってきます。」

裕介「紗菜ちゃんが一番さっぱりしてるね。」

洗面所から玄関に行った皆様。

文太「ヒールはやばくない?」

紗菜「湿布薄いし、松葉杖なので」

創一「足痛くならねーのか?」

紗菜「痛くなったらお昼休みにお店にいきます。靴をかいに。」

創一「無理すんじゃねーぞ。用があったら中川建築事務所に電話しろ。」

紗菜「山村さんに言います。取り引きしてるの山村さんなので。」

千尋「ほら、いくよ。」

裕介「ちゃんと前後左右、ガードして。」

と過保護な皆に前後左右囲まれて駅へ。

電車の中

創一「座らないのか?」

紗菜「なかなか松葉杖持ってだと他の人の邪魔になりそうなので」

創一「ならそこの角にいけ。」

紗菜「はい。」

角に行ったら創一が他の乗客の盾になってくれた。

紗菜「すみません」

創一「当たり前の事だ。」

会社。

アキオ「ちょっと紗菜ちゃん大丈夫なの?捻挫?」

紗菜「うん。松葉杖はすぐとっていいみたいだけど、初めてでびっくりしちゃったー。」

アキオ「今日は休憩も、ランチも帰りの玄関まで私がいるからね。」

紗菜「ありがとう。頼もしいよアキちゃん。」

砂原「お早う。広瀬は出勤大丈夫だったのか?」

紗菜「はい。昨日は突然すみませんでした。」

砂原「早めに治せよ。広瀬一人かけるとバタバタなんだ。」

紗菜「はい。」

この日は定時まで問題なく、仕事をこなした。足も平気だったので、靴を買いに行かずにすんだ。

アキオ「紗菜ちゃんお疲れ様。一階の玄関まで私が送るから、行きましょ。駅までは誰か一緒の人いる?」

社員a、女子社員1「俺、(私、)一緒です。」

アキオ「なら紗菜ちゃん任せるわよ。ホームに無事にたどり着いたか見届けてね。」

女子社員1「アキちゃん何だかママみたい。」

アキオ「あら、ママでもいいわよ。ほら行くわよ」

退社は過保護な会社の皆さんに守られたようです。





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