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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···147話

紗菜「妖精?これ知らない男の子が歌ってました。私、よく、鐘がなるまで家に入るなって言われてそれでここの遊具の中にいたんです。凄く寒くて··でも時々男の子が雪にてをかざしてこんこんこんこん降れ降れ雪って歌いながら歩いてて··私にはこんなに寒いのにって思って··」

健吾「それ俺なんだ。中学の時、部活終わって帰るときここを通ったら小さな小さな君がいて、多分時間が分からなかったんだろうね。雪にてをかざしながらこの歌を歌ってたんだ。」

紗菜「私がですか?」

健吾「うん。それでここを通るときに雪だったら歌ってた。小さい紗菜ちゃんがいそうな気がして。声を何度もかけようとしたけど、俺昔から体がデカかったから、怖がられるかと思ってずっとそんな事しか出来なかったんだ。」

紗菜「私、この歌のお陰で寒いだけにしか思わなかった雪が好きになったんです。」

健吾「そっか。紗菜ちゃんがこれを歌ってたから妖精がいるんじゃないかなんて柄にもなく思えたんだ。写真撮っていい?なんか丁度妖精見たいなコート着てるし(翠臣チョイス)」

健吾··▷妖精に会えた

翠臣··▷えっあんたの妖精紗菜ちゃん?良かったわね犯罪にならなくて!

健吾··▷おい

翠臣「健吾が妖精見つけたって」

砂原「寒すぎてボケたか?」

翠臣「ほらこれ。」

砂原「そりゃ妖精に決まってるだろう。」

翠臣「兄バカになりさがるの早いわね。私達も行きましょ。車ここなら止めて大丈夫だから。」

紗菜「あの今送りましたよね?」

健吾「翠臣に。今頃拡散されてるよ。」

勿論、裕介と祐也にメール行ってます。

そこからまぁ小鳥邸メンバー、ニューヨークの皆さん、裕介のお爺ちゃん、従兄弟に千尋姉と父にまで。それ即ちネズミ公式と··雪だるま式と··言いますね。

砂原「俺にも送って」

翠臣「待受は駄目よ」

砂原「さーとニューヨークでセッションしたお兄さん達に送るんだ。」

翠臣「なにそのお兄ちゃんネット。」

砂原「情報は広くつかんでおかないとお兄ちゃんは勤まらないんだ。」

翠臣「あっ二人みーつけた。」

紗菜「お兄ちゃん··雪似合いませんね」

←スーツ↑スーツ→スーツ

翠臣「健吾と智也は特に。」

紗菜「アキちゃんは白似合うね。」

砂原「ほら、雪ウサギだ。」

紗菜「可愛い。あっそうだ··雪の中で踊る雪ウサギ··」

翠臣「雪ウサギ?」

紗菜「こんこんこんこん降れ降れ雪、」

健吾「ずんずんずんずん積もれよ雪、」

二人「声なきリズムにのり愉快に踊りながら降れ降れいつまでも、降れ降れ屋根までも。」

紗菜「健吾さんのこの歌の始まりは、雪ウサギ役をやりたかった私が、悲しくて歌っていたから。本当に始めは私だったんだ。」

翠臣がみんなの手を繋がせた。それから

翠臣「2番もあるわよ。こんこんこんこん降れ降れ雪、」

砂原「ずんずんずんずん積もれよ雪、」

二人「みんなみんな手を取り合いキレイなダンスをして」

四人「降れ降れいつまでも、降れ降れ屋根までも」

紗菜「私··みんなと手を繋いだの初めて··クスッンックあったかい」

砂原「これからはこれがずっと続くんだ。福島でも、東京でもニューヨークでも。」

健吾「ちょっと行った所の旅館でお風呂借りようか。家族風呂あるんだ」

翠臣「ついでに温かいもの飲みたいわね。」

紗菜「(···what··Ryokan & kazokuburo··●х●?)」

砂原「さーが困ってる」

健吾「なして?」

砂原「家のお嬢、旅館とか銭湯知らないんだ。因みにな誰かと風呂に入った事ない。」

紗菜「あっですがお兄ちゃん··」

砂原「あれはお前がシャワーの前に突っ立っていつまでも出てこないから。」

翠臣「一緒に入ったの?」

砂原「シャワーの使い方とソープとシャンプーは教えた。いやーでもバスタオルが体に2周半してたのはビックリしたな。」

健吾「バスタオル巻いて入るのOKだよそこ。」

翠臣「じゃーお姉ちゃんと入りましょ」

砂原「そこにそのキャラをフルに使うな」

紗菜「何でみんな平気なんですか?知らない人とお風呂入るの··」

三人「全員血が繋がってるけどな!」

紗菜「そっか··えっですが、、」

健吾「さみーんだがらちゃっちゃどいぐよ。」

と言う事で紗菜初めての家族風呂へいきました。

砂原「さー先にいけ。」

翠臣「少し経ったら私達も行くわ。」

紗菜「ひゃい」

健吾「緊張ぶり」

紗菜家族風呂へ

砂原「五分たった行くか。」

そこで··コンタクトのケースの奇跡的なイニシャル順に気づく健吾

健吾「SAT··特殊部隊がいる」

砂原「間違ってはいないな。翠臣」

翠臣「紗菜ちゃんニューヨークの上司さんと一緒の時なら助っ人スナイパーになるのよね。」

健吾「はぇ?二人の妹何者?」

砂原「心理学者」

翠臣「おまわりさんでスナイパー」

砂原「警察犬の訓練士」

翠臣「東京の病院で不定期にカウンセラーもしてるわ。」

砂原「俺達の部下でもある」

翠臣「楽器は演奏見てれば出来るようになるそうよ。」

健吾「そこまで天才なのに何処に隠してんの。すごいなぁ天然··」

ガラガラガラ

翠臣「あれ紗菜ちゃんいない」

健吾「?何か凄く沈んでない?」

砂原さっさとかけ湯して中へ。

砂原「お前沈みすぎだ。逆上せるぞ。」

紗菜「ですがよく考えたら私以外みんなおじ··お兄さんだし」

健吾「何か今かすかに傷ついた。」

翠臣「かすかなら大丈夫よ。智也なんか毎度こんな感じよ。」

砂原「その岩のふちに少し腰掛けてろ」

紗菜「ヒクッ··痛い」

お尻のあたり所悪かったみたいです。

翠臣「尾てい骨ヒビでも入ったの?」

健吾「整形外科行くか?」

↑知ってるくせになかなかなコンビぶりです。

砂原「まぁ赤は通り越してるな。」

二人「さらっと鬼みたいだ」




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