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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···139話

楠本「よし、1回お家帰って荷物置いたら会社でっせ。」

和人「今日は定時だら?」

鷲尾「dollar?」

砂原「dollarじゃない。だら。今日はぁ定時だよね?ってこと」

紗菜「気を付けていくずらー」

翠臣「ずらは今なかなか使わないのよね?」

和人「だらが多いら。」

鷲尾「広瀬がずらーっていうとなんかのキャラクターみたいな··」

楠本「都会はもんげーこぇーずらー」

砂原「さすが子持ちぃー」

四人「子供いるんですか?」

楠本「いるよ?奥さんの実家自然豊かでそっちがえらく気に入ったらしくて、そっちから学校行かせてもらってる。結構な頻度で行き来してるよ」

鷲尾「夏休みとか楽しそうっすね」

楠本「カブトムシは増えるな。なかなか穴場知ってるんだ。」

砂原「ほらちゃっちゃとしろよー。って和人が言ってる」

和人「言ってない。」

楠本「今度こそ行くぞ。紗菜は明日な。」

紗菜「はーい。」

翠臣「じゃーね、明日が楽しみだわ。」

鷲尾「お世話になりましたっと。」

砂原「また近いうちに何だかんだと呼ばれるけどな」

和人「気を付けてなぁ」

紗菜「行ってらっしゃい」

四人「行ってきまーす」

にぎやかに、四人は午後イチ出勤。
紗菜は普段着へお着替え。

和人「一緒に買い物行くか?」

紗菜「行きます!」

和人「後、クッキー作ろうなぁ」

紗菜「はい。」

紗菜と和人はお買い物。

和人「たまには紗菜からの夕飯リクエスト聞きたいなぁ」

紗菜「夕ご飯··あっ私、朝走り込み忘れました」

和人「今思い出したのか。いいじゃないか。のんびりしろ。」

紗菜「なら小鳥邸で鍛えます。」

和人「そうしとけ。」

···「君、」

紗菜「あっおまわ··」

···「しぃー」

紗菜「すみません。この間はお世話になりました」

···「お世話と言うのか?」

和人「何をしたんだ?」

···「こちらもお兄さん?」

紗菜「はい。」

···「お兄さんいっぱいいるんだ」

紗菜「ざっと二十人くらいお兄さんお姉さんいます。」

···「何となくわかる。この前の□□さん、あのあとアドレス交換したんだけど、君みんなにヤキモキさせるから心配になるらしいね。」

和人「当たってるな。まぁ俺、彼女が住んでる家の管理人で、一緒に買い出しきただけなんだけどな。」

紗菜「所で··苺ケーキ作るんですか?それから鰤··照り焼きにするなら日本酒フランベするといいですよ。」

···「へぇーそれはやったことなかったなぁ」

和人「それいいな。今度やろう。」

···「日本酒買ってみるよ。じゃーな。公園には体鍛えに来るんだぞ。」

紗菜「そうします。ではまた走り込みで会った時に」

···「仕事で会うこともあるかもしれないが。」

紗菜「保護はもういいです。叱られるの暫くこりごりなんで、、」

和人「随分いいお灸だったみないだな。」

···「ははっそっちではないかな。それじゃ。」

紗菜「はい。」

···が日本酒片手にレジへむかった。

紗菜「私、そんなに保護必要そうなんですか?社会人なのに。」

和人「んーまぁそうだな。(多分違うと思うなぁ)あんまりお兄さんズ心配させるなよ。」

紗菜「はい。」

和人「で?リクエストないのか?」

紗菜「ビーフシチュー食べ··たいです」

和人「おっよし!いい子だ。」

わしゃわしゃと和人に撫でられた。

紗菜「私、ジャスティーじゃありません。」

和人「戌年生まれにかわりはない。」

紗菜「和人さんとお兄ちゃんも戌年なのに。」

和人「そうだったな。ほら買い物買い物。これもいいな。」

紗菜「えっ東京は芹売ってるんですか?」

和人「売ってるぞ。驚く事か?」

紗菜「田んぼにとりに行くんじゃないんだ··」

和人「福島は田んぼ綺麗だもんな。」

紗菜「8年いて初めてみました。」

和人「智也とどんな買い物してたんだ。」

紗菜「私、こっちに来た時は何のおかずに何を入れてるかすら分からなくて、携帯で調べながら買ってたんです。お兄ちゃんはだいたい焦がします。アキちゃんが前の朝あきれてました。」

和人「そんなに焦げるか?」

紗菜「強火が時短だと思ってます。」

和人「なら肩揉み金槌でやったらすぐ治るのか?って言ってやれ」

紗菜「言ってみます。面白そう。」

和人「よし、帰るか、今日もなかなかな量になったな。」

紗菜「でも小鳥邸の買い出し好きです。」

和人「裕介とはアイス、千尋とは中華まん、文太とはチョコレートを食べて帰って来たんだろう?可愛いやつらだな。」

紗菜「創一さんは新作お菓子をわけっこして大輔君とはサクランボジュース飲みました。」

和人「おっおれがいないな。」

紗菜「和人さんとの買い出しは真面目なのかなと思って。」

和人「そんな事ないぞ新しいのも試さんと分からん。」

紗菜「みんなはだいたい··」

和人「腹へった。つまみ食いするぞって感じだろう?」

紗菜「はい。」

和人「俺も腹へったな。昼メシ新しく出来た所のサンドイッチ買ってくか?」

紗菜「サンドイッチ屋さん出来たんですか?」

和人「若い女子が大丈夫か?デートにもいいらしいぞ。」

紗菜「和人さんアキちゃんみたいですね。アキちゃんも新しいお店詳しいんです。」

和人「アキちゃんお洒落だもんな。行くぞ。」

紗菜と和人は小鳥邸にサンドイッチを持ち帰ってお昼。

和人「クッキー作りやるか。うちは人数多いから凄い量になるぞ。」

紗菜「はい。やります!」




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