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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···72話

裕介「あれ智兄?んっ?紗菜かな?お疲れ様。社長室どう?」

紗菜「裕··介さん··」

裕介「大丈夫。泣いていいんだよ。一人で噛み砕かなくていいから。」

紗菜「怖··かった。」

裕介「うん。後で沢山抱きしめるからね。怖いのだって吹き飛ばすから。」

紗菜「はい。もう少し頑張れそうです。」

裕介「今日は会社近くまで迎え行くよ。帰り道のんびりしよう。」

紗菜「はい。お忙しいのにごめんなさい。」

裕介「声聞けて良かったよ。また後でね。」

砂原「おーい電話かけて気を使ったお兄さんはスルーか?」

裕介「あっ紗菜宜しくねー。後トラブル?処理ファイト!じゃあねー。」

ガチャ。

砂原「お前の彼氏は自由だな」

紗菜「ありがとうございます。」

砂原「ほらコーヒーな。」

楠本「戻った。」

紗菜「お疲れ様でした。すみません。お迎え鷲尾さんにお願いしてしまいまして。」

鷲尾「社長、小会議室に荒ぶる鷹が待ってますよ」

砂原「椿に報告していいか?」

紗菜「確かに男子モードのアキちゃん荒ぶる鷹見たいにカッコいいですね。」

楠本「確かに。あれは惚れる」

鷲尾「掘らないで下さい。いきますよ。」

二人仕方なしなしに小会議室へ。

砂原「ほる違いだよな?」

紗菜「ほる場所ないですよね。」

砂原「そうだな。(紗菜が純粋でなにより)」

紗菜「私3日後にはニューヨークいきますね。」

砂原「分かった。3日?!何考えてんだ祐也。鬼か。」

紗菜「3日ありますし、ホテルとってもらいましたし、荷物まだ少しスーツケースに入ってるので、ちょっと足すだけで準備そんなにかかりません。ギリギリまで仕事には来ます。」

砂原「裕介は?今日言うのか?」

紗菜「数日なんで。」

砂原「ちゃんと話せよ。」

紗菜「はい。」

楠本「今度こそ戻った。」

砂原「早いですね。」

楠本「まぁな。」

砂原「社長、結構鬼ですね。広瀬3日後からニューヨークって。」

楠本「本当は明日にでもと言われたがなかなか手配も難しくてな。」

紗菜「サッと行ってスッっと帰ってきます。」

楠本「お昼は?食べたのか?」

砂原「まだでしたね。多分」

紗菜「部長カロリーメイ●食べますか?朝千尋さんに買って貰いました。」

砂原「広瀬は?」

紗菜「10秒チャージゼリーあります。」

楠本「こら!しっかり三度のご飯は食べなきゃ駄目だ。出前頼むぞ。何だかエネルギー使いすぎて腹へった。」

紗菜「それでしたらチョコレートの方が糖分とれていいです。どうぞ。」

楠本「あーありがとう。落ち着く」

砂原「仕事再開しましょうか。」

楠本「だ·ま·さ·れ·る·かー!ご飯を食えご飯を!」

砂原「日本人頭かたいです。」

紗菜「部長は··」

砂原「顔見たら分かるだろうフランス人だ。」

楠本「よくイケシャーシャーと言うもんだ。ラーメンでも食べるか?」

砂原「うちの妹に下衆の(大好きですが。)食べ物なんて··」

紗菜「この間部長、斎藤さんに教えて貰ったラーメン屋さんのニンニク増しラーメンとギョーザ食べてアキちゃんに怒られてましたよ。」

楠本「他社ともやり取りあるのに、ニンニクはヤバイだろう。」

紗菜「何か買って来ますか?」

楠本「女の子があぶないぞ」

砂原「俺が行く」

楠本「なら頼む。」

砂原「紗菜にはあぶないぞと言っといて··」

楠本「智也男だから大丈夫。社長室に2リットルの水5本位欲しいな」

砂原「紗菜は何がいいんだ?」

楠本「スルースキル」

紗菜「スープとかシチューがいいです。」

砂原「そっか。でもバランスよくサラダか小さいサンドイッチは食べような」

紗菜「ベビーリーフが食べたいです··」

砂原「よし、いい子だな。祐也は?」

楠本「呼び捨て~ガッツリ食べたい。焼き肉とか。」

砂原「ギャートルズの肉でも貰って下さい。行ってきます」

楠本「智也、ほら、お小遣い。」

砂原「お小遣いって··小学生か」

紗菜「社長もお札クリップのおサイフ。」

砂原「大量の小銭のお釣り貰ってきます。」

紗菜「部長もお札クリップじゃないですか。」

砂原「この間運試しにコンビニの一番クジやったら小銭入れあたった。いってくるよ。」

二人「いってらっしゃい。」

紗菜「ギャートルズ?」

楠本「はじめ人間。年齢的に俺達も知らない。」

紗菜「仕事してます。」

楠本「真面目だなぁ」

カタカタカタカタカタカタ紗菜はノートパソコンに向かってさっさと仕事をしている。

紗菜「ん~この単語は何だろう?」

楠本「真剣に何やってるんだ?」

紗菜「この単語の綴りは見た事がないので悩んでました。」

楠本「あーなるほどな。頭が固い紗菜には分からないな。」

紗菜「えっ頭か··かた。」

楠本「前後の文章見てみろ。その単語はな、綴りが間違ってる。」

紗菜「は··はい?本場の人が綴り··」

楠本「ならほらこれならどうだ?」

紗菜「あーこれは間違えちゃいけませんよね。すみません。ありがとうございます」

楠本「紗菜のパソコンは日本語対応じゃないのか?」

紗菜「対応してます。ニューヨーク支社からメールが着ていたから返信してたんです。」

楠本「優秀で何よりだ。が··本場の人の方が以外とそんな感じだぞ。」


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