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Detective Hitman

原作: 名探偵コナン 作者: 豆太
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第15話『浅野學峰』の時間

殺センセー「さて、みなさん、はじめましょうか!」

いきなりの殺センセーの言葉、みんな???という顔をして、

【いや・・何を???】
とみんなでハモった。


殺センセー「学校の中間テストが近づいてきました。そうそう、なので、この時間は、高速教科テスト勉強を行います。」
と、殺センセーはマッハの速さで、分身を作りながら、一人ひとりに勉強を教えている。
それぞれの苦手科目にも対応しながら、
分身は、だんだん早くなり、国語6人、数学8人、社会3人、理科4人、英語4人、そしてなぜか寺坂君だけナルト1人。

渚(クラス全員分の分身なんて、ちょっと前まで4~5人くらいがやっとだったのに・・。)
と思ってたら、いきなり殺センセーの分身が乱れた。

渚「うわぁ!」
殺センセー「にゅやー!急に暗殺しないでください、カルマ君。それ避けると残像が全部乱れるんです。」
渚「意外と繊細なんだ、この分身。でも先生、体力持つの?」
殺センセー「ご心配なく、渚くん。一体外で、休憩させていますので!」
と、言われ、外を見ると、リゾートにいるような恰好でトロピカルジュースを飲んでくつろぐ殺センセーが一人やすんでいた。その横には殺センセーと同じ格好で大好きな推理物の小説を熟読中のコナン君と、好きなブランドのカタログを見る哀さん
渚「いや、それむしろ疲れない?!ってか、コナンくんも哀さんも勉強しようよ!」

1年後に地球を破壊するモンスターを差し引くと、テストを控えた生徒にはとても心強い先生なんだけどな。



そして、放課後、班の当番で校舎の掃除をしていたコナンと哀、そろそろ掃除も終わり、掃除の道具を片付けようと教室の方へ行こうとした時、職員室の扉のところで、中を除く渚を見かける。

コナン「お、渚?何してんだ?こんなとこで。」
渚「しー!」
渚は、人差し指を口にあて、もう片方の手で職員室の中を指さす。
渚に言われ、中を見ると、


理事長「こちらこそすみません。いずれ挨拶に伺おうとおもっていたのですが・・・あなたの説明は、防衛相や烏丸さんから聞いていますよ。まぁ、私にはすべて理解できる学はないのですが・・・なんともかなしいお方ですね。世界を救う救世主となるお方が、世界を滅ぼす巨悪となり果てようとは。」

理事長の話に、コナンと渚は、「世界救う救世主」という言葉に疑問を持った。

理事長「いや、ここで私がどうこういうつもりはありません。よほどのことがない限りは、私は暗殺にノータッチです。十分な口止め料ももらっていますし。」
烏丸「助かってます。」
イリーナ「ずいぶん割り切っておられるのね。嫌いじゃないわ、そういう男。」

理事長「しかし、この学園の長として、考えなければいけないのは、地球が来年以降も生き延びる場合、つまり、かりに誰かがあなたを殺せた場合のこの学園の未来です。・・・率直にいいますと、このE組はこのままでなければ困ります。」

「このまま」ということばに、渚はため息をついた。
コナン「みんな、いい感じにやる気だして勉強してたのに、こどものやる気をへし折るなんて、残念な先行だな。」

殺センセー「このまま・・といいますと、成績も待遇も最低限という今の状態を?」

理事長「はい。働きアリの法則をお存じですか?20%は怠け20%は働き、残りの60%は平均的になる。私が目指すのは、5%の怠け者と95%の働き者がいる集団です。E組のようにはなりたくない、E組にはいきたくない、95%の生徒がそう思うことで、理想的な比率は成立するのです。」

殺センセー「なるほど、合理的です。それで5%のE組は弱くみじめでなければ困ると。」
理事長「そうです。・・今日、D組の生徒から担任の先生に苦情がきたそうです。うちの生徒が、E組の生徒からにらまれたと、殺すぞと脅されたと、・・・暗殺をしているのだから、そんな力も身につくでしょう。それはそれで結構、問題は、成績底辺の生徒が、一般の生徒に逆らうこと、それは私の方針では許されない。以後、慎むよう厳しくお伝えください。」


理事長はそういうと、帰ろうとしていた。かとおもったら、いきなり殺センセーに知恵の輪を渡した。
殺センセーは、かなりテンパりいろいろからまって大変そうだった。
そんな殺センセーに、理事長は一言二言何かを話していたかと思うと、理事長は職員室を出てきていた。
理事長は渚に気づいた。

理事長「やぁ、こんにちは、次のテスト、期待しているよ。」
そして、コナンの方を見て、
理事長「やぁ、君はたしか、転校生の赤井コナン君。成績がとても優秀なのに、任務のためにE組にいないといけないと聞きましたが、ほんとに惜しい存在ですね。かわた経歴も、非常に興味深い。」

理事長は、ニコニコしながら渚とコナンに話かけたと思ったら、次の瞬間にはもう真顔になり表情なく歩き出す理事長、その異様な雰囲気に、
渚(とても乾いた期待してるよだったな。一瞬で暗殺者からエンドのE組に突き落とされた気分だ。)
コナンも、最後の興味深いのヒトコトだけ異様に強く殺気が混じっていたような気がして、とても気持ちのいいものではなかった。
コナン(変わった経歴も非常に興味深い・・か、あんな殺気混じりに言われてもな。しかも殺気の種類でいうと、少しジンに似てたな。)
コナンは冷や汗をだしていた。そんなコナンを見て渚は驚いていた。
To be continue
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