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Detective Hitman

原作: 名探偵コナン 作者: 豆太
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第14話『全校集会』の時間

そして、昼休み、みんなは急いでお昼を食べたかと思うと、急いでどこかに出かけようとしていた。

コナン「お、おい、みんな?そんなに急いでどこにいくんだ?」
前原「あぁ、お前らは知らなかったな。今から、午後の全校集会に向けてみんなに本校舎に歩いていかないといけないんだ。」
コナン「はい??」
磯貝「いつも俺らが視界に入ると文句いうくせに、全校集会は、E組はどのクラスよりも先に整列してないと文句いうんだ。だから、昼休み返上して、本校舎へ向けて山下りってわけなんだ。」
コナン「へ、へぇ、ほんと大変なんだな・・。」

コナンは、あからさまなE組差別に、怒りを通り越して徹底してんなと感心していた。だが、思っていたより顔が引きつっていたみたいで、
哀「何、その変な顔・・・ていうか、これ、絶対歩いていかないとダメ?」
渚「一応E組全員参加なんだけど・・・。」

哀の言葉に、渚がちょっと困った顔をする。
そんな渚をみて、哀は、「ふぅ」、とため息をだす。
哀「わかったわよ。ただし、私たちは乗り物で行くわ!」
といい、哀はポケットから鍵を出し、どこかへ向かう。
その後ろを、「はぁ」、とため息を出しとぼとぼついていくコナン。

なんなんだろう?乗り物?とおもいつつも、自分たちも早くいかないと、と小走りで進む。


途中、橋が壊れていたり、蛇の大群に襲われたり、落石に襲われたり、蜂が襲ってきたり・・・といろいろなハプニングがあったが、それらはなぜか、全部岡島が被害にあっていた。


そして、なんとか本校舎にたどり着き、みんな疲労困憊でぶっ倒れている中、

ブロロロロロロ・・・

という腹にくるエンジン音と共に、ハーレーがやってくる。
へばっているE組の前に止まったかと思うと、徐にヘルメットを外すと、

哀「あら、みんな、間に合ったみたいね。よかったわ。」
コナン「ほんと、いつになく安全運転だったな。だが、道が酷過ぎたな。」
と、後ろに乗っていたコナンも、ヘルメットを外して哀に文句をいいながら降りた。

寺坂「すげー!これハーレーじゃん!」俺本物初めてみた!」
あまりお目にかかれないハーレーに、寺坂や吉田、村松の寺坂グループが目をキラキラさせていた。
そんな彼らに、

哀「ガキども、触らないでよ。あなたたちには到底買えない代物よ!」
哀は、寺坂グループを一蹴した。

そんな哀のヒトコトに、
吉田「ガ、ガキどもって。」
ショックを受ける吉田。
片岡「っていうか、そもそもなんで中学生がそんなもん乗ってんのよ。ってか免許は?」
木村「そだな、そもそも原付免許でさえ高校にならないと取れないんじゃなかったっけ?それなのにハーレーって・・どういうこと?」
コナン「そんなん、アメリカで取ったに決まってんだろ?」

という、コナンの堂々とした口ぶりに、みんなまだ疑問に持ちつつも、とりあえず納得したみたいだ。

磯貝「さ、とりあえずみんな、急いで整列するぞ!」
磯貝の声で、みんな動きだす。


そして、体育館

昼休みも終わり、他のクラスの生徒達が徐々に集まり始めていた。
集まる中、渚に寺坂に、他にもE組の生徒達が他のクラスの生徒に馬鹿にされ、見世物状態になっていた。

集会が始まると、今度は、校長からも、差別的発言の対象にされる。校長のいつものE組いじりに、他の生徒や先生たちは爆笑している。

どいつもこいつもくだらない、と、E組の列の横で体育館の壁に背中を預け寄り掛かる哀とコナン。すると、入口の方から歩いてくる烏丸とイリーナに気づき、手を振るコナンと哀。
烏丸は、他の先生に挨拶をする。他のクラスの先生は、イケメンな烏丸にメロメロになっていた。その後ろで、イリーナとコナンと哀が、イタリア語で会話をする。


コナン「Irina, grazie mille. Ero molto stanco ma va bene?」(イリーナ、お疲れ様。すっげぇへばってたけど、大丈夫か?)
イリーナ「Beh,non ti arrendi ai professionisti? Questo va bene. 」(えぇ、あまりプロをなめないでくれる?このくらい大丈夫よ。)                                                                                                                                                        
哀「Cosa stai dicendo? Non ero affatto professionale.」(何がプロよ。全然プロらしくないわよ。)
イリーナ「Non voglio dirti chi e venuto ad Harley.」(ハーレーで来たあなた達には言われたくないわ。)「Bene, mi portero sulla mia strada di casa.」(っていうか、帰りは私をのせてよね。)
哀「Bene, va bene.」(えぇ、いいわよ。)
コナン「Cio significa che devo camminare.」(っていうことは、俺は歩いて行かないとだな。)

コナン達がそんな会話をしていると、他のクラスの生徒達は、E組にあんなイケメンと美女の生徒なんていたっけ?という驚きと、その生徒が、いきなりやってきた美女でスタイル抜群の外人の先生と何語かわからない会話を繰り広げているという光景に、圧倒されていた。
E組のくせに何すごいことしてんだよというイラだちもあったみたいだ。E組のくせに、E組のくせにという声があちこちから聞こえてくる。

そうこうしていると、生徒会によるE組差別が行われていた。E組にだけ生徒会行事のプリントが配られない、用意されていないというとっても地味な嫌がらせだった。
だが、そんな嫌がらせは、こっそり変装して潜り込み、マッハの速さでプリントを手書きでクラス全員分用意したことにより、意味のない嫌がらせとなった。

殺センセー「磯貝君、手書きのコピーがあるので、問題ないようですね。」
磯貝「あ!ありました。続けてください。」
生徒会「え!そんな馬鹿な。ち!誰だよ、笑いどころつぶしたやつ!」

生徒会の人は、とても悔しがっていた。
他の生徒達も、E組が先生と仲良さそうにしていることに、羨ましいとおもっていた。だが、E組に羨ましいと思うことがむかつく、などいろんな感情がそれぞれあるようだった。

そして、全校集会がおわり、E組の校舎に帰ろうとしたところで、コナンは、渚が他の生徒に絡まれているところを見かけた。しばらく様子を見てみると、渚が、他の生徒から、「殺すぞ!」と詰め寄られると、渚は殺すぞの言葉に反応して、
渚「殺す?殺すか・・ふふ!・・殺そうとしたことなんて、ないくせに!」
と、渚は殺気を混ぜて言うと、他の生徒を黙らせた。

コナン「へぇ、やるじゃん!ほら、渚、帰ろうぜ、俺たちのE組にさ!」
渚「うん!」


To be continue
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