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イリーナ「受験に必要な勉強なんて、あのタコに教わりなさい。私がおしえてあげられるのは、あくまで実践的な会話術だけ、もし、それでもあんたたちが私を先生と思えなかったら、その時は、暗殺をあきらめてでていくわ。そ、それなら文句ないでしょ？・・・あと、悪かったわよ。」



最後はもじもじしながらだが、ちゃんと誤ったイリーナ、突然の変わりっぷりに、生徒達は、顔を見合わせ、一瞬間が空いたと思ったら、生徒全員で笑い出した。



【ハハハハハ、ハハハハ！】



ビッチ「な、なによ！」

業「何ビクビクしてんのさ、さっきまで殺すとかいってたくせに。」

前原「なんか、ふつうに先生になっちゃったな。」

岡野「だね。もうビッチ姉さん、なんて気安くよべないね。」



そんな生徒達の言葉に、わかってもらえた・・と涙ぐんだイリーナ。



そして、そのあと、イリーナのあだなは、ビッチ先生に決定した。













その日の放課後、



Burorororo　buru-nn



激しいエンジン音とともに、E組の校舎に赤のフォードマスタングGT５００が颯爽と校庭に止まる。

中村「すげー！何あのかっこいい車！！」

三村「エンジン音やべーな！」



生徒達が調度校舎からでてきたところでやってきたもんだから、車はみんなの注目の的だった。



しばらくして、エンジン音は止み、中から、イケメンがでてきた。





赤井「やぁ、生徒諸君、いつも哀とコナンがお世話になっているね。」

中からでてきたのは、コナンと哀の保護者の赤井さんだった。

すると、少し遠くから声が聞こえる。



コナン「おい！秀一さんに群がっても、何もいいことないぞ！？」

と、教室の窓の桟にかっこよく座ったコナンが、赤井に群がる生徒達にむけ話しかける。



前原「あぁ、コナン達の保護者のFBIだったっけ？いいなお前ら、こんなかっこいい大人が保護者なんて。」

磯貝「こんなすげー車をこんなかっこよく乗りこなせるとか、FBIってそんなに給料いいのか？」

ほかのみんなも、同じようなことを言っている。



赤井「まぁ、安くはないな。」

みんなの熱い言葉に軽いヒトコトで返事をする赤井。

すると今だ教室にいるコナンがみんなに聞こえるように話す。

コナン「みんな、そろそろいいか？今日、放課後にイリーナと話をするって言っただろ？」

するとコナンの隣に哀が現れ、

哀「秀一さんもいた方が、わかりやすいと思って、呼んだのよ。ほら、秀一さん、早くこっちに来て、話するわよ！」



哀とコナンに呼ばれ、赤井は、

赤井「あぁ、呼ばれてしまったな。生徒諸君すまない、また今度改めて話をしよう。では、コナンと哀をこれからもよろしく頼むよ。」

赤井はそういうと、生徒達にかっこよく別れを告げ、校舎に入っていく。







しばらくすると、赤井は教室に入り、コナン達に話しかける。

赤井「二人とも、しっかり勉強したかい？」

コナン「今更、っていうか、もう勉強したことだしな。」

哀「そもそも、ここで学ぶことなんてあるのかしらね。」

赤井「ははは、哀君らしいな。・・んで？コナン君の初体験の相手が教師として来たって、どういうことだい？」



赤井の言葉に、窓の桟に座っていたコナンが、バランスを崩し、ズルっと落ちた。

コナン「おい、哀！お前なんて連絡したんだよ！」



コナンは、赤井に連絡した哀に、どういうことだ、と詰め寄る。



哀「あら、そのまんまを伝えたはずだけども？」

コナン「お・・お前！・・秀一さん、２～３年前にイタリアンマフィアにＳＰＹとして潜入したことあるだろ？その時の闇オークションでハニートラップしかけてきた女と、一夜を共にしたときのこと、覚えてます？」

赤井「あぁ、あの時の女か。」



二言三言、話をしていると、また教室の扉が開いた。



イリーナ「待たせたわね。ってか、ちょっと調べたけど、ＦＢＩの赤井って、あのシルバーブレッドじゃないの！！」

烏丸「シルバーブレッドってあの？」

殺センセー「いやはや、それはまた、懐かしい言葉がでてきましたね。」

イリーナが入ってきたと思ったら、その後ろから烏丸と殺センセーも入ってきた。

哀「あぁ、それは知ってるのね。」

コナン「はは！んで？どこからはなせばいい？」

イリーナ「あの夜って２～３年前だったわよね。今中３だとすると、中1か小６だったと思うんだけど、今とそんな背も大きさも変わってなかったと思うのよね。いくら２～３年前とはいえ育ち盛りの男の子、あの時と何も変わってないとおもうんだけど・・・。」

哀「私たち、５年前くらいから、姿形がこの大きさになったわ。」

イリーナ「はぁ・・。？」

コナン「俺たちの本当の年齢は、２４歳。とっくに成人してるんだ。」

イリーナ「はぁ・・？」

コナン「俺たちは、ある組織のせいで、高校生から小学生の姿に変わってしまった。」

イリーナ「はぁ？？？」

烏丸「おい、さっきから（はぁ？）ばっかりじゃないか！」

イリーナ「だって、だってわけわかんないわよ！」



赤井「いや、ほんとすまんな。お前たち、唐突に話しすぎだ。」

コナン「いや、どっから話ていいのかと思ったら・・・。つい・・。」

哀「その、ある組織の毒薬を飲んだら、体が小さくなったのよ。その組織はほぼ壊滅したけど、肝心な薬の解毒剤は作ることはできなかった。だから、小さい姿のままでいることに決めたの。私たちを知っている者がいる地域から離れて、暮らすために、秀一さんには協力してもらった。だけど５年前、ちょっといきなり急な成長をしてしまった。なぜかはわかってないけど、そのことが原因で、飛び級して大学生として生活することになった。そんな時、ＦＢＩから、調度SPYとしての調査協力がきた。」

コナン「と・・・まぁ、そんなとこだな。」

イリーナ「はぁぁぁぁあぁぁあ？！！」



To be continue