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Detective Hitman

原作: 名探偵コナン 作者: 豆太
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第19話『修学旅行』 二時間目

そして次の週、修学旅行にいよいよ出発する。

新幹線の駅のホームでは、A組からD組まではグリーン車だが、E組だけ普通車という、いつものえE組いじりは、学校をでても同じらしい。



それでもE組のみんなは、気にせず普通車で、暗殺の話をしたり遊んだりと楽しく過ごしていた。



渚「あ!そういえば、殺センセーは?」

茅野「あ、もう出発したのにみてないね。」

殺センセーがいないことにみんなが気づくと、コナンが、窓の外の物体に気づく。

コナン「おい。あれ?」

コナンがその窓を指すと、

殺センセー「駅中のスイーツを買っていたら、乗り遅れました。次の駅まで、このまま行きますね!」

新幹線に張り付く殺センセーがいた。



次の駅ですごい荷物と共に新幹線の中に入る殺センセー。

ちゃんと変装してはいってきたが、そんなに目立っていいのかと、生徒達に突っ込まれていた。

そしてそのよくとれる殺センセーつけ鼻を、やすりで菅谷が器用に調整していた。



茅野「旅行だと、普段見れないクラスメートの一面を見ることができるよね!」

渚「うん。そうだね、これから旅の出来事しだいで、みんなの意外な一面がみられるかもね。」







そして、京都についた。

もちろん泊まるところも、E組と他のクラスだと、旅館と高級ホテルといった違いはあれど、殺センセーの存在を隠すには調度いいみたいだ。

そんな殺センセーは、乗り物に酔ったみたいで、とてもグロッキーだ。そんな殺センセーに構わず対殺センセー用ナイフで攻撃する生徒たち。



そんなシュールな光景。

それをかわしながら、殺センセーは、枕を忘れたから、一旦東京に戻ると言っている。



そんな殺センセーの弱点を、常にメモる渚、抜け目ないな。



その横では、神崎さんが日程を書いたノートを探していた。

茅野「どう?見つかった?」

神崎「ううん。」



殺センセー「神崎さんは真面目ですからね、独自に日程をまとめていたとは、素晴らしいですね。でも、ご安心を!この殺センセーお手製のしおりを持てば全て安心!」

グロッキーで攻撃を避けながら話殺センセー。

岡島「それ持ちたくないからまとめてんだろ!」

菅谷「これ、重いしな。」



神崎「どこかでおとしたのかな?」

結構落ち込んだ顔の神崎さん









コナンと哀は、生徒達から離れたところで話していた。

哀「で、昨日連絡したんでしょう?」

コナン「あぁ、最初電話した時はでなかったから、留守番残したら、すぐ電話かえしてきやがったよ。すごい声量で耳が取れるかと思ったぜ。」

哀「ふふ、相変わらずね。んで、彼はなんて?」

コナン「すごい剣幕で、おのれはどこにおったんじゃーーーーー!!ってな感じのテンションで、マシンガントークしてたかと思ったら、気が済んだのかいきなりトーンダウンして、ほんま、心配したんやで・・。ってちょっと涙ぐんでたな。」

哀「あら、なんかBLみたいな展開ね。よかったじゃない、愛されてて。」

コナン「はぁ、お前こないだからそればっかな。」



コナンと哀が物陰に隠れてそんな会話をしているもんだから、クラスメイトからあらぬ噂がされているとは微塵もおもってないだろう。











そして、班別行動の時間、早速暗殺の現場によさそうな場所をめぐりながらの京都観光。

茅野「なーんか、変な修学旅行になっちゃったね。」

渚「そうだね。でも楽しいよ。ね、コナン君・・・。」

コナン「ん?あぁ、いろんな暗殺が出来そうだしな。」

茅野「せっかく京都にきたんだから、抹茶わらび餅たべたーい!」

奥田「では、そこに毒を入れるとかどうでしょう!?」



茅野「いえぇぇぇぇ!なんで?!」

奥田「殺センセー甘いものに目がないですからね!」

哀「うん、そうね。甘いものに混ぜるのはいいアイデアよ。」

業「うん、いいね!名物で毒殺!」

奥田「ほんとですか!」

茅野「えぇぇぇ!もったいないよぉ!」

神崎「殺センセーに効く毒があればいいんだけど・・。」

茅野「神崎ちゃんまで!」





みんな、とても楽しそうに修学旅行を満喫しているみたいだった。 







杉野「でもよぉ!せっかくの修学旅行くらい、暗殺のこと忘れて楽しみたかったなぁ!すげぇ綺麗な景色だし、暗殺とは縁のないような場所だし。」

渚「そりゃそうだけど、そうでもないよ。ほら、この坂本龍馬・・。」

業「あぁ、1867年、坂本龍馬暗殺近江屋の跡地ね。」

渚「ほかにも、少し歩いた場所に当時と少しずれてるけど、本能寺もあるよ。」

茅野「あ、そっか!織田信長も暗殺の一種かぁ!」

渚「この数キロ離れた中にも、ものすごいビッグネームが暗殺されている、ずっと日本の中心だったこの町は、暗殺の舞台でもあるんだ。」

杉野「なるほどなぁ!言われてみれば、こりゃ立派な暗殺旅行だな。」







コナン「暗殺旅行・・・ね。」

哀「ふふ、そんな物騒な言葉をこんな子供たちが話しているなんて、例の探偵さんが聞いたら、なんていうのかしらね。」

コナン「ははは」

哀のどこか面白がっていうところ、昔よく見たなとおもっていた。







そして、次の八坂神社、その次は神崎さんおすすめの場所は、祇園の奥の狭い路地だった。

その路地に入る前、コナンの携帯が鳴った。その画面をみて、

コナン「おい、哀!」

と哀を呼ぶと哀は、はぁとため息をついてみんなに話しかける。



To be continue
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