幼少期編４
『まずは私のレベルを上げていくよ〜。』
シロ・レイ「イエッサー！」
今はザ・真夜中！ゲームの設定と同じく空には月が２つ出ており、日本での夜中と比べると視界は明るいけど、それでも普通の人なら怖くてモンスターが跋扈する外を出歩くのは難しいと思う。
私でも夜目スキル取ってなかったら躊躇するしね。シロとレイはモンスターだから、全く問題ないみたいだけど・・・。
とはいえ今私たちが歩いてる草原は、街のすぐ側にある、スライムかラビットとしかポップしないという、初心者レベリングには最適な場所。
昼間は初心者冒険者やパワーレベリングの一般人でごった返すため、召喚術を見られるリスクを避けるなら今の時間帯が最適なんだ。
すぐ側に街があるだけに、モンスターを警戒しながら野宿する必要は無く、結果誰一人いないからね〜。お陰でさっきから獲物が何匹もシロの索敵に引っかかってる。
『あっ、レベル４になった。思ったより早いなぁ。』
ホントはもうちょっと時間がかかるとふんでたんだけど・・・供給多寡と優秀な斥候のお陰でエンカウント率がかなり高いからね〜。
それに召喚術は召喚モンスターと自分との経験値分配を自由に変えられるから、効率良くレベリングしやすい。
夜中だからグロテスクな臓物も白黒でしか見えないし、この世界ではゲームと同じく、モンスターを倒すとドロップ品のみがその場に残りモンスターは消滅するため、解体する必要がないというのもありがたい。
もし召喚モンスターのHPが０になって消滅しても、ペナルティータイムが終われば再召喚できるけど、私自身は死んだら終わりなんで、私のレベリングは最優先事項だしね。
レベル５になったら狩場変えようと思ったけど、これならレベル１０まではここで上げられそうだな。
モンスターのドロップする肉は、倒したモンスターの大きさに関わらず１kgだけで、ラビットの肉は量の割には安いけど１塊１０００円くらいでは売れるし、皮のドロップもこの状況ならありがたい資金源だ。
スライムは魔石もドロップ品も殆どお金にならない困った相手なんだけど・・・まあ経験値と考えれば・・・仕方ないね。
結局日が明け方までひたすらスライムとラビットを狩り続けた結果、レベルが７まで上がった。
ただお金の問題も何とかしないといけないので、冒険者達が街道を歩き始める前に隣の隣町に向けて移動を始める。
今いる公爵領の街ローデンでも多少はラビット等を売って稼ぐつもりだけど、孤児や近くの農村の子供と同じくらいの額に収めないと怪しいことこの上ないから、どうしたって複数の街で売りさばかないといけない。
ゲームでの知識によると隣町までの距離は４０km程。体を鍛えた大人なら１日で移動できる距離だけど、身体強化優先で振ったとはいえ子供の足だと１日では厳しいし、５歳児が１人で街道歩くとか不自然すぎる。
そもそも今の私たちじゃ勝てないモンスターが跋扈してるから、勝てないモンスターに遭遇次第ワープで撤退して寝る気満々なんだけどね。
幸い魔物との遭遇は避けられたので、朝日が昇って冒険者達が動きだすまで、シロに探索を任せつつマラソンしてからワープを使って家に戻り、暫く爆睡した。
今日の予定は商業ギルドへの登録と、ラビットの売捌きだ。冒険者ギルドはステータス開示の儀が終わる７歳までは登録できない決まりだし、依頼達成回数や貢献度ではなく、ステータスと連動してランクが勝手に決まる（魔力か血で連携すると勝手にカードの色とランクが変わる）方式なので、登録は別の国でやらないとマズイ。速攻で目つけられそうだからね。
逆に商業ギルドは登録の年齢制限はなく、孤児や農村の子供達がラビット等を売ったり門を出入りするのに証明書として使うため、１級商人（素材卸しと市場でのバザーのみ）の資格だけならステータス連動を行わずに済む。
名前知られたくない人もいる（貧乏貴族の次男以下とか）から、偽名もOKだしね。
商業ギルドに入ると、ゲームで見たのと同じような空間が広がっており、特にトラブルもなく登録できた。
まあニックネームと主に売るものを紙に記入して、登録費１０００バレルを払うだけだからね。ついでに昨日のドロップ品（背負い籠に入れ替えておいた）の納品もする。
もちろんラビットの肉は自分用に確保した余りだ。夜中５時間以上サーチ＆デストロイしまくったせいで、合わせて８０体以上倒したんだよね〜。
ラビットの肉も１２個納品したし、皮も１つ２００バレルで買ってもらえたから、合わせて１７７６０バレル貰えた。
このくらいの納品なら子供でもよくある（孤児はグループを組む。親の手伝いの子もいる。）ことだし、特に問題はないだろう。
・・・というか、今の私の格好（乱雑に縛った髪・よれたシャツとズボンに安物の靴）を見て、公爵令嬢をイメージする人は・・・まずいないからなぁww
シロ・レイ「イエッサー！」
今はザ・真夜中！ゲームの設定と同じく空には月が２つ出ており、日本での夜中と比べると視界は明るいけど、それでも普通の人なら怖くてモンスターが跋扈する外を出歩くのは難しいと思う。
私でも夜目スキル取ってなかったら躊躇するしね。シロとレイはモンスターだから、全く問題ないみたいだけど・・・。
とはいえ今私たちが歩いてる草原は、街のすぐ側にある、スライムかラビットとしかポップしないという、初心者レベリングには最適な場所。
昼間は初心者冒険者やパワーレベリングの一般人でごった返すため、召喚術を見られるリスクを避けるなら今の時間帯が最適なんだ。
すぐ側に街があるだけに、モンスターを警戒しながら野宿する必要は無く、結果誰一人いないからね〜。お陰でさっきから獲物が何匹もシロの索敵に引っかかってる。
『あっ、レベル４になった。思ったより早いなぁ。』
ホントはもうちょっと時間がかかるとふんでたんだけど・・・供給多寡と優秀な斥候のお陰でエンカウント率がかなり高いからね〜。
それに召喚術は召喚モンスターと自分との経験値分配を自由に変えられるから、効率良くレベリングしやすい。
夜中だからグロテスクな臓物も白黒でしか見えないし、この世界ではゲームと同じく、モンスターを倒すとドロップ品のみがその場に残りモンスターは消滅するため、解体する必要がないというのもありがたい。
もし召喚モンスターのHPが０になって消滅しても、ペナルティータイムが終われば再召喚できるけど、私自身は死んだら終わりなんで、私のレベリングは最優先事項だしね。
レベル５になったら狩場変えようと思ったけど、これならレベル１０まではここで上げられそうだな。
モンスターのドロップする肉は、倒したモンスターの大きさに関わらず１kgだけで、ラビットの肉は量の割には安いけど１塊１０００円くらいでは売れるし、皮のドロップもこの状況ならありがたい資金源だ。
スライムは魔石もドロップ品も殆どお金にならない困った相手なんだけど・・・まあ経験値と考えれば・・・仕方ないね。
結局日が明け方までひたすらスライムとラビットを狩り続けた結果、レベルが７まで上がった。
ただお金の問題も何とかしないといけないので、冒険者達が街道を歩き始める前に隣の隣町に向けて移動を始める。
今いる公爵領の街ローデンでも多少はラビット等を売って稼ぐつもりだけど、孤児や近くの農村の子供と同じくらいの額に収めないと怪しいことこの上ないから、どうしたって複数の街で売りさばかないといけない。
ゲームでの知識によると隣町までの距離は４０km程。体を鍛えた大人なら１日で移動できる距離だけど、身体強化優先で振ったとはいえ子供の足だと１日では厳しいし、５歳児が１人で街道歩くとか不自然すぎる。
そもそも今の私たちじゃ勝てないモンスターが跋扈してるから、勝てないモンスターに遭遇次第ワープで撤退して寝る気満々なんだけどね。
幸い魔物との遭遇は避けられたので、朝日が昇って冒険者達が動きだすまで、シロに探索を任せつつマラソンしてからワープを使って家に戻り、暫く爆睡した。
今日の予定は商業ギルドへの登録と、ラビットの売捌きだ。冒険者ギルドはステータス開示の儀が終わる７歳までは登録できない決まりだし、依頼達成回数や貢献度ではなく、ステータスと連動してランクが勝手に決まる（魔力か血で連携すると勝手にカードの色とランクが変わる）方式なので、登録は別の国でやらないとマズイ。速攻で目つけられそうだからね。
逆に商業ギルドは登録の年齢制限はなく、孤児や農村の子供達がラビット等を売ったり門を出入りするのに証明書として使うため、１級商人（素材卸しと市場でのバザーのみ）の資格だけならステータス連動を行わずに済む。
名前知られたくない人もいる（貧乏貴族の次男以下とか）から、偽名もOKだしね。
商業ギルドに入ると、ゲームで見たのと同じような空間が広がっており、特にトラブルもなく登録できた。
まあニックネームと主に売るものを紙に記入して、登録費１０００バレルを払うだけだからね。ついでに昨日のドロップ品（背負い籠に入れ替えておいた）の納品もする。
もちろんラビットの肉は自分用に確保した余りだ。夜中５時間以上サーチ＆デストロイしまくったせいで、合わせて８０体以上倒したんだよね〜。
ラビットの肉も１２個納品したし、皮も１つ２００バレルで買ってもらえたから、合わせて１７７６０バレル貰えた。
このくらいの納品なら子供でもよくある（孤児はグループを組む。親の手伝いの子もいる。）ことだし、特に問題はないだろう。
・・・というか、今の私の格好（乱雑に縛った髪・よれたシャツとズボンに安物の靴）を見て、公爵令嬢をイメージする人は・・・まずいないからなぁww
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