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零と秀

原作: 名探偵コナン 作者: みゃお
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零と秀12

(これは名探偵コナンに出てくる、公安降谷零とFBI赤井秀一のラブストリーです。男の子同士のお話しが苦手な方はごめんなさい。)

その疑問がこれ。

降谷「dadは今僕の家には帰ってないんですよね?どこに?」

赤井「ホテルにいるよ。君が目覚める前はここにもいたが。」

降谷「どうしてですか?」

赤井「君の場所は君がいてただいま、お帰りのやりとりがあるから好きなんだ。だから一緒に帰って君を迎えたいし、同じ空間で君の存在を確認したい。」

降谷「僕・・こんなにしあわせでいいのかな。」

赤井「これからは小さな事も大きな事も沢山の幸せにかわるよ。」

降谷「一緒に探してくれるんですよね?」

赤井「勿論だ。夕飯は俺が食べさせてやる。少し眠るといい。」

と手を握っていた。

赤井「(←やけに握る力が強いんだが、この子はゴリラなんだろうか?)」

色々な所で降谷のゴリラ説は囁かれているので、間違いではありません。多分。

と暫し一休みをして夕飯を食べさせて貰う降谷君。

赤井「ふっ。」(←思わず笑ってしまった)

降谷「あっ今鳥の餌付けだと思ったでしょう?」

赤井「すまない。口を開く君が可愛らしくてな」

とキスをする。

降谷「dadお魚ほぐすの不器用ですね。」

赤井「knifeとfork、rifleなら使い慣れているが・・」

降谷「殆ど武器じゃないですか。」

赤井「殆ど食器だ」

降谷「秀一さんから食器を感じられません。」

赤井「強面は親譲りだ。君だったら食器と水鉄砲か?」

降谷「僕だって秀一さんに及びませんが、狙撃はそれなりに。」

赤井「入院患者の会話ではないな」

と夕飯を食べながら笑いあっていた。
食器をワゴンに戻し、まったりしながら。

赤井「そういえばもう白バイ潰すんじゃないぞ」

降谷「どうして知ってるんですか?」

赤井「風見君が赤井さんがFBIに帰ってるときに、降谷さんが白バイで一暴れして始末書がこの前届いたと嘆いていたぞ。」

降谷「風見・・まったく」

赤井「風見君が処理してくれた様だ。面白い仲間だな」

降谷「FBIも個性強いじゃないですか。ちょっと前にキャメルさん、お忍びで蕎麦を食べにきてましたよ。」

赤井「お互いにいいなかまがいるな」

降谷「そうですね。秀一さんのお陰でより一層そう思えます。」

赤井「よし、寝る前に歯磨きしなさい。」

降谷「何だか完全に子供扱い・・」

赤井「daddyがやろうか?」

降谷「歯みがき位出来ます」

と二人で歯みがき。

赤井「後、君のRX-7ちゃんとマンションにいるからな。」

降谷「はい。いるって何か可愛いですね。」

ベッドに移動

赤井「君の大切な子だろう?」

降谷「あの子がお気に入りなので」

赤井「その割には・・(←あんな事とか、こんな事とか多過ぎてあげられない荒行の数々)修理の箇所多いな。」

降谷「修理代でポルシェ買えますよって風見に言われてます。」

赤井「君知っているか?車の扱いは女性に対しての付き合い方と同じだそうだ。この前ジョディが雑誌見ながら騒いでいたぞ。」

降谷「男子しか乗せない様にします。」

赤井「それは男子なら雑でも大丈夫と言う事か?線路も電車の上もダメだぞ。道交法違反所じゃない。」

降谷「秀一さんだって橋の上でマスタング使って道塞いでキュラソー狙撃したじゃないですか。来葉峠ではキールと示し合わせて、死体すり替えしたあげくシボレー爆破するし。」

赤井「そんな事もあったなぁ。」

降谷「お互い運転は何とも言えませんね。」

赤井「これからは気をつけよう。ほら消灯だ」

降谷「帰っちゃうんですか?」

赤井「シャワーも浴びてない。着替えもしてないおじさんじゃ嫌だろう?明日仕事が終わってシャワーしたらまたくるよ。」

降谷「はい。お休みなさい」

と赤井は降谷にキスをして病室を後にした。

降谷「おじさんって。僕だって三年後同じ年齢になるの知っているのか?」

そんな事を考えながら眠りについた。

次の日の朝

Dr,「世良さん、お早うございます。今日はいいお知らせです。三日後退院が決まりました。」

降谷「本当ですか?ありがとうございます。」

Dr,「世良さんを運んでくれた女性と赤井さんのお陰ですね。」

降谷「はい。あとはこちらの皆さんにも良くしていただいて、感謝しかないです。」

Dr,「では診察しますよ。うん、傷も綺麗に塞がっているので、傷跡も薄く残る位でしょうね。指先など違和感はありませんか?」

降谷「はい。」

Dr,「後遺症もでないとおもいます。ただ、」

降谷「ただ?」

Dr,「もう大切な人を泣かせないで下さいね。医師としては嬉し涙や笑い涙なら大歓迎なんですが。それから世良さんも昨日は結構なかされた様で。」

降谷「はい。」

Dr,「叱ってくれる人がいるのは幸せな事です。大きな愛につつまれてますね。それでは。」

降谷「ありがとうございます」

Dr,「ではまた後で」

降谷「はい。」

降谷「(秀一さんが泣いた?)」

それを聞いた降谷は何故か嬉しくなった。あの人を好きになって良かった。これからも一緒にいたい。
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