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零と秀

原作: 名探偵コナン 作者: みゃお
目次

零と秀4

(これは名探偵コナンに出てくる公安降谷零とFBI赤井秀一のラブストーリーです。男の子同士の話が苦手な方はごめんなさい。)


お帰りなさい

降谷は久しぶりに「お帰り」と言われ「いいな」と思った。

小さい時に両親が突然姿を消してしまった。

それからは自分で沢山の顔を使い分けあがいてきた。

親友と呼べた人ならいる。

だけど、それも失ってしまった。

降谷「いいですね。お帰りって誰かと言い合えるの」

赤井「何度でも言うさ。これからはただいまもな」

降谷「はい。僕も。あの・・赤井さん」

赤井「shhh(しぃーと人差し指を降谷の口に当てた)俺は鈍感なようだ。今度は俺から言ってもいいか?降谷君好きだ。これからはそばに居られる限り俺が守ってやる。君も翼を凭れさせてくれないか?」

降谷「はい。」

と買ってきた荷物は暫く忘れハグをした。

赤井「myhoney」

降谷「僕がhoneyですか?」

赤井「littlebird」

降谷「小鳥って・・じゃ赤井さんはdad(パパ)でいいですか?」赤井「3歳のときの息子とは随分だな」

降谷「えっまだ32だったんですか?」

と垂れぎみな碧眼を見開いた。

赤井「生憎の強面でな見えなかったのか?」

降谷「一回り位違・・あっ」

赤井「ほぉー」

と踵を返して照れを誤魔化そうとした降谷のお尻をペシンと叩いた。

赤井「ご飯一緒に作ろうか小鳥さん」

降谷「おっお風呂沸かしてから」とキッチンの壁にある自動スイッチを押した。

赤井「それからスーツは着替えるといい。くつろげないだろう。」

降谷「はい。」

赤井「goodboy」

とおでこにキスをした。

降谷は馴れないアメリカン対応に褐色の肌が耳まで赤くなっていた。

降谷「着替えてきます。」
別室・・


降谷「ぼっ僕は日本人なのに・・」

とぶつぶつ言いながら先程の余韻に浸っていた。

どうにも暫くは赤井のアメリカナイズにはついていけそうにない。

でも心地悪い訳ではない。

そんな思いに少しはにかんだ。


キッチン

降谷「お待たせしました。」

(ポアロ)正々堂々とバイト先の名前が入ったエプロン。

赤井「ほぉーボウヤがいる探偵事務所のしたにある。そう言えば不定期でカッコいい店員がいるときいたな」

降谷「シフトの日に来て下さい。美味しいコーヒー淹れますよ」

赤井「そうしよう」

降谷「あれ?この肉じゃが・・」

赤井「君が着替えている間に」

降谷「やっぱり哀ちゃんの言うとおり。沖矢さんで作った方がいいですね。煮込み料理」

赤井「どうも性格がでる様だな」

降谷「哀ちゃんが沖矢さんは紳士的で優しいと言ってましたよ」

赤井「従兄弟より変装の方を誉めるとは」

降谷「僕はRYEの方が男らしくて好きだと言ったんですが、、」

赤井「んっ?哀君の事だどうせライ麦じゃないとでも言われたんだろう。」

降谷「はい。あっ勿論赤井さんも好き・・です」

赤井「ついでか?」

降谷「ついでじゃないです。。イチバン・・」

赤井「聞こえなかったな」

降谷「イ・ジ・ワ・ル」

赤井「可愛い子にはついな」

とミルクティ色の髪を撫でた。

赤井「セロリと指間違えるなよ」

降谷「わっ分かってます!」と賑やかに夕飯を作り、お風呂に入ってベッドへ。

赤井「君は確信犯だな」以前来た時よりもベッドが大きくなっている。

降谷「二人ともデカいですし。特に貴方は行く先々がトラップみたいなものでしょ。」

ととぼけておいた。

降谷「パジャマは持って来てるんですか?」

赤井「いやパジャマと言う概念はなくてな」

降谷「上は着ないんですよね。ズボン開けてないのがあるのでどうぞ。」

赤井「ありがとう」

と履き替えるが・・

降谷「あれ?なんで僕と少ししか身長変わらないのに丈・・」

とショックを受けていた。

赤井「きちんと並んで見るか?」

降谷「公開処刑しないで下さい。」

赤井「二人だけだが」まぁ本当はよくよく見ると7~8cm赤井さんの方が背は高い。

でも降谷さんだって180以上はあるんだよ?

降谷「なんかちょっと悔しい」と抱き枕に顔を隠して頬を膨らませている。

赤井「腕枕で寝るといいそんな身長なんていいじゃないか。俺はFBIでは小さいほうだぞ。」

降谷「それフォローになってません。」

赤井「なら明日の朝ご飯はお詫びに君のrequestにしよう。」

降谷「ふるふる、フワフワのパンケーキ。」

赤井「分かったお休みlittlebird」とまたおでこにキスをした。

降谷「お休みなさいグランパ」←拗ねてる。

赤井「それは駄目だ」←素に戻った。

降谷「美味しいパンケーキ焼いてくれたらdadにします。」

赤井「ググるとしよう」

降谷「ぷっググる。クッフフフ」←ツボに入った。

赤井「goodnight」


次の日朝。

コーヒーを落としながらフワフワの美味しいパンケーキの作り方をググる赤井さん。

「ほぉー。なるほど。朝は余り甘過ぎない方がいいなヨーグルトを入れて重曹をふくらし粉にしよう。」

酸性の物を入れる場合は重曹が膨らむと書いてあるらしい。

「おっなかなか」

手際良く豆乳で甘さ控え目な生クリームを作り、イチゴを飾った。

「ひよこをお越しにいくか」

と寝起きの悪いひよこをお越し、ひよこ←あれ?

降谷「うわぁフワフワー」

赤井「こら。まず挨拶だろう。」

降谷「お早うございます」

赤井「まぁそれもだな」

降谷「いただきます。あっ美味しい!生クリームも食べやすい」

と朝から幸せに包まれていた。

降谷「赤井さんだと煮込み料理はだめで焼くのは上手なんですね。」

赤井「短気の性分にあっていると?」

降谷「だからryeを出さないで下さい。でもそれじゃ魚は焼けませんね。」

赤井「あーtherightmanintherightplaceのことか」

降谷「適材適所とも言いますが、魚は殿様に焼かせよと言うことわざもあるんですよ。」

赤井「ほぉー勉強になるなぁ。でも魚も煮付けがあるからな」

降谷「そうですね。片付けをしていきますか?夕方は工藤家にいってビーフシチューつくるんですよね」

赤井「まずは姫ご要望の沖矢スタイルにならないとな。」

降谷「ゆっくりしてきて下さい。」

赤井「ありがとう」と鍵をポストにいれて出勤。さて夕方はどうなるかな?
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