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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第15話「秘密のデート・3」


 画面の中では、ハヅキが背の低い男に体を押さえられていた。
 ハヅキはTシャツとハーフパンツという格好だ。
 そんなハヅキの前には背の高い男が立っている。
 背の低い男も背の高い男も、目出し帽で顔を隠していた。
 ハヅキの前に立った背の高い男が、Tシャツの裾を掴んだ。そして、無理やり脱がす。
「ああっ! いやっ!」
 Tシャツを脱がされ、悲鳴を上げるハヅキ。彼女はTシャツの下にレモンイエローのハーフトップタイプのジュニアブラを着けていた。
 背の高い男の手によってハーフトップも脱がされ、ハヅキは上半身裸となる。
 乳首がツンッと目立っているだけで、まだ膨らみのない胸が露わにされた。
 ハヅキを上半身裸にさせた背の高い男は、両手の人差し指で彼女の乳首をつっつき、くすぐる。
「あっ、いやっ! やっ! やめてっ! いやっ!」
 嫌がり、叫ぶハヅキ。しかし、その叫びは無視される。
 背の高い男は彼女の乳首をいじり続けた。
「いやっ! いやっ!」
 ハヅキの悲鳴が響く中、場面が変わった。
 どこかの建物の中。そこの廊下を上半身裸で、ハーフパンツだけという格好のハヅキが走っている。
 彼女は背の高い男に追われていた。
 すぐに追いつかれ、押さえられてしまうハヅキ。男の腕から逃れようと暴れる彼女の前に、背の低い男が立つ。
 背の低い男はハヅキのハーフパンツのベルトとホックを外し、ファスナーを下げる。
「やめてっ! やっ! いやっ!」
 暴れて抵抗するが、無駄に終わってしまう。
 ハーフパンツは、あっさりと脱がされてしまった。
「ああ、いやっ!」
 露わになるのは、レモンイエローのパンティだ。
 背の低い男の手が、パンティの上からハヅキの股間を撫で回す。
「やっ! いやっ! やめてっ!」
 ハヅキがいくら嫌がっても、男の手の動きは止まらない。
 パンティの上から股間を撫で続けた。
「いやぁっ!」
 ハヅキの叫びが響く中、また場面が変わる。
 階段を駆け上っているハヅキ。レモンイエローのハーフトップタイプだけという格好だ。
 他には何も身に着けていない。
 そんな姿のハヅキは踊り場で足を止めた。
 上の階から背の低い男が下りてくる。Uターンして階段を駆け下りようとしたハヅキだが、それもできない。
 下の階からは背の高い男が上ってくる。
「きゃあっ!」
 そうこうしているうちに、ハヅキは背の低い男に捕まってしまう。
 背の高い男が前に立ち、レモンイエローのハーフトップタイプのジュニアブラを脱がす。
「きゃあっ!」
 全裸にされるハヅキ。背の高い男は彼女の乳首を人差し指の先でつっつき、無毛の股間を手のひらで撫で回す。
「ああっ! いやっ! やっ! いやあっ!」
 嫌がっても、叫んでも無駄。ハヅキは乳首と無毛の股間をいじられ続けた。

 巧実(たくみ)は映像をストップさせ、顔に難しい表情を浮かべた。
 ベッドの端に腰を下ろしている葉月(はづき)は、
「どうしたの?」
 と聞く。
 ここは巧実の部屋。いつものように彼の部屋で内緒のデートの最中であった。
「これ、人気あるジャンルなんだっけ?」
 パソコンで葉月……ハヅキ出演の『凌辱モノ』の映像ディスクを見ていた巧実。
 彼に問われ、葉月は「まあね」と答える。
「それなりに人気はあるみたいだよ」
「俺としては複雑だ」
 巧実は複雑そうな表情を強める。葉月は「なんで?」と聞いてみた。
「葉月がこういうことをされるのを見ると……」
 パソコンのモニターに視線を向ける巧実。乳首をいじられているハヅキ……というシーンで画面は止まっている。
「面白くないな」
「それが、あたしの仕事だと割り切ってよ、巧実」
「そうだけど……分かっているけど、やっぱり面白くない」
 そんなことを言う巧美に対し、葉月は嬉しい気持ちになる。
 自分と巧実は、ちゃんと付き合っているんだな、と思う。
「割り切ってよ。それにさ……」
 葉月は少し恥ずかしそうな表情を、少年的な顔に浮かべる。
「巧実にしかできないことあるじゃん。いろいろと」
 そう言われ、巧実の方も少しだけ恥ずかしそうな表情を顔に浮かべた。
 彼が見ていた『凌辱モノ』と同じように、Tシャツにハーフパンツという服装の葉月は立ち上がる。
「今日も見る、あたしの裸?」
 葉月に聞かれ、巧実は「見たい」と答えた。葉月は笑みを浮かべて「いいよ」と返し、ハーフパンツに手を伸ばす。
 ベルトとホックを外し、ファスナーを下げる葉月。両端を掴み、一気に下ろした。
 ハーフパンツの下に穿いているのは、ライムグリーンとレモンイエローのボーダー柄のパンティだ。
 Tシャツとパンティ、そしてソックスだけとなる葉月。
 そんな格好で、巧実にさまざまなポーズを見せる。ポーズを見せた後、Tシャツの裾を掴んだ。
 ためらわず、Tシャツを脱ぐ。
 葉月はTシャツの下に、下着代わりに白いタンクトップを着ていた。撮影の時はハーフトップタイプのジュニアブラを着けることがあるが、普段はまだジュニアブラを着けていない。
 タンクトップとパンティ、どちらを先に脱ぐかを考える。
 少し考えた末、葉月はボーダー柄のパンティに手を伸ばしていた。
 両端に指を引っかけ、スルリとパンティを脱ぐ葉月。タンクトップの裾は、それほど長くはない。
 無毛の股間とお尻は隠せない。露わとなる。
 下半身はソックスだけという姿になった彼女は、巧実に背を向けた。そして膝に手を置き、少々ボリューム不足だが、それでも可愛らしい形のお尻を突き出す。
 肩越しに笑みを浮かべた顔を巧実に見せ、葉月は突き出したお尻を左右に振った。
 彼の目は、右に左に振られる葉月のお尻を追う。
「ねえ、葉月」
 目で葉月のお尻を追いながら、巧実は言う。
「そっちに行っていい?」
 葉月はお尻を小さく左右に振りながら、
「いいよ」
 と返す。
 巧実は椅子から立ち上がり、下半身裸の状態の葉月に近づいた。
 そして左右に振られるお尻へと両手を伸ばす。
「んっ……」
 お尻に巧実の手のひらが触れ、葉月はくすぐったそうな声を小さく漏らした。
 彼の手のひらは、そのまま葉月のお尻を撫で回す。
「あんっ……んっ……」
 くすぐったそうな声とともに小さく跳ねる葉月のお尻。彼女のそんな反応を楽しむかのように、巧実はお尻を撫で続ける。
「んっ……あっ……」
 くすぐったいような、気持ちいいような、そんな感覚がお尻から走ってきた。
 お尻を小さく跳ねさせる葉月の頬は、わずかに赤く染まっていく。
 葉月の敏感な反応を見ていると、巧実はお尻を撫でるだけでは満足できなくなっていった。
「葉月、脚、広げて」
 彼女のお尻を撫で続けながら、巧実はささやくように言う。葉月は言われたとおり、両脚を広げた。
 巧実はその場に膝をつき、顔を彼女の無毛の股間へと近寄せていく。
 舌を伸ばし、葉月の少女の証しであるスリットに這わせる。
「あんっ!」
 お尻だけではなく股間からも快感が走ってきて、葉月は声を漏らして腰をわずかに震わせた。
 巧実の舌は、何度もスリットに沿って這う。
「あっ、あんっ! あっ、あっ!」
 お尻を撫でられ、スリットを舐められ、疾走してくる気持ちよさで葉月は顔を真っ赤に染めて甘い声を巧実に聞かせる。
 赤く染まるのは、顔だけではない。全身の肌が気持ちよさで、ほんのりと赤く染まっていく。
 葉月の甘い声を聞いていると、巧実は興奮していった。
 お尻を撫でる手のひらの動きが、大きなものになる。スリットに這わせる舌の動きが速くなる。
「ああ……あっ、あふぅっ!」
 すると、葉月の内側を疾走する気持ちよさも強いものになっていった。
 もっと気持ちよさがほしいと訴えるように、無意識のうちにお尻を巧実に向かって突き出す。
 巧実は彼女のお尻を掴んで揉み、スリットに這わせる舌の動きを激しくさせていた。
「あっ、あふぅっ! んっ……あんっ!」
 甘い声を漏らす葉月の赤く染まっている全身は、しっとりと汗で濡れていく。
 巧実の唾液で濡れる無毛の股間。いつしかソコは、彼の唾液とは異なるものでも濡れていった。
 気持ちよさで溢れるようになった少女の蜜。それが巧実の唾液と一緒になって、葉月の股間を濡らしていく。
 巧実には甘く感じられる、葉月の少女の蜜。彼はソレをすくい取るように舌を動かした。
「はあ、ああ……あっ、あぁっ! あふぅっ!」
 葉月の全身が震えだす。
 最初は小さな震えだった。だが、巧実の手が動くたびに、舌が動くたびに、彼女の体の震えは大きなものへとなっていく。
 お尻と股間からの気持ちよさが葉月の中で膨らみ、破裂を起こしそうになっていた。
 巧実の手がお尻をギュウッと強く掴み、舌全体を使ってスリットを舐め上げた瞬間、破裂しそうだった気持ちよさが葉月の中で破裂する。
「ふぅああっ!」
 性の高みに達して、ビクビクと全身を震わせながら背中を反らす葉月。
 脚から力が抜け、彼女はその場に膝をついてしまう。
 巧実は彼女の前に移動し、ジーパンと下着を下げた。
「葉月……」
 名前を呼ばれ、顔を上げる葉月。視界にそそり立つ少年の証しが入ってきて、彼女はハッとなる。
 巧実はそんな彼女の頭を軽く掴み、顔を股間へと近づけさせた。
 葉月は彼のモノを熱く見つめ、舌を伸ばす。巧実の少年の証し……初々しいピンク色の先端に、葉月の舌が触れる。
 彼女はそのまま、チロチロと舌を踊らせた。
 敏感な部分を舌で舐められ、巧実はわずかに腰を震わせる。
 葉月は何度もチロチロ、チロチロと先端に舌を踊らせる。
「他のところも舐めてよ……」
 巧実は快感で吐息を熱くしながら言う。
 彼女は小さくうなずき、先端以外の場所にも舌を這わせた。
 少年の証しの裏側を、側面を、葉月は丹念に舐める。
 葉月の舌で少年の証しを舐められるたびに、巧実は吐息をどんどん熱くしていく。
 彼女は舌を先端から根元へ、根元から先端へと這わせる。巧実のモノは、彼女の唾液でベトベトに濡れていった。
 付き合っている少年の熱い吐息を耳にすると、葉月はもっと気持ちよさを与えたくなってくる。
 這わせる舌の力を強くさせ、動きも速くさせる葉月。
 巧実の吐息は、さらに熱くなっていった。
 葉月は舌を少年の証しに往復させ、先端にチロチロと舌を踊らせ、また往復させるを何度も繰り返す。
 やがて葉月の目の前で、巧実の少年の証しが脈動をはじめた。
 強い力で、速い動きで先端に舌を踊らせると巧実は、
「顔にかけるよ……」
 そう葉月に告げる。
 葉月が先端に這わせる舌の力をさらに強めた瞬間、巧実の少年の証しが弾けた。
「わぷっ!」
 弾けて、白濁した体液を放つ巧実のモノ。ソレは葉月の顔を白く染めていった。強い匂いが、彼女の鼻孔に届く。
 その匂いを、葉月は不快には感じなかった。
 白く染まった顔で、彼女は巧実を見上げる。そして聞く。
「気持ちよかった……?」
 聞かれて、巧実は満足そうな顔でうなずいた。
 葉月は「よかった」と少年的な顔に笑みを浮かべた……。

◇◇◇

 雅彦(まさひこ)は東アジアの某国を訪れていた。
 仕事で、ではない。プライベートで、であった。
 向かう先はいつも使っているホテル……娼館でもあるホテル。目的は、いつもと同じである。
 少女を抱くためだ。
 ホテルにチェックインし、少女を注文する。
 注文する少女は、10歳から12歳だ。これも、いつもと同じであった。
 すぐに地下の一室に、注文した少女たちが集まる。さまざまなプロポーションの少女たち。
 全員が裸だ。何も身に着けていない。
 堂々としている少女もいれば、腕で裸身を隠して恥ずかしそうにしている少女もいる。
 どの少女にするか、雅彦は選ぶ。
 少女たちに視線を向けていた雅彦は、その中に知っている顔があるのを見つけた。
 癖のない髪をセミショートにしている、11歳くらいの少女。
 雅彦はその少女の前に立つ。少女は顔に笑みを浮かべる。
 胸に膨らみはなく、ただ乳首がツンッと目立っている程度。腰は、ようやくくびれが目立ちはじめた感じ。股間は無毛で、お尻はプリンッとしている。
「キミはアイリスだったね」
 名前を口にすると、少女……アイリスは顔に浮かべている笑みを強めた。
「覚えてくれていたんだ、お兄さん」
「ああ、覚えているよ。うん、今日はキミにしよう」
 雅彦はアイリスの腰を抱く。
「ありがとう、お兄さん」
 そして、彼女とともにエレベーターに乗った。
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