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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第10話「バスルームにて」


 小さな膨らみをフルフルと愛らしく弾ませながら、机で作られたステージの上でアスミは踊る。
『踊りモノ』と呼ばれるジャンルの撮影だ。
 アスミは腰を左右に振りながら、淡いピンク色のパンティの両端に指を引っかけた。
 ためらうことなく、パンティをスルリと脱ぐアスミ。無毛の股間……少女であることを示すスリットがあるだけの股間が露わになる。
 脱いだパンティを放り投げ、アスミはステップを踏みながら半ターンして背中を向けた。
 カメラマンの1人は、彼女のプリンッとした可愛らしい形のお尻をアップで撮る。
 音楽に合わせ、アスミはお尻を右に左に振った。
 数分ほど背中を向けていたアスミは前を向く。お尻を撮っていたカメラマンは、無毛の股間をアップで撮る形になる。
 撮影の場所が変わる。次の撮影場所は体育館だ。
 アスミは白い体操シャツに紺色のブルマ、ソックスに上履きという格好。
 そんな格好で、流れる音楽に合わせて体を動かす。
 体操シャツは布地が薄く、そして、その下には何も着けていない。乳首の形がポッチリと浮き上がっており、色も透けて見えていた。
 監督は、まずはブルマから脱いでもらうことにした。
 アスミはゆっくりと紺色のブルマを脱ぐ。ブルマの下に穿いているのは、ピンクとオレンジのボーダー柄のパンティだ。
 続いて、そのボーダー柄のパンティも脱いでもらう。
 体操シャツの裾は、それほど長くない。無毛の股間もプリンッとしたお尻も隠せない。
 アスミは下半身裸の状態で踊りを続ける。
 しばらくの間、下半身裸で踊ってもらってから、体操シャツも脱いでもらう。
 布地が薄い体操シャツを、アスミはスルリと脱いだ。ソックスと上履きだけという格好になる。
 裸を男性スタッフに見られても恥ずかしがらないアスミ。音楽に合わせて踊る彼女の顔には、楽しげな笑みが浮かんでいた。

 画面の中の葉月(はづき)……ハヅキは、とても過激な水着を着ていた。
 極端に布面積が少ない、赤い水着。
 前から見るとVの字、後ろから見るとYの字になっている水着だ。スリングショットなどと呼ばれている水着などということを、真理(まり)は知らない。
 乳首と股間のスリットはどうにか隠れている程度。お尻の方は完全にむき出しだ。
 過激な水着を着ているハヅキは笑顔だ。少しも恥ずかしがっていない。
「私だったら、こんな水着、着られないわよ……ってか、これって水着?」
 ハヅキがいるのは屋内プールだ。だから身に着けているのは、水着で間違いないだろう。
 だが、泳ぐのに適していないように感じられた。泳いだら布がズレて、乳首と股間のスリットがむき出しになってしまいそうだ。
 こんな水着は着られない……そんなことを真理が思っていると、画面の中のハヅキはプールに飛び込んでいた。
 水着とは呼べないような水着で泳ぐハヅキ。
 プールサイドに上がると、彼女は過激な水着を脱いで全裸になり、さまざまなポーズをとっていった。
 またプールに飛び込んで、全裸で泳ぐハヅキの姿を見ながら真理は考える。
 ハヅキは笑顔だ。楽しそうに全裸で泳いでいる。
 自分にこんなことができるかどうか分からないが、将来の夢の近道ならば……と真理は思う。
「とりあえず、見学だけしてみるか」
 うなずき、真理はスマートフォンを手に取った。

 ルカの今日の仕事は、とあるホテルでのイメージビデオの撮影だ。
 ホテルの一室、そこのバスルームにルカの姿はあった。
 白いワンピースの水着を着て、頭からシャワーを浴びている。
 水着の布地は薄く、シャワーの湯で濡れると、ほとんど透明に近くなっていた。
 ツンッと目立っている乳首の色と形、股間のスリット、そしてお尻……ルカの体のすべてが透けて見えている。
 しばらくは水着を着てシャワーを浴びていたルカだが、やがて水着の肩紐に手をかけた。
 肩紐を下げて腕を抜き、肌に張り付く水着を少しずつ下げていく。
 乳首がツンッと目立っているだけで、まだ膨らみがない胸……ようやく、くびれが目立ちはじめた感じの腰……徐々にルカの裸身が露わとなっていった。
 水着は太腿の半ばまで下げられる。
 無毛の股間とプリンッとした可愛らしい形のお尻も露わとなった。
 ルカは湯で濡れる長い髪をかき上げ、カメラに向かって笑みを投げかけた。

 裸身をバスタオルで隠して濡れた髪をタオルで拭っていると、
「流香(るか)」
 とマネージャーの翔子がルカの元にやってきた。
「なんですか、翔子さん?」
「あの子……真理ちゃんを説得してくれたの?」
「え?」
 ルカが首をかしげると、
「撮影現場を見学したいって連絡があったのよ」
 翔子はそう言った。
 それを聞き、ルカは納得する。
「将来の夢……ファッションモデルの近道だって知って、少しだけジュニア・ヌードモデルの世界に興味持ったみたいですよ、真理は」
「理由はなんでもいいわよ、ジュニア・ヌードモデルの世界に興味を持ってくれたのなら」
 翔子は嬉しそうだ。そんな彼女にルカは「でも」と告げる。
「まだ興味を持っただけですよ、翔子さん。ジュニア・ヌードモデルになるかどうかは、未定ですよ」
「それでもいいわよ。興味を持ってくれただけでも、充分だわ」
 ジュニア・ヌードモデルの世界に興味を持った真理。
 彼女がどうするのか……ジュニア・ヌードモデルになるのかどうか、それはルカには分からないことであった。

◇◇◇

 ルカとしての仕事を終え、流香は帰宅した。
 バスルームでシャワーを浴びる流香。シャワーヘッドをフックに引っかけて、頭から熱い湯を浴びているときだった。
 浴室のドアが開き、誰かが入ってくる。
 勇介だ。裸であり、股間では少年の証しがそそり立っていた。
 彼が無言で浴室に入ってきても、流香は少しも驚かない。それどころか顔に笑みを浮かべ、勇介の方に体を向ける。
 そして彼を歓迎するかのように両腕を広げた。
 勇介は流香の前に立ち、彼女を抱きしめ、唇を重ねる。
「んっ……」
 重なり合った唇のかすかな隙間から、流香の声がくぐもって漏れ出た。
 勇介の舌が流香の唇をなぞる。彼女は小さく唇を開けた。
 それを待っていたかのように、勇介は舌を流香の口の中に差し入れる。勇介の舌が流香の舌をしごく。
「んふ……ふぅ……」
 舌から快感が走ってきて、流香は肩を小さく震わせる。
 流香も舌を動かし、勇介の舌をしごいた。
 シャワーが流れる音に、舌同士がしごき合う音が混ざり、バスルームに響く。
 充分に流香の唇と舌を味わった勇介は、唇を離す。そして、彼女をしゃがませた。
 いきり立っているモノを、流香の眼前に突きつける。流香は舌を伸ばし、勇介のソレに這わせた。
 根元から先端へ、先端から根元へと這う流香の舌。何度か往復させた後、先端にチロチロと舌先を踊らせる。
 流香の舌でいきり立っているモノを愛撫され、勇介の口からは満足そうな吐息がこぼれていた。
 彼にもっと快感を与えるために流香は口を開けて、怒張しているモノを含んだ。
「んじゅっ……んじゅる……んぅ、んじゅ……っ」
 唇を密着させ、頭を前後に動かす流香。唇が、勇介の肉棒をしごく。
 勇介がこぼす満足そうな吐息が強くなる。
「んっ、んん……んじゅぅっ……んむっ、んじゅぅる……っ」
 流香は彼にもっと快感を与えるために、頭を前後させる動きを速めた。
 唇の密着も強める。
 勇介が得る快感は、大きなものへとなっていった。
 どれほど流香の唇でしごかれたことだろうか。やがて彼女の口の中で、勇介の肉棒は脈動をはじめていた。
 最初は小さかった脈動だが、流香の唇でしごかれるたびに大きくなっていく。
 肉棒の脈動を大きくさせた勇介は、流香の頭を掴んで股間に押し付けた。
「んぶっ!」
 直後、流香の口の中で勇介のモノが弾けた。
 粘った体液が、彼女の口内に放たれる。
 流香はためらうことなく、喉を鳴らしてそれを飲み込んでいった。
 口から勇介のモノが抜かれる。肉棒は、まだ力を失っていない。
 彼が放ったものを飲み干した流香の顔には、どこか酔ったような表情が浮かんでいた。
 勇介は、そんな流香を立たせる。
 そして彼女の片方の脚を持ち上げ、脇に抱えた。片脚で立つ形となった流香は、勇介に抱きつく。
 勇介は狙いを定めると、腰を突き出した。
 怒張しているモノが流香のスリットを割り広げ、秘洞へと埋没する。
「あっ、ああっ!」
 肉棒を突き込まれた秘洞から衝撃とともに快感が走ってきて、流香は甘い声を響かせながら首を反らした。
 きつく締めつけてくる流香の秘洞。ソコはすでに、少女の淫らな蜜で濡れていた。
 勇介は腰を動かし、肉棒で秘洞をえぐる。
「あふっ! ふあっ! あっ、あふぅっ!」
 彼のモノが出入りするたびに快感が疾走してきて、流香は甘い声で喘ぐ。
 抱きついている彼女の体温を感じている勇介は、夢中になって腰を動かす。
 肉棒でえぐられて快感を得ているのを表すかのように、流香の秘洞はウネウネと妖しく蠢く。
 そんな秘洞の蠢きで肉棒を刺激され、勇介は興奮する。
 興奮は、腰の動きを激しいものにさせた。
「ああぁっ! あっ、あふぅっ! ふぅああっ!」
 流香の内側を疾走する快楽が、大きなものになる。
 勇介のモノでえぐられるたびに秘洞を濡らす淫蜜が滴となって飛び散り、シャワーの湯と混ざって排水口に流れていった。
 快楽で膝が震え、力が抜けそうになる。
 流香はギュウッと強く勇介に抱きつく。勇介も空いている方の手で、流香を抱きしめた。
 勇介は興奮で呼吸を荒くして、腰を動かし続ける。
 肉棒でガンガンと秘洞を突かれる流香の内側で、快感が風船のように膨らんでいった。
「ああっ! あっ、あっ! あふっ、あっ! あふぅっ!」
 そして、口から響く声が切羽詰まったようなものになる。
 快感は、今にも破裂してしまいそうであった。
 それは勇介も同じであった。先ほど流香の口に放ったばかりだが、もう次を放ってしまいそうだ。
 衝動に駆られるまま、腰を動かす勇介。根元まで流香の秘洞に叩き込んだ瞬間、ソレは弾けた。白濁した体液を、流香の中に放つ。
 それと同時に、
「あふぅっ! ふぅああああっ!」
 流香の快感も破裂を起こしていた。
 大きな声を響かせ、湯で濡れている裸身をビクビクと震わせて背中を反らす流香。
 勇介のモノが埋まる秘洞からは、大量の淫蜜が噴き出していた。
 力を失った肉棒が抜かれると、勇介が放ったものが溢れ、流香の股間や内股を白く汚していく。
 脚から力が抜けて、座り込む流香。荒く呼吸をしている彼女を見下ろす勇介の顔には、満足したような表情が浮かんでいた。
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