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真っ白なパンツスーツを着た嫁は一家の癒し

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
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パンツスーツ嫁、第2回で本業を魅せる 前編

迎えた第2回の配信、前回はゲームだったから…今回は勿論、私の本業であるモデル、ファッションで!

私は衣装を予め用意し、着替えのパターンも何種類か考えている。
そう…着るのは勿論…"パンツスーツ"!!
例の白いパンツスーツを始め、黒やグレー等のスタンダードなのもある。
ただヒールだけは白固定(笑)

プランとしては、私がパンツスーツを着て色んなポージングがモデルウォークを魅せていくという感じ。

単なる私の自己満足の動画で配信だね。
と、そんなこんなしてるうちに配信開始の時間が迫ってる…。
カメラ位置も事前に確認してしっかりと固定…後は配信開始時刻にあわせて録画をするだけ…。

そして…遂にその時間が…

潤「どうも~こんにちは、黒沼潤です~。 今日は、私の本業であるモデルを活かしたファッションショーを開催したいと思いまーす!! 着るのはですね、えーと…主にパンツスーツですね! 多分見たことある人は知ってると思いますが、私はパンツスーツ専門のモデルなんです。 まあ、実を言えば…家で時たまに家族に対してパンツスーツのファッションショーをやってるんですよね。 アハハハハ…。 という訳で今回はパンツスーツメインのファッションショーを行います~!」

という感じで開幕のトークをする私…。
まあ、ゲームと違って交流をする訳では無いし、今回の配信はあまり期待しない思いで挑む。
だとしても、ファッションショーは全力で挑むけどねっ!!

潤「では、早速着替えてきまーす。 ちょっと待っててくださいね~。」

私は早速パンツスーツに着替える事にした。
最初は…そうだなぁ…。

カッ…カッ…カッ…

潤「どうも~! 早速まずは、無難な黒のパンツスーツから行きまーす!」

ハイヒールの音を響かせて、カメラの前にやってきた私。
まず最初は無難な黒のパンツスーツから。
あ、ちなみにどのパンツスーツも裾はセミフレアタイプだ。

潤「それでは参りまーす!」

私はカメラから遠ざかったり、色んなポージングをしたりと黒のパンツスーツを着てる姿を視聴者の人達に見せることに。
まあ…端から見るとちょっとしたダンス的な感じになっていそう…。
ついでにこのパンツスーツの説明もしよう。

潤「このパンツスーツは、大体5年くらい前に買ったやつですね。 その時はまだ旦那と会う前なんで…今はたまにしか着ないかな? これを着用しての思い出は、ある地方バラエティのゲストで"今、話題のパンツスーツが似合うモデル"って注目された時かな?」

あの時は、大変だった…
朝が苦手な私は大急ぎで準備して新幹線に乗って…ようやくそのテレビ局に着いたと思ったら…朝御飯を食べるの忘れて、仕方無くテレビ局の楽屋で軽くご飯を食べて…収録があたふただった記憶がある…。
今思えば、本当に申し訳無い…。

潤「今でも着れるかな?と思ったけど…何とか着れましたね…。 良かった…。」

という軽いトークを終えた後、少しモデルウォークやポージングを行って。

潤「では、次の衣装に変えますね~。」

次の衣装にチェンジする事にした。

上手く行ってるかどうか心配だったけど…とにかくやる事が大事。
次の衣装であるグレーのパンツスーツに着替えてまたカメラの前に現れる。

潤「どうも~今度はグレーのパンツスーツです~。 えーと、このパンツスーツは…7年前ですね。 まだデビューして間もない時に買ったパンツスーツです。 着る頻度もそれなりにあって愛着は大体の間ありましたね。」

モデルとしてデビューから、初めて自分のお金で買ったパンツスーツ。
初めて自分のお金で買えた事が嬉しいから、しばらくの間はこれを着ていたりしてた時期も有った。
だけど…あれからもう7年も経ってるからか…やはり…。

潤「まあ…流石にあの時は19歳で身体もそんなに育ってなかったから…今ではちょっとこんな事を言うのは何ですけども…。 胸の辺りがキツいですね…(笑)。」

流石に胸も大きくなってきた為、このパンツスーツを着る頻度も年齢を重ねる毎に少なくなってきて、今思うと…これ着るのいつぶりだろう…?

潤「それでは、ショーを行いまーす!」

トークを終えて、私はこのパンツスーツを着た状態でモデルウォークやポージングを行った。
ハイヒールの音が中々響くから、若干リズムみたいな感じになってるかも。

だけど…流石に胸の辺りがキツいからか…ちょっと痛くなってきた…。

潤「うぅ…胸のキツさが流石にヤバいので…すいません、このスーツは長い時間着るのは難しいです…次の衣装にチェンジしてきますね~すいません~!!」

限界を感じた私は、そう視聴者の人達に告げて一目散に着替え部屋に向かった。
着ていたグレーのパンツスーツを脱ぐと解放感からか…私は楽になって床に座り込んでしまう…。

潤「ふぅ…疲れた…。 そうだ…何人くらい見てるのか、後コメントも確かめないと…。」

私はこの間に自分の配信してる動画を確認。
何人見てるのか、どんなコメントが寄せられているのかを見たくなった。

潤「えーと…ええー!? 100人くらい見てるの!? 嘘でしょ!?」

何と人数はまさかの103人!
意外や意外…こんな結果になるとは思わないわ…。

潤「ちょっとこれは…早めに出ないとまずいな…。」

思わぬ結果に私は、視聴者の人達を待たせる訳にはいかないと、大急ぎで次のパンツスーツに着替える事にした。
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