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321…

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
目次

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安室「はい、そうですけど…」

「あ、じゃあ今から向かうからっくしっ!わりいがまっててくれ」

安室「わかりました。」

「あーもーめんどくせー」


「わりっ、またせたな…っくしっ!」

安室「大丈夫ですか…?;」

「問題ねぇ。んじゃさっさと情報盗みに行くか…そこ車じゃ行けねーから後ろのれ。」

安室「え…あ、はい…」

「んじや、飛ばすからしっかりつかまってろよ!」

安室「はい」

そうしてレオが前、安室が後ろでバイクにまたがった。

安室『それにしても細いな…;女性より細いんじゃ…;』

「んじゃ、ちゃっちゃとすますか!っくし!あー、だりっ」

安室「本当に大丈夫ですか?;」

「問題ねぇよ、っくしっ!さ、行くぞっ」

レオと安室は手際よく情報を盗み出すと再びバイクに乗って帰るところだった。

「どーせ車あんだろ?ポアロで降ろしてやるよっくし!」

安室「;ありがとうございます^^;」

「んじゃ、っくしっ!くしっ!へっくちゅっ!…///…お疲れ!」

安室「お疲れ様です^^;」

そしてレオは帰るなりすぐにバタンとソファに倒れこむようにして眠った。

『あー、ちかれたー』


…翌朝…

「あー、学校か…。体おも…頭いた…。」

レオは重い体を無理矢理起こすとシャワーを浴び体を制服に着替え、学校へと向かった。

世良「おはよう!」

「あ、世良久しぶり。おはよ。」

蘭「おはよ^^レオくん大丈夫?」

「ん?あぁ、昨日は悪かったな、先帰って、…」

そう言うレオの額には大量の汗が滲んでいた。

蘭「すごい汗だけど大丈夫…?」


「あー、大丈夫。ただちょっと暑いだけだし」

世良「風邪なんじゃないのか?大丈夫か?」

「あぁ。…ケホッコホッコホッ」

園子「おはよ!あれ、レオくん朝からそんなに汗かいてどうしたの?」

世良「風邪みたいだよ」

園子「え、そうなの?大丈夫?」

「大丈夫。あ、おはよー鈴木コホッコホッ…」

放課後

『よし、耐えた。今日は仕事もないし帰ろっと…』

レオは帰ることしか頭になく、フラフラと1人で帰って行った。

世良「大丈夫かなー」

蘭「フラフラしてるね…」

園子「もともとひょろっちいのが余計にひょろっちく見えるわね…;」

3人「「「確かに」」」


…pi…

「はいっ、ケホッケホッコホッ」

ベルモット「あら、ちょっと風邪?」

「んー、多分、何?仕事?ケホッケホッ」

ベルモット「そうしようと思ったけどいいわ、私が行くわ」

「ごめんねー。ありがとうー。ケホッケホッ」

ベルモット「何か差し入れしてあげたいけど仕事があるから…悪いわね…」

「ううん、こっちこそごめん…コホッコホッ…じゃ…」

…pi…

ベルモット「あ、バーボン?」

安室「はい。…仕事、ですか?」

ベルモット「いえ、モルトが風邪ひいちゃったみたいなのよ、パートナーだし、みに行ってあげてくれない?あの子のことだから風邪薬とかもないだろうし…;」

安室「わかりました。」

ベルモット「じゃあね」

…pi…


「…ゲホッゴホッケホッケホッ…あー、頭いたー」

…pi…

「コホッコホッ…何だよ…」

赤井「どうした、風邪か?」

「あぁ、多分…。コホッコホッ…」

赤井「そうか、何か買ってってやろう。何かいるものはあるか?」

「頭痛薬ほしい…ケホッケホッ…」

赤井「わかった。後は適当に買っていく。…ちゃんと休めよ。」

「あぁ、ありがとう。…ケホッケホッコホッ…んじゃっ」

…pi…

…ピーンポーン…

「誰よ…ってゲッ、バーボン…コホッコホッ」

安室「^^」

「…やばっ!はやく男装しないとっ!ケホッケホッ…うわっ、フラフラしてきた…;」

とりあえずオートロックをあけてサッと髪を短くセットする。

そしてもう一度インターホンが鳴った。

力の入りにくい腕でドアをそっと開ける。
「はいっ…ケホッケホッ…」

安室「大丈夫ですか?ベルモットに聞いて差し入れ持ってきましたよ」

「あぁ…ケホッケホッ…悪いな…」

ドアを開くのを安室に任せるとレオはゆっくりと壁伝いに歩いていた。

安室「随分しんどそうですが、熱はちゃんとはかりましたか?」

ベッドまで行くのがしんどくてできなかったレオはソファになだれこむように倒れている。

「測るもんなんかないし大丈夫だ。…ケホッケホッコホッコホッ」

安室「大丈夫そうじゃないですね…^^;取り敢えず薬とか買ってきましたのでなにか食べてから…」

「あー、飯はいいわ。おれ別に腹減ってねーし…」

安室「でも…というより、食べなきゃ大きくなれませんよ^^?」

「だから!成長期がっケホッケホッケホッケホッケホッケホッ…」

何かを言いかけたがレオはひどく咳き込み苦しそうだった。

安室「大丈夫ですか?無理しないで下さい…」

「…大丈夫だ。わりぃな。」

そして暫くするとレオは寝たようだった。

安室はレオをベッドまで運ぶとキッチンを借りておかゆを作っておいた。


安室『それにしても軽すぎる…男とは思えないな…;』

「…ケホッケホッコホッコホッ…ん…」

安室「起きましたか?」

「ん、何で…あ、ベルモットか。…わりぃ、ケホッケホッ…寝ちまった…運ばせちまって悪いな。」
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