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321…

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
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「あ!ターゲットはっけ~ん♪じゃあまたあとでね~っ♪」

ベルモットの頬に挨拶代わりのキスをするとゆりは足早にかつ自然にターゲットの方へ、向かった。

「あらぁ、ごめんなさぁいっ…私酔っ払っててぇ…」

ターゲットに自然にぶつかるとゆりは潤んだ瞳をわざと向けた。

ヨギー「あぁ、大丈夫だよ、君は大丈夫かい?」

「はぃ…きゃっ…」

ヨギー「大丈夫じゃなさそうだな…^^このホテルに泊まっているのかい?よければ送ろう^^」

「あ、友達ときてて…友達が部屋のカードキー持ってるので…友達探しに行って部屋に戻ります~」

ヨギー「この人の多さで探すのは難しくないか?よければ私の部屋で休んでいかないか?」

「えぇっ?いいんですか~?たすかりますっ♪」

ヨギー「あぁ、案内しよう、さぁこちらへ^^」

ゆりはヨギーに肩を抱かれてそのまま部屋へと向かった。


ヨギー「お水を飲むかい?」

「あ…いぇ…もう少し飲みたいな…なんて…っ酔っ払いがダメですねっ^^お水いただきます^^」

差し出された水を受け取ろうとするがその手は引かれ、予想していたようにベットへと押し倒された。

「え…?」

ヨギー「悪い子だな?こんなに私を誘ってくるなんて」

「あまりに素敵な方だったので………」

照れて口元に手を当てるふりをしながら自分の口へと毒薬を入れる。

そしてなんのためらいもなくヨギーにキスをした。

深いキスをすると見せかけて薬を相手の口の中に運ぶ。

それに気づいたヨギーだったが時すでに遅し。

押し倒していたはずの彼女に押し倒され、無理やり飲み込まされた。

ヨギー「う…っく…っ…」

「馬鹿ねぇ♪」

死に際の相手にそう言うとゆりはよギーが死んだことを確認するとヨギーの身の回りのものから片付け、自分のいた痕跡を全て消し、部屋から出た。

『馬鹿ねぇ…私も…』

ふっと笑ってからベルモットに電話をした。

「ベル~?終わったわよぉ♪」

ベルモット「はやかったわね」

「ええ♪馬鹿だったから簡単だったわ♪あれじゃあ組織にいらないもの♪」

ベル「そう。ジンが車を用意してくれるみたいだけど、あなたはどうするの?」

「今日は家に帰りたいし、ベルだけ乗っけてもらって^^♪じゃあまたね♪」

ゆりはパーティ会場を出ると自分の家へと戻った。


「…ぅぇっ…ぉぇっ…っ…ケホッケホッ…」

家に帰るなりゆりはトイレに駆け込んだ。

『気持ち悪い…っ。薬のせいで味覚おかしいし最悪っ…』

何度も水を口に含んでは故意に吐いてを繰り返し相手とのキスをなかったことにしたかった。

「なかったことになんて…なるわけないのにね…」

そうつぶやいて自分の口元を指先でなぞった。

~回想~

?「伽耶!今日さ、××に内緒で2人で過ごせない?」

「?いいよ♪」

?「伽耶…好きだよ…」

「??…どうしたの?…」

?「伽耶…」

「ちょ、ちょっと、やめてよ笑」

?「は?仕事ではやってんだろ?俺と1回くらいいいじゃん♪」

「仕事はキスだけよ…」

?「んじゃぁキスしてよ?お前の気が変わるかもしれねーよ?」

「…嫌よ…」

?「調子乗んなよ!クソビッチ!お前が何で伽耶か知ってるか?お前を名付けたのはな、××でな、由来は…火夜に親の事情も知らされず、蚊帳の外にされたってことからだよ!なのにお前しんじちゃって、ばっかじゃねーの?…皆必要としてるのはお前のその容姿と色気くらいなんだよ!」

「…っ…」


「…っ…」『嫌な夢…』

身体中の汗を流すためにゆりはシャワーを浴びて夏休みに入る前の最後の学校へと向かった。


FBIと久しぶりに会ったり、仕事のことやバーボン達を守る道を作るためにしてきたことがあり朝から霞目がひどかった。

「はぁ~。目薬きいてくれないし。…まぁいいや…」

園子「さ!帰ろ!」

世良「僕は空と探偵の仕事があるから!3人で帰ってて!」

空「今度はおもしれー事件なんだろーな?」

世良「もちろん!そのために君を呼んだんだ!浮気調査に男は必須だろ?」

空「またかよー;」

なんて2人を見送ったゆり達は3人で帰宅することになった。


園子「っでね!もう優しいのよ京極さん!あぁ…会いたいわぁ…♪」

蘭「会えるっていいわよね…」

「まぁ彼も忙しいんだし?男は働いてくれるうちが華よ~?働かない男に価値はないもの♪」

園子「あんたって本当、今までどんな男と付き合ってきたのよ…;」

「A sercret makes women women…♪」

蘭「その言葉っ…」

園子「あーはいはい!海外で活躍してる女優さんはこれだから!英語を無駄につかいこむのよねぇ?で?なんて言ったの?」

「秘密♪」

園子「あ、じゃあ今日は私迎えが来てるからここで!またね!」

蘭「うん、また^^」

「bye~♪」

そう言って園子を見送り、行こっかと言った蘭ににっこり笑って1歩を踏み出した時だった。

…ぐらっ…

「え…」

自分の視界がぐるぐると回りだした。

やばいと思いながらも平然を装って蘭の隣を歩いた。

そして探偵事務所に着いた時…

蘭「じゃあまたね!」

「あ、うん♪bye~♪」
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