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ポケモンアドベンチャー

原作: ポケットモンスター 作者: ruru
目次

1話「203番道路~クロガネシティ」

コトブキシティから家出して1日経った。203番道路を通って今クロガネゲートにいる。ゲートを抜けたらクロガネシティに到着する。
僕はこれから長くなるであろう冒険をするにあたって、1つ目的を作ることにした。それは「ジムバッジを集めること」だ。ジムバッジはジムリーダーを倒したら貰え、なんとそれにはポケモンを強くする効果もあるらしい。

そんな目的をもって今クロガネシティのジムに挑戦しに行こうと思っていたが、1つ嬉しい誤算があった。僕はポケモンバトルが得意みたいだ。クロガネジムに挑戦するため203番道路などで特訓しているトレーナーはわんさかいる。そのトレーナー達は僕にも勝負を挑んできたのだが、タイプ相性が分かっていない人や技の効果すら分かってない人もいて僕には手応えがなかった。まさかずっとなりたかったトレーナーがこれほど初心者だらけの世界だったなんて僕は夢にも思わなかった。

「マネネ、サイコキネシス!」マネネの技で相手トレーナーのイシツブテは倒れる。マネネは技が優秀だ。今のところサイコキネシスのゴリ押しで大体一撃で倒せている。

「いやぁ君、強いね!それほど強いんだったらクロガネジムのヒョウタ君にも勝てるんじゃないか?彼のズガイドスは普通のズガイドスよりかなり素早いけど!まぁ頑張れよ、未来のチャンピオン!」そう言い相手トレーナーは僕の肩を強く叩く。


クロガネゲートの出口が見え、いよいよクロガネシティに着いた。クロガネシティはコトブキシティとは違った活気がある。元々炭鉱で有名で、ジムリーダーのヒョウタさんも採掘場によくいるらしい。

僕は早速クロガネジムに行こうとした。キズ薬でマネネは回復していて準備は万全だ。

「ジムに挑戦しに来ました!よろしくお願いします!」僕は無駄に明るく声を出した。確かにいる、あれはクロガネシティジムリーダーのヒョウタさんだ!

「ようこそ、挑戦者!私はヒョウタ。岩タイプのポケモンを使うのを得意とする。君がこれまでポケモンとどう歩んできたのか、これからするポケモンバトルで見せてほしい!」

遂に始まる。ジム戦においてジムリーダーは挑戦者の手持ちポケモンの数と同じポケモンの数で勝負する。

「マネネ、頼んだぞ!」僕は1匹しかいないパートナーマネネを出す。

「マネネか。それじゃあ僕はズガイドス、君に決めた!」

ズガイドス。僕の記憶ではかなり攻撃が強いと聞く。おまけにヒョウタのズガイドスは特別スピードが速いとさっき聞いた。これはきつい戦いになるだろう。

「では試合始め!」審判の声がジム内で大きく鳴り響き、戦闘が始まる。

「サイコキネシス!」お得意のサイコキネシスでズガイドスの動きを封じる。かと思われたが、こんなのずるい。ズガイドスはサイコキネシスを受けながらゆっくりとマネネの方に向かってくるではないか!
「っマネネ、ねんりきを自分にかけて逃げろ!」

マネネはねんりきを自分にかけてズガイドスの届かない上空へ逃げる。だがこのままだとマネネはズガイドスに攻撃できない。

(あれを使うしかないか?でもあれは無防備になるし撃つのに時間がかかる)

「どうしたの、上空に逃げたままで。ズガイドス、マネネが下に降りたらもろはのずつきだ」

まずい、これだと下に降りたら一貫の終わりだ。そう思う内にマネネのねんりきも次第に弱くなってきた。

「マネネ、下に降りて全速力でバリアー!」僕は半分祈りながら言う。

ズガイドスがものすごい勢いでマネネの着地点目掛けて突進してきて、マネネはバリアーを破られ吹き飛ばされた。僕たちの負けかと思ったその時、

「・・・!どうやら僕たちは運が良いらしい」マネネは立ち上がり、こちらを向いて大丈夫だと伝えてくる。

「どうやらもろはのずつきが外れて身体が当たっただけみたいだね。でも次は外さない」

「嫌、さっきので1つ策を思いつきましたよ。まだ勝負はこれからです!」

「それは楽しみだね、もろはのずつき!」ズガイドスはもう一度全速力で突進してくる。

「サイコキネシスを足だけに集中しろ」マネネがサイコキネシスをズガイドスの右足だけにかける。攻撃範囲を小さくすることにより威力を上げ、たまらずズガイドスは転倒する。

「なっ!?」ヒョウタは驚きのあまりこちらを向く。

「攻撃の仕方はいろいろあります。それこそ同じ技であったとしてもね」

「成程、それも一理あるね。ならばこれはどうだい?」ヒョウタは驚きから一転して余裕な表情を見せる。

(来るぞ、今がチャンスだ!)

「ズガイドス、ロックカット」ズガイドスは身体を磨いて素早さを上げる。

「アンコール!」マネネはズガイドスにアンコールしてズガイドスはロックカットをし続ける。

僕はズガイドスだけでなくヒョウタの様子も見てどのタイミングでどの指示をするか予測し、すぐに対応することが出来た。

「マネネ、力を溜めろ」マネネはエネルギーを溜める。しばらくしてエネルギーが溜まり、

「ソーラービーム!」マネネがソーラービームを撃とうとしたその時、

「もろはのずつきぃ!」アンコールが解け、素早さが異常に速くなったズガイドスがマネネに突進してきて、爆風と煙が巻き起こる。

煙で周りがよく見えない中、僕は立ち上がるマネネを発見する。まだ勝負は続くのか警戒していると、ヒョウタの声が聞こえてきた。

「おめでとう、君の勝利だ。熱い闘いを制した証として君にコールバッジを送ろう」

「?」何と言ったか分からない。でも爆風が消えズガイドスが倒れていた姿を見て、僕は笑みがこぼれる。初のジム戦を初戦で制してしまったのだ、僕は。


バッジをもらってすぐポケモンセンターに行き、そこで寝泊りすることにした。

(やばい。初めてじゃないか、こんなに戦略を考えたりしたの)
僕はさっきのジム戦を思い出す。全力で戦うのってこんなにも興奮が醒めないものなのかと初めて知る。次はどんな冒険が待ってるのか楽しみにしながら眠りについた。

(現在手持ちポケモン マネネLv.18)

コトブキシティから家出して1日経った。203番道路を通って今クロガネゲートにいる。ゲートを抜けたらクロガネシティに到着する。
僕はこれから長くなるであろう冒険をするにあたって、1つ目的を作ることにした。それは「ジムバッジを集めること」だ。ジムバッジはジムリーダーを倒したら貰え、なんとそれにはポケモンを強くする効果もあるらしい。

そんな目的をもって今クロガネシティのジムに挑戦しに行こうと思っていたが、1つ嬉しい誤算があった。僕はポケモンバトルが得意みたいだ。クロガネジムに挑戦するため203番道路などで特訓しているトレーナーはわんさかいる。そのトレーナー達は僕にも勝負を挑んできたのだが、タイプ相性が分かっていない人や技の効果すら分かってない人もいて僕には手応えがなかった。まさかずっとなりたかったトレーナーがこれほど初心者だらけの世界だったなんて僕は夢にも思わなかった。

「マネネ、サイコキネシス!」マネネの技で相手トレーナーのイシツブテは倒れる。マネネは技が優秀だ。今のところサイコキネシスのゴリ押しで大体一撃で倒せている。

「いやぁ君、強いね!それほど強いんだったらクロガネジムのヒョウタ君にも勝てるんじゃないか?彼のズガイドスは普通のズガイドスよりかなり素早いけど!まぁ頑張れよ、未来のチャンピオン!」そう言い相手トレーナーは僕の肩を強く叩く。


クロガネゲートの出口が見え、いよいよクロガネシティに着いた。クロガネシティはコトブキシティとは違った活気がある。元々炭鉱で有名で、ジムリーダーのヒョウタさんも採掘場によくいるらしい。

僕は早速クロガネジムに行こうとした。キズ薬でマネネは回復していて準備は万全だ。

「ジムに挑戦しに来ました!よろしくお願いします!」僕は無駄に明るく声を出した。確かにいる、あれはクロガネシティジムリーダーのヒョウタさんだ!

「ようこそ、挑戦者!私はヒョウタ。岩タイプのポケモンを使うのを得意とする。君がこれまでポケモンとどう歩んできたのか、これからするポケモンバトルで見せてほしい!」

遂に始まる。ジム戦においてジムリーダーは挑戦者の手持ちポケモンの数と同じポケモンの数で勝負する。

「マネネ、頼んだぞ!」僕は1匹しかいないパートナーマネネを出す。

「マネネか。それじゃあ僕はズガイドス、君に決めた!」

ズガイドス。僕の記憶ではかなり攻撃が強いと聞く。おまけにヒョウタのズガイドスは特別スピードが速いとさっき聞いた。これはきつい戦いになるだろう。

「では試合始め!」審判の声がジム内で大きく鳴り響き、戦闘が始まる。

「サイコキネシス!」お得意のサイコキネシスでズガイドスの動きを封じる。かと思われたが、こんなのずるい。ズガイドスはサイコキネシスを受けながらゆっくりとマネネの方に向かってくるではないか!

「っマネネ、ねんりきを自分にかけて逃げろ!」

マネネはねんりきを自分にかけてズガイドスの届かない上空へ逃げる。だがこのままだとマネネはズガイドスに攻撃できない。

(あれを使うしかないか?でもあれは無防備になるし撃つのに時間がかかる)

「どうしたの、上空に逃げたままで。ズガイドス、マネネが下に降りたらもろはのずつきだ」

まずい、これだと下に降りたら一貫の終わりだ。そう思う内にマネネのねんりきも次第に弱くなってきた。

「マネネ、下に降りて全速力でバリアー!」僕は半分祈りながら言う。

ズガイドスがものすごい勢いでマネネの着地点目掛けて突進してきて、マネネはバリアーを破られ吹き飛ばされた。僕たちの負けかと思ったその時、

「・・・!どうやら僕たちは運が良いらしい」マネネは立ち上がり、こちらを向いて大丈夫だと伝えてくる。

「どうやらもろはのずつきが外れて身体が当たっただけみたいだね。でも次は外さない」

「嫌、さっきので1つ策を思いつきましたよ。まだ勝負はこれからです!」

「それは楽しみだね、もろはのずつき!」ズガイドスはもう一度全速力で突進してくる。

「サイコキネシスを足だけに集中しろ」マネネがサイコキネシスをズガイドスの右足だけにかける。攻撃範囲を小さくすることにより威力を上げ、たまらずズガイドスは転倒する。

「なっ!?」ヒョウタは驚きのあまりこちらを向く。

「攻撃の仕方はいろいろあります。それこそ同じ技であったとしてもね」

「成程、それも一理あるね。ならばこれはどうだい?」ヒョウタは驚きから一転して余裕な表情を見せる。

(来るぞ、今がチャンスだ!)

「ズガイドス、ロックカット」ズガイドスは身体を磨いて素早さを上げる。

「アンコール!」マネネはズガイドスにアンコールしてズガイドスはロックカットをし続ける。

僕はズガイドスだけでなくヒョウタの様子も見てどのタイミングでどの指示をするか予測し、すぐに対応することが出来た。

「マネネ、力を溜めろ」マネネはエネルギーを溜める。しばらくしてエネルギーが溜まり、

「ソーラービーム!」マネネがソーラービームを撃とうとしたその時、

「もろはのずつきぃ!」アンコールが解け、素早さが異常に速くなったズガイドスがマネネに突進してきて、爆風と煙が巻き起こる。

煙で周りがよく見えない中、僕は立ち上がるマネネを発見する。まだ勝負は続くのか警戒していると、ヒョウタの声が聞こえてきた。

「おめでとう、君の勝利だ。熱い闘いを制した証として君にコールバッジを送ろう」

「?」何と言ったか分からない。でも爆風が消えズガイドスが倒れていた姿を見て、僕は笑みがこぼれる。初のジム戦を初戦で制してしまったのだ、僕は。


バッジをもらってすぐポケモンセンターに行き、そこで寝泊りすることにした。

(やばい。初めてじゃないか、こんなに戦略を考えたりしたの)

僕はさっきのジム戦を思い出す。全力で戦うのってこんなにも興奮が醒めないものなのかと初めて知る。次はどんな冒険が待ってるのか楽しみにしながら眠りについた。

(現在手持ちポケモン マネネLv.18)
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