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なぜ、彼女は全て真っ白のパンツスーツスタイル?

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

白の家に泊まる黒 三日目 朝昼篇

チュン…チュン…。

黒沼さんが私の家に来てから3日目…。
黒沼さんは相変わらず私よりも早起きをしている…。

貴之「おはようございます。」

潤「おはようございます…。」

私は相変わらず、目覚めの悪い状態で…起きてしまう…。

貴之「じゃあ、朝御飯食べましょう! いただきまーす。」

潤「いただきまーす。」

また黒沼さんが作ってくれた朝御飯を口にする。
口に運ぶと、美味しさで目が覚める。

潤「うほっ! 相変わらずですね!」

貴之「お口に合って何よりです。」

今日の仕事は休み。
どうして、彼が有給を取った日だけ仕事があまり無かったのか、休みなのか。
それは簡単、彼に実は1ヶ月のスケジュールを渡しておいたからだ。
そして、その際にも彼には「私の休みが多い日に来てくれれば」とメールを送ったりもしてたからだ。

勿論、明日からは仕事が大量にある。
そうなると…大変だな…暫くは会えなくなるなぁ…。

潤「あの…黒沼さん…。」

貴之「ん?」

潤「黒沼さんって…いつ…帰るんですか…?」

貴之「え、帰る…?」

私は、彼にいつ帰るのか聞いてみた。

潤「はい…。 何か…正直な事を申し上げると…やはり、寂しくなるので…。 このまま、この生活が続いて欲しいなと思うんです…。」

貴之「ん~…そうですか…。」

潤「あ、でも…黒沼さんも仕事がありますもんね。 そうなれば…黒沼さんにも支障が…。」

正直な気持ちに伝えてみたが、急に私は恥ずかしくなったのか、黒沼さんの意見を尊重してると言い直した。

貴之「まあ、僕も仕事がありますから…それに家をこれ以上空けるのも…。 なので、今日の夕方頃には帰る感じですね。」

潤「夕方…ですか…。」

貴之「でもまあ、僕もこの3日間は本当に楽しかったですよ。 この体験は…大学生に成り立ての頃かな…?」

潤「えっ…!? 大学生に成り立ての時…!? まさか…?」

貴之「いやいや、何か勘違いしてませんか? 大学生に成り立ての時、都内の大学に通う為、一人暮らしを始めた時の頃以来なんですよ。 それまでずっと実家から小中高と通い続けましたから…。」

潤「へー…。」

私は黒沼さんのまた意外な過去を知った。
黒沼さんが一人暮らしをしたのは大学生の頃なんだ…。
しかも、寝泊まりする体験は…その頃以来って…。

貴之「何か、実家に暮らすのが恋しくて…一人暮らし始めた時は…寂しくて、眠れなかったですね。 明日、大学で勉強するのに~!!って(笑)」

潤「そうなんですか(笑)」

その上、黒沼さんの意外な面白いエピソードも。
やっぱり、この人真面目だと思ったけど、意外と寂しがりな一面も持ってるんだな。

ワイワイして話をしながら朝食を食べ終え、その後はお昼まで例のオンラインゲームをやる事に。

パシュン、パシュン!

潤「うりぁぁっ!!! 黒沼さんに手を出すなぁ~!!」

黒沼さんに手を出す敵どもを蹴散らしてった。
だが、いつものようなプレイをしてたら…黒沼さんから…。

貴之「あの、白石さん…。」

潤「はい?」

貴之「僕を守ってくれてるのは有り難いんですけど…。 やっぱり…僕も一応、レベル上げたいです…。」

と言われてしまった。
良く考えてみると、黒沼さんまだレベルか私と比べても100以上の差がある…。
もしかしたら、申し訳無さを感じてしまってたのかも知れない…。
けど、黒沼さんのキャラクターがやられるのも嫌だから…私は、こういう考えを黒沼さんに。

潤「じゃあ、黒沼さん。 最後、トドメをお願いできたら。」

貴之「え、僕がですか?」

潤「やっぱ…私も、黒沼さんのキャラクターがやられてしまうのは…ゲームでも嫌ですし…。 まあ、確かに…黒沼さんの言う通り…私が手伝いすぎたら…黒沼さんのレベルはいつまでも低いままですからね…。」

貴之「白石さん…。」

潤「だから、トドメを黒沼さんがお願いできたら…そうしたら、黒沼さんには、多く経験値がきますから…。 やっぱり、レベルがある程度上がるまでは…そうしておかないと…。」

私は、正直な気持ちをゲームでも伝えた。

貴之「白石さん、ありがとうございます。 じゃあ、トドメのタイミングをお願いしますね。」

潤「!! はい~!! 貴方様の為なら~♪」

私は全力で敵キャラの体力を削っていき、その時のトドメを黒沼さんがやるという形で黒沼さんのレベルを少しずつ上げていった。

ちなみに、このゲームのレベル最大は今現在200。
最大200までいったら、今現在最大で10回まで効果のある「転生」を行って更にステータスを強くし再びレベル1にするというシステムまである。
私は、転生7回目のレベル134。
黒沼さんは…今、レベルが10上がって、今28。

それでもかなりの差がある…。

貴之「白石さん、大体レベルなんぼまで上がれば良いですか?」

黒沼さんからレベルどのくらいで良いのかと聞かれた。

潤「ん~…そうですね…。 大体、40まででそれまで今の形式で。」

貴之「分かりました!! でも、それよりもお昼休憩にしましょう。 お腹減ると集中力減りますから。」

潤「それもそうですね。」

私達は一旦ゲームを中断して昼御飯の時間にした。
腹が減っては…戦が出来ぬだからね…。
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